今回は【エヴァ】シンジ「最低だ、 俺って」の意味は?アスカとの関係も考察というテーマについてお話します!

平成を代表するロボットアニメの名作『新世紀エヴァンゲリオン』そんなエヴァを代表する名セリフが『最低だ俺って』です。

では、果たしてこの『最低だ俺って』の意味とはいったいなんなのでしょうか。

そして、『新世紀エヴァンゲリオン』におけるヒロインであるアスカとの関係はどのようになっているのでしょうか。

今回はこれらについて解説していきます。

【エヴァンゲリオン】碇シンジ「最低だ、俺って」とは?

https://twitter.com/sindonarudo/status/1673176551276576768

まずは、「エヴァンゲリオン」の碇シンジのセリフ、「最低だ、俺って」のシーンとはいったい何だったのでしょうか。

『新世紀エヴァンゲリオン』のシンジから「最低だ、俺って」が発せられたのは、1997年7月公開の映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の冒頭シーンとなっています。

この『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』はTV版の最終回として描かれた作品となっており、事実上本作が旧劇エヴァにおける最終章であるとされています。

非常に90年代らしく終末感あふれる内容となっていますが、その内容の濃さなどから現在でもリメイク作品である『シン・エヴァンゲリオン』と比較しても名作であると多くのファンからは賞賛されています。

「最低だ、俺って」のシーンの詳細を解説

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それでは「最低だ俺って」のシーンの詳細についてご紹介します。

映画の冒頭シーンでは、精神崩壊したアスカが病室で治療を受けています。アスカはTV版22話「せめて、人間らしく」で第15使途アラエルに挑みますが、敗北を喫したことで、精神的に追い詰められ、精神を大きく病んでいました。

アスカは病院のベッドで集中治療のように全身で脈をとられ、意識不明の状態で寝ています。アスカを心配してベッドの横で見守るシンジ。そして、シンジがアスカの顔を見ようと肩に手にかけた瞬間、彼女の着ていた服がはだけてしまいます。

病室のため、ブラジャーはしておらず、バスローブのような簡易的な服を着ていたことで、アスカは裸同然の姿となりました。アスカの胸は丸見えとなり、パンツ一枚でベッドで寝ている格好になっていました。

ほぼ裸のアスカを前にしたシンジは、なんと、自慰行為をしてしまいます。

シンジの自慰行為そのものは描写されていませんが、白い液体がかかった右手が描かれています。

直接的な表現はないものの、シンジの右手に付いていたのは、シンジの精液であること事は間違いないでしょう。

そして、その後に「最低だ、俺って」のセリフが飛び出します。

アスカはシンジの行為を知っていた

「最低だ、俺って」のシーンでは、アスカはベッド上で精神崩壊により意識がないと思われいました。少なくとも、シンジの行為が描かれているシーンでは、アスカの意識が戻っている素振りはありません。

しかし、アスカはこの時、シンジを含めてあえて仲間を一線と引いてコミュケーションを取らない行動をとっていただけであり、胸がはだけた時に意識があったものだと考えられています。

後のシーンで、恐らく人類補完計画が作動し、アスカとシンジの精神が溶け合う際に、アスカがシンジに対して、『知ってんのよ、アンタがわたしをオカズにしてるって』や『いつものようにやってみなさいよ』といって黙認している素振りをみせています。

このことから、アスカはシンジが自身に対して性的な対象としてみていることを知っており、それを黙認していることがわかります。

地上波ではカット

そんな『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』は、2014年に深夜枠ではありますが地上波放送されていました。

しかし、地上波放送では、碇シンジの「最低だ、俺って」のシーンはカットされていまっていたといわれています。。

テレビ上、アスカの裸からシンジの行為まで流れは、規制にひっかかた模様です。「最低だ、俺って」のシーン以外にも、一部シーンで画面が真っ暗で音声だけとなっていて、地上波放送の規制上、カットシーンは多くあったといわれています。

これ以降、エヴァ作品はテレビで放映することはほとんどなくなったといわれています。

【エヴァンゲリオン】碇シンジ「最低だ、俺って」の意味は?

次に、碇シンジの「最低だ、俺って」のセリフの意味について解説します。なぜ、碇シンジは「最低だ、俺って」と言ったのでしょうか。

理由は、アスカに対する罪悪感に他なりません。アスカは病院のシーンでは意図的に意識がないフリをしていましたが、シンジからみれば精神崩壊で体力、気力ともに憔悴しきっていました。

衰弱するアスカを前に、心配をしつつも、裸を目の前にして男の性を露にしたシンジ。自分の快楽を優先させ、アスカを性処理の道具のように扱ってしまった自分を大きく嫌悪し、後悔したが故の「最低だ、俺って」だったのでしょう。

その後、シンジは自身の保護者であるミサトに対して、「アスカに酷いことをしたんだ」と述べています。

これは、自分が病床で寝ているアスカをオカズに自慰行為をしたことについての後悔であると考えられます。

ただ、シンジを擁護するのであれば、シンジはまだ14歳。所属は第3新東京市立第壱中学校2年A組、つまりは中学校2年生です。年齢的にも自分をコントールしにくい時期であり、やむを得ないという弁護もできるといえます。

また本作終盤はどの登場人物も精神的には追い詰められていき、お互いにお互いのエゴをむき出しにした行動をとったり、シンジ自身も保護者であるはずのミサトから性的な慰めを受けそうになったこともあったことから彼ばかりが悪いとは到底言えないのが本作の現状であるといえます。

【エヴァンゲリオン】シンジとアスカの関係を考察

それでは、シンジとアスカの関係について様々な考察をしていきましょう。

本編からの描写で、アスカはシンジに何かしらの好意を寄せていること、またシンジもアスカに対して性的な感情を寄せていることは明白であると考えられます。

それは、一体どうしてなのか。

それでは、『新世紀エヴァンゲリオン』TV版におけるシンジとアスカの関係について具体的な描写をご紹介します。

【9話】寝ている間にキスしようとするシンジ

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第九話 「瞬間、心、重ねて」では仕事の都合上、共同生活をすることとなったシンジとアスカ。

二人はお互いの心をシンクロさせることで、強力な使徒との闘う予定になっていました。

そこで、シンジは寝ているアスカの顔をみて、思わずキスをしそうになってしまいました。

戦いが終わった後、アスカは無線を通じてシンジに『あんたキスをしようとしてたでしょ』と口論をしかけます。

この時点で、シンジはアスカに対して性的な感情があったことは明白であるといえるでしょう。

【10話】アスカがシンジに惚れる伏線がある

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第拾話「 マグマダイバー」では、火山内にいる使徒を倒すために弐号機が特殊装備をみにつけて使徒の殲滅をはかります。

使徒の殲滅そのものには成功するものの、途中で命綱が切れてしまいそうになります。

エヴァの特殊装備はマグマの圧力・熱に耐えられず大破し最悪の場合が弐号機パイロットのアスカすらも死ぬ可能性があります。

そんな状況に陥ったアスカをシンジは初号機に乗ったままの状況で救助を慣行。

死を悟ったアスカですが、単身助けに来たシンジに「バカね、無理しちゃって」と嬉しそうな顔で微笑みかけました。

この時、アスカはシンジに対して異性として意識をするようになったのではないかといわれています。

【14話】嫉妬のセリフ

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14話「ゼーレ、魂の座」、シンジが零号機に乗った後に「綾波のニオイがする」と発言。その言葉に対して、アスカは「なにがニオイよ、変態じゃないの?」とイラッとした様子で反応します。

この言葉だけではアスカからシンジへの好意は判断できないですが、セリフの脚本には「自覚のない嫉妬まじりに」と記載があります。ここでの嫉妬は、アスカが綾波レイに感じる嫉妬でしょう。

【15話】キスをする

https://twitter.com/htGOIW/status/1893207711832998053

第拾伍話「嘘と沈黙」ではアスカの想い人である加持リョウジとシンジの保護者であるミサトが知人の結婚式に向かいます。

それに対する当てつけか、アスカはシンジにキスを迫ります。

これが二人のファーストキスとなりました。

キスしたあとアスカはうがいをしますが、シンジの方は少し顔を赤くし興奮していました。

本当に嫌っている場合はいくらあてつけとはいえキスをすることは考えられません。

このことからも、アスカがシンジに対して何かしらの好意を抱いているのは間違いないとみていいでしょう。

【22話】なぜ抱きしめないのかと問い詰める

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22話「せめて、人間らしく」では、アスカが第15使途アラエルからの精神攻撃を受けたとき、心の中のシンジに対して「何であんたがそこにいるのよ!何もしない!私を助けてくれない!抱きしめてもくれないくせに!」と声をあらげます。

「抱きしめてもくれないくせに!」という言葉でわかりますが、好意を寄せていない相手に発する言葉ではありません。

声優の発言

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アスカ役の声優、宮村優子は、アスカは本当に好きなのはシンジと発言しています。制作陣からこのような発言が出ていたり、また、一部のスタッフからは、旧劇場版はシンジとアスカの愛憎劇という声も上がっているといわれています。

アスカからシンジへの感情は非常に重い物ですが、シンジからアスカへの感情は比較的曖昧で明確にシンジ自身からの好意があるかについては明確に描かれていません。

しかし、シンジはアスカのことを恐らくほかのキャラと比較しても一番性的にみていることは明らかであるといえるでしょう。

新劇ではどうなっているのか?

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事実上リブートした作品とされている新劇エヴァシリーズの最終作「シン・エヴァンゲリオン」では旧劇までのアスカの意識と統合したようなアスカが登場、そこで「あんたの事好きだったと思う」といったようなセリフを言いました。

また、最終決戦前に新劇のアスカである式波アスカが「弁当を作ってくれてありがとう」といったようなセリフも言っていたことから、新劇世界でもアスカはシンジのことが好きなのではないかと考えられます。

とはいえ、「シン・エヴァンゲリオン」において、主人公の碇シンジは最終的にぽっと出のキャラである真希波マリと交際している様子をみせていました。

これは一部の従来のファンからは不評で、現在でも賛否がめっきりと別れています。

アスカとシンジに纏わる噂・都市伝説

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そんなシンジとアスカですが、実は一部では監督であった庵野秀明氏が宮村優子さんに惹かれたことで作品の内容が変わっていったのではないかという都市伝説が多くされました。

というのも、実はTV版におけるメインヒロインはほぼ葛城ミサトであり、OPの「残酷な天使のテーゼ」でもミサトのイラストが一番多く登場します。

このことから当初は葛城ミサトがヒロインになる予定であったのではないかといわれています。

しかし、中盤になるとアスカがクローズアップを受けていくようになり、これは監督の庵野秀明氏が声優の宮村優子さんに惹かれていったのからなのではないかといわれるようになっていきました。

無論、これらの話はあくまでも噂話でしかないのが実情です。

根拠もほとんどありません。

ただこういった噂に目を付けたのかネット雑誌『サイゾー』では以下のような暴露がされていました。

 また、テレビ版が放送されていた当時、庵野は、主要女性キャスト全員に、順々に惚れてゆき、その都度手を出そうとしていたという。熱烈アプローチをしてくる庵野に、女性キャストは皆、辟易としていたようだ。

「まずは綾波レイ役の林原めぐみ、そして葛城ミサト役の三石琴乃が、庵野に目をつけられていました。しかし気の強い林原や三石は、たとえ相手が出演アニメの監督だとしても、決して動じることはなかった。さすがの庵野も、自分には手に負えないと悟って、すぐにあきらめたようですが」(同)

 そこで、最終的に庵野がターゲットに絞ったのが、主要女性キャストの中で最年少だった、惣流・アスカ・ラングレー役の宮村優子だった。

「当時、庵野の宮村に対する執着は尋常ではありませんでした。仕事以外でもしょっちゅう電話をかけるわ、何かにかこつけて宮村を呼び出し、個人的に会う算段をつけようとするわ……宮村も、初めは仕方なしに相手をしていたようですが、次第にエスカレートしてゆき、危険を感じたようです」(同)

 そんな叶わぬ恋をしていた庵野だが、ある方法で、その思いに決着をつけたとウワサされている。

出展:サイゾー

この情報について、真偽は定かではありません。

これ以上の追記もないため、ガセである可能性はあるといえるでしょう。

ある種の都市伝説・噂であるとして、話半分で受け止めておいた方がよさそうですね。

まとめ

https://twitter.com/a2mLYDBijKMj0Eg/status/1899079776381657417

今回は、【エヴァ】シンジ「最低だ、 俺って」の意味は?アスカとの関係も考察というテーマについてお話ししました。

今回の話をまとめると、以下のようになります。

  • 「最低だ俺って」は病院で入院しているアスカをネタにオナニーしたことに対するシンジの自戒
  • TV版の過去話を振り返っていくと、アスカがシンジを徐々に好きになっていく伏線とシンジがアスカで性的な対象としてみていることがわかる
  • アスカとシンジは宮村優子に惚れたという噂があるが、真実かどうかは定かではない

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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