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高梨沙羅選手は、スキー女子ジャンプで歴史に残る無類の強さを誇っていますね。

 
若干21歳ではありますが、2011年国際大会での史上最年少優勝を皮切りにW杯、世界選手権で数々のタイトルも記録しており、2017年2月にはスキージャンプW杯の歴代最多に並ぶ53勝をあげています。

 
国内では女子ジャンプでの報道の中心であり、女子ジャンプの報道=高梨選手を報道するといっても過言ではありません。

 
現在は不調で11試合連続で未勝利と状態が良くありませんが、今年2018年に平昌で開催される冬季五輪では「金メダル」の期待がかかっています。

 
今回は高梨選手の経歴と現在の状態を見つつ、なぜそこまで勝てるのか、強さの秘密について調べていきたと思います。

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高梨選手のプロフィールと経歴

歴代最多勝利タイ

プロフィール
・生年月日:1996年10月8日
・年齢:21歳
・出身:北海道
・身長:152㎝
・体重:45㎏
・職業:A型
・所属:クラレ

 
高梨選手は小学校2年生からジャンプの競技をスタートさせ、2009年には初の国際大会へ出場、そして、翌2010年には国際大会で初の3位になり表彰台に登りました。

 
2010年ということは、わずか14歳で3位という驚異的な強さですね。

 
2011年にはオーストラリアで開催されたコンチネンタルカップ(国際大会)で初優勝。

 
優勝時の年齢は14歳であり、これは男女での史上最年少優勝記録でした。

 
そして、高梨選手が快進撃を魅せるのはこの2011年からです。

 
2011-2012シーズンシーズンからの成績をご覧になってください!

 
●スキー・ジャンプW杯
・2011-2012シーズン 銅
・2012-2013シーズン 金
・2013-2014シーズン 金
・2014-2015シーズン 銀
・2015-2016シーズン 金
・2016-2017シーズン 金

 
●世界選手権
・2013年 銀(女子個人ノーマルヒル)
・2013年 金(混合団体ノーマルヒル)
・2015年 銅(混合団体ノーマルヒル)
・2017年 銅(女子個人ノーマルヒル)
・2017年 銅(混合団体ノーマルヒル)

 
これは決してジュニアの部門ではありません。

 
20歳にして団体も含めて世界の頂点に5度も立っているのです。

 
何より、W杯で6大会中4大会で優勝しており、近年ではほぼ敵なしの状態ですね。

 
2年に1回以上の確率でシーズン優勝をもぎ取るわけですから。

 
2015-2016シーズンには前人未到のW杯10連勝を記録!

 
それまでの記録が7連勝だったことを考えるとレベルが異次元なのです。

 
そして、現在のW杯の通算勝利数は「53」。

 
この53勝はW杯の歴代最多勝利数タイです。

 
現役ながら、スキー女子の歴史に名を残することはほぼ間違い無いでしょう!

 

五輪メダルへの期待


 
2018年には平昌での五輪も開催されますね。

 
もちろん、高梨選手も優勝候補の一人です。

 
これだけの勝利を重ねながらも、2014年のソチ五輪では4位でしたので、是が非でも金メダルを狙いにいくでしょう。

 
試合後にも「実力が足りなかった」と悔しさを滲ませていただけに、今回の五輪ではリベンジを果たしてほしいです。

 
現在は11未勝利と不調ではあり、直近で開催されたW杯第10戦では表彰台に届かずに4位の成績でした。

 
しかしながら、高梨選手は、

 

「きょうは混戦の中で試合ができた。オリンピックも混戦になると思うので、最後の最後で決めていかないと結果につながらない。自分にとっては収穫の多かった、いい経験になった試合」

 
と、前向きに捉えています。

 
W杯も一戦一戦が厳しい戦いではありますが、五輪はまた別の雰囲気があるでしょう。

 
今期はこれまで未勝利ではありますが、五輪特有の雰囲気を味方につけて、頂点を目指してほしいですね!

 

 

高梨沙羅選手はなぜ強いのか?

強さの秘訣

高梨選手は身長152㎝と体格では決して、他の選手よりリードしている選手ではありません。

 
しかし、高さがなくても勝てるということは、当然、理由があるわけです。

 
理由の1つに身長の低さを逆手にとっている点があげられます。

 
一般的にスキージャンプにも体型の利点はあります。簡単に表記すると下記のようになります。

 
・身長が高い・・・加速が早くなる  ↔︎  ジャンプの浮遊時間が短い
・身長が低い・・・加速が遅くなる  ↔︎  ジャンプの浮遊時間が短い

 

同じ高さから重いものと軽いものを落とした際に、重いものの方が速度がつきます。

 
つまり、体格が大きい(=体重が重い)選手の方が助走の段階で明らかに加速できます。

 
そして、助走で加速した方が当然、遠くまで飛ぶことができます。

 
軽い選手の方が浮遊時間は長いですが、ジャンプは上ではなく前に飛ぶスポーツなので、加速した方が良いと考えるのが通説です。

 
このように体重が重い選手が有利な中、高梨選手が勝てる理由は、飛行速度が落ちないことです。

 
どういうことか解説すると、競技は【助走 → ジャンプ → 浮遊 → 着地】の順で行われます。

 
身長が高くてある程度体重がのってる選手が有利になるというのは、最初の助走の部分で大きなアドバンテージが取れるからとお伝えしました。

 
一方で、高梨選手は体重が45㎏前後のため、この助走部分では通常の運転でしょう。

 
しかし、凄いのはここからで、助走からジャンプする際に速度が落ちないのです。

 
体格が小さいことはその分、動作が小さいということです。高梨選手は助走のスピードを一切殺すことなく、ジャンプと浮遊が可能になります。

 
もちろん、各所の技術と体格が強いので、しっかりと浮遊して空中でバランスも崩しません。

 
つまり、高梨選手は助走部分ではマイナスを作らず、他の選手がマイナスになるジャンプと浮遊でしっかりとアドバンテージをとっているのです。
 

 

勝ちすぎでルール変更

スキージャンプ史に間違いなく名前を残す高梨選手ですが、ここ数年でルールー変更の声も聞こえてきています。

 
一部では高梨選手の一極で強すぎるからなのでは?という話とも噂されているほどです。

 
スポーツは競技である一方、魅せ物としても周囲を盛り上げなければいけません。

 
ましてはジャンプとなると北欧主体の競技なので、欧州が変更を求めると連盟も聞くに聞かざるを得ない状態にはなるでしょう。

 
考えられるのは使用するスキー板の基準を変更したり、ジャンプ台のスタート位置で規定を変更するなりと様々なことが考えれます。

 
現時点では具体的な構想はありませんが、2018年の五輪前に変更することは避けて欲しいですね。

 
ただ、現状を考えるとルール変更はもうないでしょう。

 
高梨選手は2014年のソチ五輪では惜しくも4位とメダルに届きませんでしたから、何としても今回はメダルを獲得して欲しいですね。

 

高梨沙羅選手は絶不調!?

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オフが忙しい!?

 
しかし、現在は11戦連続で未勝利と過去1番といっていいほど不調です。

 
確かにこれまでが勝ちすぎていると言われればその通りですが、実績を考えると低迷していることは一目瞭然です。

 
技術的な力が数ヶ月で変わることは考えられず、オフのトレーニングが不足していたとも言われています。

 
トレーニング不足は高梨選手がサボっていたということではなく、オフの合宿先であるフィンランドの天候が悪く、なかなかジャンプ練習が行えなかったとのことです。

 
もちろん、これまでも何度と逆境に耐えてきましたが、高梨選手のライバル達も力をつけており、今シーズンはわずかに差をつけられているという状況です。

 
さらに、2017年での活躍で各メディアに引っ張りだこでしたからね。

 
新たなスポンサー契約もあったと思われますので、その度にイベント等に出席する必要が出てきます。

 
まだ21歳ということもあり、全てが初めてのことだと思われるので、時間の作り方やマスコミへの対応も苦労してる部分はあるかもしれませんね。

 
ウェブサイト等でも批判やネガティブな言葉を見ることも多いため、本人もメンタルの部分で疲れている可能性あります。

 
競技の面でも世界新記録がかかった中でプレーしているわけですから、他の選手とは気持ちの面でも違うでしょう。

復活の可能性

 
現在は不調とはいえ、実績をみれば高梨選手の実力は説明するまでもありません。

 
どんなに凄い選手であれは、不調の時期は必ずあります。

 
勝利から遠ざかっているのとは少し不安要素ではありますが、平昌五輪ではしっかりと結果を残してくれると思います。

 
ここまでの悔しさをバネにして、五輪を完全復活の舞台にしてほしいですね。

 

 

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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