漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」は、単行本31巻が最終巻となり、連載が終了しました。

 
ジャンプでは1990年42号〜1996年27号、全276話にわたり連載をされており、途中でテレビアニメ、映画、ゲームなど様々なコンテンツも制作されています。

 
しかし、物語を読むと少し中途半端で終わっており、途中で打ち切りをされた感じも否めません。

 
スラムダンクが大ヒット漫画であることはいうまでもなく、そんな中で中途半端に連載が終了した真相が知りたいですね。

 
今回はスラムダンクの連載は打ち切りとなった理由について深掘りしていきます。

スラムダンクは中途半端に連載が終了している

スラムダンクを読んだ人は、中途半端に連載が終了していることに驚く人は多いと思います。

 
主人公の桜木花道は通う湘北はインターハイ2回戦で山王工業に勝利しましたが、その後のシーンは描かれることなく連載が終了しています。

 
インターハイ3連覇中の山王工業を湘北が破り、これから全国大会を勝ち上がっていく・・・・と思いきや、まさかの展開に驚いた人も多いでしょう。

 
山王工業に勝ち湘北は3回戦に進出をしていますが、作中では「愛和学院にウソのようにボロ負けした」と1文があり、春子の手紙を通してのエピローグが描かれています。

 
物語途中で登場した全国のライバル校(名朋工業高校、愛和学院高校、大栄学園高校)は大きく深掘りされたものの、結局対戦することなく、終わっています。

 
連載が不人気で読者が少ないのであれば違和感はなかったでしょう。

 
しかし、当時はスラムダンクは人気絶頂期であり、最終回となる1996年27号では表紙と巻頭カラーの両方を飾っています。

 
最終回での単独の表紙は長いジャンプの歴史の中でも「こちら葛飾区亀有公園前派出所」と「スラムダンク」だけ。

 
普通、連載が終了する=売り上げ部数が落ちている、というのが普通であり、よほどのヒット作品でない限り大々的なPRはなされません。

 
では、なぜ人気絶頂の中で連載が終わってしまったのか。

 
一般的な「打ち切り」とは大きく意味は違いますが、連載が中途半端に終わっているという点では打ち切りと思う人も少なくありません。

 
以下、その真相について深掘りしていきます。

スラムダンクが打ち切りの理由は?

スラムダンクが連載終了をした理由について、作者の井上雄彦先生が下記のように語っています。

 

「インターハイの組み合わせを作った時点で山王戦が最後と決めていた」

「トーナメント表を出したからには決勝まで行くっていう決まった道はもう進みたくない」

「前の試合よりもつまんない試合は絶対描きたくない」

「山王戦より面白い試合は描けないと思っていた」

「テンション高いところで終わらないと、作品にとって不幸になっていく」

NHK『トップランナー』2000年6月15日放送分出演時

 
内容を整理すると、

井上先生は2回戦で湘北が山王工業が対戦する決めた時に連載の終了を決めていた

前の試合よりもつまんない試合は絶対描きたくない(※事実、山王工業戦がもっとも長く充実した内容となっている)

山王戦の反響が過去最高潮に高く、ここで終わらせないと作品にとって不幸になっていくと感じた

 
ということでしょう。

 
確かに作品にとってみれば、下火となって読者が少なくなって打ち切りされるより、人気絶頂のまま終えたほうが連載後もいろんな人から読んでもらえます。

 
その証拠に、スラムダンクは2001年に完全版全24巻、2018年に新装再編版全20巻をそれぞれ発売しています。

 
これらは漫画の内容はそのままに表紙などの表面が変わっています。

 
また、井上先生の対談形式のインタビュー本「漫画がはじまる」(2008年発売)でも、スラムダンの連載終了の真相について触れられています。

 
●「漫画がはじまる」インタビュー(Twitter抜粋)

 
●「漫画がはじまる」インタビュー一部抜粋

詩人伊藤「すごくいいところでポンと切っちゃったような気はしませんか?」

井上「そういう意味では賛否両論ですよね」

伊藤「私はこの切り方がいいと思う」

井上「僕もそう思ってるんですけどね(笑)なんで文句言われるのか、よくわからない」

伊藤「漫画を読んでいて凄くつまらないと思うのは、ここで終わればいいのにというのを延々やっていて、力がなくなっちゃうことですね。」

井上「そうですよね。僕も漫画の読者だったから、読んできた中で思うのは、緩慢な死ーだんだん、だんだん死んでいくーという漫画がほとんどなんですね」

伊藤「ほとんどですよね。作品なんだから、作家もちゃんと責任持って終わらせないとだめなのに。漫画ってそこがだめ。こんな風に鮮やかにパンと終わる作品は滅多にないですよ」

井上「ある程度、支持を得られた作品であれば終わり方もちゃんとしなければならない、という考えがありました。長く続いてるうちに、いつの間にか雑誌の一番後ろに載るようになって、それでいつの間にか終わっていた、というパターンが多いと思います。

でも、すごくおもしろかった漫画ならば、終わる時には巻頭カラーであるべきだろうという思いがありました。

やっぱり、どんどんダメになっていってというのが、絶対嫌だったんです。

もう何も出ません。で終わりたくなかったというか」

スラムダンクの連載が終わったのは、井上先生から編集部に終わりの意向を伝えています。

 
"やっぱりどんどんだめになっていってというのが絶対嫌だったんです。「もう何も出ません」で終わりたくなかったというか」"

 
と記載されており、作品の終わり方も非常に気を使っていたようです。

 
当然ですが、編集部は大ヒット漫画をそんな簡単に終わりにしたくはないはずで、かなり抵抗したようですね。

最終的には井上先生の意向が通り、山王工業戦を最後に連載を終えています。

 
きちんとしたエビデンスはまだ見つけられていませんが、当初は山王工業戦で湘北が負けて連載が終了する予定だったという話もチラホラでています。

 
ただ、井上先生の連載終了の意思が強いと感じた編集部がなんとか湘北勝利の展開で書くよう依頼し、今の形になったそうです。

 
漫画が終了したことで連作より少し遅れて放送されていたアニメも全国大会編を迎えることなく、1996年3月23日で終了しています。

 
アニメついては確かにスピード感が一層ました全国大会編では描ききれない可能性もあり、あのまま終了して良かったと思います。

 
山王戦については終盤でほ緊迫感がありセリフがないシーンが続いており、アニメで再現するのは難しいでしょう。

 
続編については2009年4月に「スラムダンク-あれから10日後」完全版が発売されていますが、内容については10日後の各登場人物の近況をハイライトで描くことに留まっています。

 
スラムダンクの連載終了については、続編を待望する声もありますが、引き延ばさなかった終わり方が良いと思う人が多いです。

 
確かに連載が終了して20年以上が経過していますが、今もなお多くの人が話題にしており、愛されている作品です。

まとめ

今回は、

 
●スラムダンクは中途半端に連載が終了している
 
●スラムダンクが打ち切りの理由は?

 
これらについてまとめました。

 
以上となります。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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