スラムダンクに登場する流川楓は、高校でもトップクラスに入る選手です。

流川はチームメイトの桜木花道の実力を認めているのでしょうか。

物語では最後まで曖昧なまま終わっていますが、様々な描写から推測することは可能です。

今回は、スラムダンクの流川楓が、桜木花道の実力を認めているかどうかについて深掘りしていきます。

また、物語に出てくる「終生のライバル」の関係性についても解説していきます。
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スラムダンク流川は桜木の実力を認めてる?

スラムダンクの流川楓は、チームメイトの桜木花道をどうみているのでしょうか。

流川の実力はいうまでもなく高校トップクラスですは、桜木は才能が豊かとはいえバスケを初めて4ヶ月です。

流川が桜木の実力を認めているのか?

時系列に沿ながら、考察していきましょう。

桜木と赤木の1on1

流川が、桜木のバスケシーンを初めてみたのは第6話「JAM(ジャム)」になります。

というより、桜木はここで赤木と1on1を行い、初めてバスケットボールという競技に触れることになります。

しかし、この桜木vs赤木の対決の段階で、桜木は驚異的な身体能力を見せています。

具体的には、フンフンディフェンス、ルーズボールを赤木から奪う、ボードに当ててそのままダンクを決める、などです。

もちろん、桜木はこの段階ではバスケ経験がゼロのため、ドリブルもできない素人ですが、赤木から曲がりなりにもボールを奪い、ゴールを決めたことは流川の印象に残ったようです。

この話の最後に流川が描写されていますが、その際に早くも、

やるじゃん

桜木・・・

というセリフがあります。

しかしながら、この段階では、あくまでもバスケ経験がないこと前提に「やるじゃん」と思っているだけであり、ライバルとして認めているとはまたちょっと違うでしょう。

また、この段階ですでに驚異的な身体能力には驚いているものだと思われます。

陵南との練習試合

インターハイ予選前の段階で、湘北は陵南と練習試合を行います。

この試合で桜木は素人丸出しながらも、仙道にマークをしたり、魚住からリバウンドを奪うなど一定の活躍を果たします。

流川が桜木に対して感嘆している描写はないものの、この試合で桜木の潜在能力の高さに気づいていた可能性が高いです。

なぜなら、この試合で陵南の監督である田岡も桜木の潜在能力に気づいており、

あの10番は鍛えればものになる・・・・

という言葉を今後の驚異なることを恐れて、赤木に伝えているをのやめています。

この試合で流川は桜木と一緒に仙道をマークしており、素人が仙道をマークすることの難しさを誰よりも理解しているはずです。

それでも曲がりなりにも、桜木は仙道をマークしており、その能力の期待値は認めていたと思います。

翔洋戦での「らしくねーんじゃねーのか」

インターハイ予選が始まり、当初は桜木は控え選手で、かつ、試合に出ても5ファウルで退場が続いていました。

しかし、徐々にチーム内で頭角を表していき、ベスト4をかけて翔洋戦にも出場を果たしています。

この試合では相手は海南に並ぶ競合にも関わらず、桜木はゴール下で活躍を果たしており、流川もリバウンダーとしての桜木については一定の評価をしていると思われます。

なぜなら、桜木が4ファウルで退場を恐れてゴール下で、ビクビクプレーをしているときに、

おい、何縮こまってやがる。

らしくねーんじゃねーのか

と流川自ら、桜木に話しかけています。

こんセリフは、逆説的にいえば、本来の力を発揮しろ、という意味です。

つまり、ゴール下で退場を恐れなければ、翔洋を相手にしても桜木は十分に通用することを理解しているといえるでしょう。

さらに、翔洋戦のラストでダンクを決めたものの、オフェンスファールで退場になった桜木に対して、

おい、惜しかったな

てめーにしては

と、自らねぎらいの言葉もかけているのです。

個人的には、この翔洋戦は流川が桜木を"ただの身体能力だけのバスケ選手"から、"ゴール下のリバウンドではチームに欠かせない選手"として考えたきっかけになったと感じています。

海南戦での「ぶちかませ」

続いてのターニングポイントは、翔洋戦の海南戦でしょう。

この試合では、流川も桜木の実力を認めざるを得ない状態になっています。

桜木はこの試合で得点、リバウンド、ディフェンスとチームでもトップクラスの活躍を果たしています。

特に赤木が抜けたゴールを下を事実上、一人で死守しており、海南相手に大きな活躍を果たしました。

それは試合を通して流川も感じていると思われます。

実際に、流川が途中で体力が力尽きて交代をしていますが、桜木は最後までフルパワーで力を発揮するだけでなく、終盤でルーズボールに果敢に飛び込むなどガッツあるプレーで流れを引き寄せていきます。

この試合を通して、流川は桜木のリバウンダーの能力と流れを引き寄せるプレー、そして、試合終盤まで尽きることのない圧倒的な体力、競合相手に一切怯えないメンタルについては、認めているでしょう。

最後に桜木が高砂をゴール下でかわし、牧を相手にダンクを決めてカウントショットを奪ったシーンでは、

ぶちかませ!

と応援していました。

ただ、この段階では4番ポジション、リバウンダーとして認めているとにすぎず、当然、1on1の実力でははるか上に自身が存在していると考えているのでしょう。

海南戦後の1on1「オレを全力をださせた」

[the_ad id="5494"] しかし、その1on1でも、流川が桜木を少し認める機会もありました。

それは海南戦直後の練習後、流川と桜木が1on1をしたシーンです。

1on1そのものが描写されてはいませんが、流川が圧勝したことはあきらかでした。

ただ、この時の1o1が山王戦の伏線となっています。

山王戦でのハイタッチ

最後の山王戦に入り、流川が完全に桜木の実力を認めています。

もちろん、2〜3番としては流川の能力が上ではありますが、4番ないしゴール下では桜木に完全にかなわないと感じていると思います。

高校最強センターの河田に対してほぼ互角の戦いをみせ、試合でもリバウンド、得点の双方でチームに大きく貢献しているのです。

相手チームの河田が桜木の実力を認めており、チームメイトの流川が認めていないというのはおかしな話でもありますしね。

その証拠に、流川は試合中、桜木に対して、過去の1o1の話を持ち出していました。

集中力が足りん

どーだか。あん時の方がまだマシだったぜ

オレに全力を出させたんだからよ

1on1では流川が圧勝したものの、全力でないと止められないほどの相手であったことがわかります。

おそらく流川は、この1on1の段階で桜木の実力が自分と同等になるという確信を持っていたのだと思います。

そして桜木が山王相手に通用している現実をみて、いちバスケット選手として実力を認めるに至ったのだと思います。

ここでは桜木に再び力を発揮させるため、このようなセリフをはいたのでしょう。

流川が桜木を認めたのは、ラストにパスを渡し、試合後にハイタッチをしていることからも明らかです。

流川と桜木の「終生のライバル」関係を解説

流川と桜木についてネット上で調べていくと「終生のライバル」という言葉が出てくると思います。

このセリフは、作中で誰かが言ったセリフではなく、背景描写と言葉の一つして描かれています。

この言葉コマは、実はスラムダンクの3話で登場しています。

最初は、屋上で流川が堀田ら不良をボコボコにした後、遅れて桜木が屋上に現れてから対面をしていました。

このセリフは後の伏線となっており、最終巻でしっかりと回収されるという素敵な話となっていますね。

しかし、物語だけを見れば、流川と桜木は修正のライバルといえるほど、しのぎを削っている訳でもありません。

最終的に桜木が流川に追いつきましたが、流川のライバルは仙道であり沢北といえるでしょう。

そう考えると、この段階では作者の井上先生も最終巻の展開まで考えておらず、あくまでも主人公に対するライバル的な存在(少年漫画のあるあるですね!)として、流川を描いていたものだと思われます。

スラムダンク流川が認めている桜木の実力

最後に、完全な考察ではありますが、流川が認めている桜木の実力についてまとめてみました。

これは、流川の立場に立ち、バスケットボール選手として桜木の方に分があると考えられるであろうものになります。

・リバウンド能力

・ジャンプ力

・ジャンプに対する瞬発力

・スクリーンアウトの強さ

・ブロックショット(縦のディフェンス)

・ゴール下のパワー

・ポストプレーに対する粘り

・コートを縦横無尽に走る体力と脚力

・ルーズボールなどに果敢に飛び込むガッツ

・チームや会場の雰囲気を変えるムードメイク

物語を通して、4〜5番ポジションとしては、完全に桜木 〉流川になっており、インサイドではその実力を認めていると思います。

もちろん、2〜3番では圧倒的に流川に分があり、むしろ、流川の実力は全国トップクラスのため、桜井でも追いつくのは至難のことでしょう。

まとめ

今回は、

●スラムダンク流川は桜木の実力を認めてる?

●流川と桜木の「終生のライバル」関係を解説

●スラムダンク流川が認めている桜木の実力

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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