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28歳から役者の道へ進む!

田中要次さんという俳優をご存じでしょうか。

10月から始まるのNHK新朝ドラマ・『べっぴんさん』での主要キャストとして出演が決まりましたね。そして、来年公開予定の映画『蠱毒 ミートボールマシン』では主演を務めます。

●田中要次(たなか ようじ)
・1963年8月8日(53歳) 
・A型
・長野県出身
・身長178cm

・主な出演ドラマ
『HERO』『逃亡者』『エジソンの母』
『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』
『RESCUE〜特別高度救助隊』『アンタッチャブル〜事件記者・鳴海遼子〜』
『崖っぷちのエリー』『純と愛』『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』

・主な出演映画
『鮫肌男と桃尻女』『KILL BILL』
『手紙』『HERO』『桜田門外ノ変』『道〜白磁の人〜』『家路』

これまで名脇役としてテレビドラマや映画に出演を果たしておりますが、田中さんが役者業へ進んだのは、28歳のときです。この業界のスタートとして決して早くはありませんでした。それまでは国鉄職員を経て、JR東海の社員でした。JR大府駅や安城駅などにも勤務していたそうです。

1990年にJRを退職。サラリーマン歴はなんと8年8ヵ月でした。

多くの俳優が10代から進んでおりますので、田中さんはその中では遅咲きなのかもしれませんね。JRを退職後は、俳優であり映画監督も務める竹中直人さんの付き人となり、現場スタッフを得て俳優へ転身します。

ブレイクのきっかけは3文字のセリフ!?

田中要次さんがブレイクするきっかけとなったのは、木村拓哉さん主演のテレビドラマ「HERO」でした。このドラマはフジテレビの月9枠で2001年に放送されました。その後は映画、またテレビドラマでも続編が放送されるなど大ヒットしましたね。2001年の放送では全話で平均視聴率30%を越えていました。今では信じられない視聴率です。

田中さんの役柄は、バーテンダー役でした。主演の木村さんが検事の久利生を演じていますが、久利生(木村さん)が仕事終わりに向かうバーのマスターといったところでしょうか。

少し変わっているのは、バーなのにお酒だけなく、鮭の定食、クレープ、お寿司など、とにかくなんでもお料理を提供する点ですね。

木村さんがさすがにないだろうと思いながら「●●●ってありますか?」という言葉に、田中さんがいつも「あるよ!」と答えるのがお決まりのシーンでした。

ちなみに、田中さんが演じたバーデンダーのセリフはこの「あるよ!」のみ。不思議な役でしたが、寡黙で不愛想ながら、どこか暖かい雰囲気がある役でした。セリフが全くないですが、表情や間合いなど存在感がありましたね。

後の共演者である浜田岳さんからは「あるよ、の人」と呼ばれたとのことです。

その他にもあるよ!田中要次さんの記録!

・2000年に放送されたCM数は11本
・2001年からの映画出演数が最多(らしい・・・)
・漬物の「すんき」が大好きなようで、木曽町から「すんき大使」の任命を受けた
・2011年映画「ロボジー」への出演のため、大型二輪免許を取得(ちなみに、たった2シーンのためだった)
・竹中直人のみならず、室井滋の付き人でもあった
・もう一つの芸名として、BoBA(ボバ)と呼んでほしいといバラエティ番組で明かす。これは、自身のデビュー作品『佐木伸誘/SEEK AND FIND』での役名とのこと

来年には初主演映画も控えている!

田中さんは、来年には初主演映画も控えています。タイトルは「蠱毒 ミートボールマシン」。蠱毒は、こどく、と読みます。「進撃の巨人」の特殊造形を手がけた西村喜廣が監督を務めています。この映画は2005年の「ミートボールマシン」に続くシリーズ第2弾です。

田中さんは余命が限られている中で謎の生命体に寄生されたダークヒーローを演じています。

田中さんの役の設定は、中年の借金の取り立て屋。取り立て屋なので派手なイケイケな感じかというとそうでもなく、債権回収の目標を毎度達成することができず、いつも上司にいびられている冴えない雰囲気が漂っているそうです。

さらに、医師からがんを患っていることを宣告され、余命も残りわずか言い渡されます。絶望の淵にいるときに謎の生命体に寄生されてしまいます。しかし、他の人間も寄生されていることがわかり、その魔の手が愛する女性・カヲルにまで及ぼうとするのを防ぐために、激しい戦いを繰り広げます。

この作品は西村監督が企画段階だった4年前から田中さんに声をかけていたほど。監督も相当、出演を熱望されたようですね。

53歳にして映画初主演とは、中年男性の希望でもあります。決してデビューは早くないですが、人生経験から醸し出される演技力が人気の秘訣なのはいうまでもありません。田中さんはこの映画決まり、「驚き」「僕でいいのか」と思ったとのことですが、いやいや、ファンは公開をお待ちしてますよ。

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