『魔法科高校の優等生』は、コミックス全11巻で完結しています。
 
『魔法科高校の劣等生』のスピンオフ作品として描かれていますが、物語の長さを考えると中途半端な終わり方であることは否めません。

今回は、『魔法科高校の優等生』の打ち切りについて、まとめました。
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魔法科高校の優等生は打ち切り?

『魔法科高校の優等生』は、シリーズ累計発行部数2,000万部を超える『魔法科高校の劣等生』のスピンオフ作品です。

コミックスでは2013年4月に1巻が刊行され、2020年9月に刊行の11巻で完結しました。2021年7月からはアニメ放送もスタートします。

『魔法科高校の優等生』は、本編の『魔法科高校の劣等生』と同じストーリーであり、物語の展開はほぼ同じです。

『魔法科高校の劣等生』は司波達也が主人公ですが、『魔法科高校の優等生』は達也の妹の司波深雪の視点で描かれているため、主要な登場人物や描かれ方が若干異なっています。

打ち切りについて説明すると、『魔法科高校の優等生』はコミックス11巻で第1シリーズが終わっていますが、その後に『魔法科高校の優等生 2nd Season』がスタートしています。

『魔法科高校の優等生 2nd Season』は『月刊コミック電撃大王』2021年4月号から連載がスタートしていて、原作の「来訪者編」を深雪の視点から描いています。

ストーリーが短い

『魔法科高校の優等生』も人気作品ですが、読者からは「打ち切りで終わったのか?」という声があがっています。

理由は『魔法科高校の劣等生』の原作ノベルが32巻に対して、『魔法科高校の優等生』はコミックス11巻と半分以下の刊行数です。

ライトノベルとコミックスのため正確な比較はできないですが、ストーリーが短くなっているのは事実です。

『魔法科高校の優等生』は本編の入学編九校編までしか展開しておらず、本編で描かれた横浜騒乱編、追憶編、来訪者編……などのストーリーには踏み込めていません。

人気シリーズにも関わらず、中途半端に完結しているため、打ち切られたと感じる人も少なくありません。

【魔法科高校の優等生】打ち切りの理由

[the_ad id="5494"] 次に『魔法科高校の優等生』が11巻で終わっている理由を考察していきます。

明確に〇〇だから連載が終わったとは明らかにされていないため、ファンの推測も含めて深掘りしていきます。

具体的には、下記の4つのどれかだと思われます。

●人気が出なかった
●本編の結末に合わせた
●アニメ1期分の契約
●権利関係のトラブル

それぞれについて解説していきます。

人気が出なかった

1つ目の理由は、最もベターですが、「人気が出なかった」というものです。

『魔法科高校の優等生』は、本編の『魔法科高校の劣等生』のスピンオフ作品のため、ストーリー自体に目新しさはありません。

同じ話をヒロイン・司波深雪で描いているため、ストーリーの視点は違うものの、驚くような展開はないといえます。

つまり、『魔法科高校の劣等生』はその先のストーリーをわかった上で読んでいるので、大きなサプライズもなく、徐々に熱も冷めていった可能性はあります。

ネットの掲示板にも下記の書き込みがありました。

>>57
絵は綺麗だよ

評価?原作に忠実だから本編と大して変わらん
入学編とかほぼそのまんまだったわ

『魔法科高校の優等生』は司波深雪の視点で描かれているため、非常に新鮮な点は良いのですが……

オリジナルの登場人物もいますが、本編を超えるような展開ではないため、途中で終えたとしても不思議ではありません。

「2nd Season」と区切りをつけて再出発を図ったのはそのような理由かもしれません。

本編の結末に合わせた

2つ目の理由は、本編の結末に合わせた可能性があります。

どういうことか解説すると、『魔法科高校の劣等生』は最終32巻が2020年9月10日に発売、『魔法科高校の優等生』も2020年9月10日に発売されています。

『魔法科高校の優等生』はスピンオフ作品であり、『魔法科高校の劣等生』を盛り上げるために発売されているとも考えられるため、本編と同時に終了するのは決して不思議なことではありません。

クライマックスにむけて本編を盛り上げるために「優等生」が刊行されていたとも考えられます。

ただ、『魔法科高校の優等生』も2013年からスタートしているため、これはこれでロングテールの作品であるため、作者のモチベーションや作品の整合性を崩さないため、同じタイミングで終了した可能性もあります。

アニメの契約

3つ目の理由は、アニメ1期分は放送させるため、です。

現代ライトノベルや漫画は原作でヒットし、アニメ展開させ、さらに原作を売り上げる…… というループになっています。

『魔法科高校の優等生』はスピンオフとはいえ人気作品であることは間違いなく、アニメ放送を見据えて刊行されていたと思われます。

アニメは1クール12話であり、コミックス4〜5巻まで刊行されていれば十分に放送できます。

『魔法科高校の優等生』は11巻で完結しているため、アニメのヒット次第では2期や3期の放送も期待できます。

もしくは、11巻をハイライト形式で放送することできるため、かなりバリエーションが広がります。

また、「2nd Season」としてコミックス化が進めば、アニメ『魔法科高校の優等生』の2期の可能性もあるでしょう。

権利関係のトラブル

4つ目の理由は、作者と出版社の間の権利関係のトラブルです。

具体的には印税やグッズ収入をめぐっての収益配分で、どのように分配するかで揉めるケースがあります。

しかし、このようなケースは双方にとって利益がなく、よほどのことが起きない限りは円満に進んでいきます。

『魔法科高校の劣等生』シリーズは非常に人気であるため、出版社からすればトラブルになって他社にうつられるのは困りますからね。

ジャンルは異なりますが、大ヒット漫画のスラムダンクは、作者と集英社の間で権利トラブルがあったといわれています。

スラムダンクの打ち切り理由が知りたい人はこちらもどうぞ。

【魔法科高校の優等生】アニメはどこまで?

最後に、『魔法科高校の優等生』がどこまで描かれたのかを解説します。

『魔法科高校の優等生』は本編の九校戦編のラストで終わっています。原作ノベルでは4巻の終わりにあたります。

「2nd Season」は原作ノベル9巻からの来訪者編が描かれています。

そのため、『魔法科高校の劣等生』で描かれた横浜騒乱編、追憶編は飛ばされている状態です。

まとめ

今回は、

●魔法科高校の優等生は打ち切り?

●【魔法科高校の優等生】打ち切りの理由

●【魔法科高校の優等生】アニメはどこまで?

これらについてまとめました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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