映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』には、血がついたような球体が登場します。シンジとカヲルがネルフから覗いた際に発見した球体のことです。

「エヴァンゲリオンQ」の球体を理解するためには、作中に登場する白い月と黒い月を考察する必要があります。今回は、「エヴァンゲリオンQ」の球体、白い月、黒い月について深掘りします。
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エヴァンゲリオンQの血がついた球体とは?

「エヴァンゲリオンQ」には、血が付着しているような球体が登場します。登場するのは、シンジとカヲルがネルフから覗いた際に発見した、下記画像の球体です。

地球のような青と白の球体で、周りには赤い血のような模様が見受けられます。球体の周囲にも、赤い十字架が多数存在しています。

この球体は、「エヴァンゲリオンQ」の作中では詳細の説明がなく、多く人が疑問に思っています。


結論から説明すると、「エヴァンゲリオンQ」の球体は、映画の作中では明らかにされていません。明確な定義を説明している登場人物はおらず、鑑賞後に各自が調査、考察して解明していくしかありません。

球体についてネットを調べていくと、下記3つの説が登場しています。

●「ただの月で意味はない」説
●「サードインパクト」説
●「白き月」説

それでは1つずつ、詳細を記載していきます。

「ただの月で意味はない」説

1つ目は、「ただの月で意味はない」説です。これは映画内で特段解説されていないため、描写に意味はない、という考えです。

球体は、映画内での解説はなく、球体そのものがストーリーへ影響を与えている描写もありません。「ただの月で意味はない」説は、球体をシンジとカヲルが覗た時に偶然目に入ったただの物体として定義しています。

絵コンテにも「穴だらけで中身がコア状になっている月」とだけ記載があり、特段意味をなしている書き方ではありません。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 画コンテ集』
(株式会社カラー)

「サードインパクト」説

2つ目は、「サードインパクト」説です。これは、球体は月、表面の赤いものはサードインパクトの時にリリスから吹き出した血が付着しているという考えです。

「サードインパクト」とは、「エヴァンゲリオンQ」の前作の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のラストシーンで発生した現象です。リリスが破壊された際に血が吹き出しているため、続編となる「エヴァンゲリオンQ」では、月に血がついたままという考えです。

「白き月」説

3つ目は、「白き月」説です。白き月とは、全ての生命の魂が入れられてるガフの部屋で、使徒(アダム系)の魂を授かる部屋です。

作中では「白き月」という描写や登場人物が解説するシーンはありません。しかし、「エヴァンゲリオンQ」では黒き月は明確に描かれているため、その対比として描かれている可能性が高いという考えです。

エヴァンゲリオンQの球体が白き月かを考察

[the_ad id="5494"] 「エヴァンゲリオンQ」の球体は、下記3つの説がネット上に上がっていました。

●「ただの月で意味はない」説
●「サードインパクト」説
●「白き月」説

物語に直接的に影響がないとはいえ、エヴァンゲリオンの世界観では、意味のないことの方が少ないと考えらるため、この3つ中では「白き月」説が最も有力です。ここでは「白き月」説について深掘りしていきます。

白き月とは何か

まず、白き月の定義について解説します。白き月とは、アダムのガフの部屋です。アダムとは使徒のルーツ(反対にリリスは人間のルーツ)とさします。

ガフの部屋とは魂を司どる場所であり、ガフの部屋に入ることで魂を持つ生き物として生まれることができます。ガフの部屋は「ヘブライ人の伝説にある、神の館にある魂の住む部屋」と明確に定義されていて、エヴァンゲリオンのオリジナル用語ではなく、実際の言い伝えとして古くから存在する概念です。

白き月の理由

エヴァンゲリオンのテレビシリーズでは、白き月は南極体力にあると定義されていました。白き月の中に、アダム、死海文書、ロンギヌスの槍も入っていました。

白い月が南極大陸にある理由は、地球に隕石がぶつかり、白き月が反動で南極に落とされ、その後に軌道をずらしながら月になったとされています。しかし、エヴァンゲリオンの「新劇」では、白き月が南極大陸に存在することは明確に語られていません。

一方で明確に球体=白き月であるというエビデンスが存在するわけでなく、あくまでもエヴァンゲリオンの世界観での推測、考察でしかありません。

まとめ

今回は、

●エヴァンゲリオンQの球体は何?
・「ただの月で意味はない」説
・「サードインパクト」説
・「白き月」説

●エヴァンゲリオンQの球体が白き月かを考察
・白き月とは何か
・白き月の理由

これらについてまとめました。

以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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