映画「もののけ姫」に登場する、野生に住む人間のサン。

サンの顔には赤い刺青のような化粧が入っていますね。

一体、なぜ顔に模様が入っているのでしょうか。

今回は、「もののけ姫」に登場するサンの化粧について深掘りをしていきます。
[the_ad id="5800"] [the_ad id="5494"]

【もののけ姫】サンの顔の模様は刺青?

「もののけ姫」は、「宮崎駿」がメガホンをとり、1997年7月に公開したスタジオジブリの長編アニメーション映画で、興行収入193億円を記録し当時の日本映画の興行収入を更新した名作です。

「もののけ姫」のストーリは、エミン村に住んでいた「アシタカ」は、その村を襲った「タタリ神」という化け物を退治しました。しかし、そのときの傷がもとで、アシタカは右腕に呪いを受けてしまう。

この呪いは、「強大な力を与えるが、人間の体を徐々にむしばんでいき、やがては死へ追いやる」恐ろしいものでした。

そしてアシタカは腕の呪いがあるために村を追い出され、この呪いを解くために、「タタリ神」がやってきた西へと旅をするというストーリです。

その旅の中で、アシタカは山犬に育てられたヒロインの「サン」と出会う。

「エボシ」という村の統治者が難病の患者に仕事を与える為、鉄をつくる村『タタラ場』を作る為に、森を切り開き開しなくてはならなくなり人間と神々が対立する事になってしまいます。

その神々の怒りを静める為に「サン」は、山犬のもとへ生贄として放り出されたのです。

その後2本の尾を持つ白く大きな300歳の山犬の「モロ」に実の娘のように育てられます。

人間でありながら、自分は山犬だと信じ、森を破壊している人間を恨み「タタラ場」や「エボシ」に何度も襲撃を繰り返していました。

そこには、サンの生い立ちである「自分を生贄にした人間」への恨みもあったのかもしれません。

そんなサンは、「おでこ」と「両頬」に3つの赤い刺青のような模様があるのが特徴の1つです。

これは山犬の血で書かれたものであると言われています。

【もののけ姫】サンの顔模様の意味は?

[the_ad id="5494"] このサンの顔模様について、「もののけ姫」の魅力を宮崎駿監督や声優陣のインタビューや、CGや撮影などの映像技術解説などさまざま角度から紹介している「ロマンアルバム」で、下記のように記載されています。

「それはサンの、決して流さぬ涙の代わりなのかも知れない」

この一文と、山犬の血で顔模様が書かれていることを踏まえると「山犬一族の印」であり、「人間であることを捨てる」という意思表示なのかもしれません。

【もののけ姫】サンの顔模様の元ネタやイメージは?

この「サンの顔模様」ですが、これは「アイヌの顔刺青」が元ネタになっているのではと言われています。

アイヌの女性たちは、体に刺青をする習慣がありました。

10代になり初潮を迎えると「手」・「腕」・「額」などを青い刺青で飾ります。

そして結婚すると、「唇の周り」に刺青をしていました。

刺青の歴史は古く、刺青自体は日本では縄文時代からあるようで、小刀で傷をつけて炭を溶かした水を入れていたとも言われています。

まとめ

今回は、

●【もののけ姫】サンの顔の模様は刺青?

→刺青ではなく、山犬の血で書かれた化粧

●【もののけ姫】サンの顔模様の意味は?

→「人間であることを捨てる」という意思表示

●【もののけ姫】サンの顔模様の元ネタやイメージは?

→「アイヌの顔刺青」が元ネタになっている

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
[the_ad id="5800"] [the_ad id="5494"]

Twitterでフォローしよう