『るろうに剣心』の緋村剣心が人斬りになった理由を解説します。
剣心の過去をネタバレしながら、抜刀斎から不殺を誓った理由についても深掘りしていきます。
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この記事の目次
緋村剣心が人斬りになった理由
『るろうに剣心』の緋村剣心が人斬りになった理由をネタバレで解説します。
前提として、剣心が人斬りになったのは薫や左之助と出会う前のことです。
剣心が薫と出会ったのは1877〜1878年以降と考察できるため、人斬り時代は1876年以前と考えて間違いありません。
それでは時系列に沿って、剣心が人斬りになった理由を記載していきます。
家族が襲われる
剣心は嘉永二年五月一日(1849年6月20日)に生まれ、もともとは「緋村心太」という名前でした。
幼少期に家族と一緒に出かけていた際に山賊に襲われ、剣心だけが生き残ったところを、比古清十郎に拾われます。
剣心は子供ながらに自分がもっと強ければ家族を守ることができたと考え、後悔の念を抱きながら強くなることを決意します。
そして、その気持ちが剣心をより強くさせていくのです。
比古清十郎の弟子
比古清十郎は当時から相当腕がたつ剣客であり、剣心(当時の名前は心太)の才能を惚れ込んで弟子にします。
「剣心」とは剣客に相応しい名前という意味で、比古清十郎から授かった名前です。以降は「心太」ではなく「剣心」として生きることになります。
剣心は比古清十郎のもとで飛天御剣流の修行をつみ、小柄ながらも才能に溢れた剣客に成長していきます。
14歳の時には、残す修行は奥義伝授だけというレベルに達していました。
桂小五郎・高杉晋作との出会い
奥義伝授を残した当時の剣心はまだ14歳。年代でいうと1863年でしょう。
当時の日本は倒幕運動により、幕府と討幕派の間で動乱がおきていました。
もともと剣心が強くなりたかったのは人を助けるため。
今がその時と考えた剣心は、比古清十郎の奥義伝授を残したまま、師匠の意に反して長州藩の奇兵隊の試験場へと向います。
試験場では、桂小五郎・高杉晋作の前で双龍閃により巻藁を破壊し、その実力を認められます。
以降は桂小五郎の命令により、表には出ない影の存在として、幕府の要心暗殺を請け負うようになります。
人斬り抜刀斎となる
要心暗殺を重ねる剣心は、優れた抜刀術の強さと冷徹さから、幕末の京都で「人斬り抜刀斎」と恐れられていきます。
『るろうに剣心』で剣心が「人斬り抜刀斎」といわれているのは、幕末の京都で多くの人を殺めたからです。
人を殺めれば殺めるほど、剣心は剣客として確固たる地位を確立していきます。
しかし、その一方で、人を斬り続ける自分の存在に疑問を覚え始めていくのでした。
緋村剣心が不殺となった理由
[the_ad id="5494"] 次に、緋村剣心が不殺となった理由をネタバレ解説します。結論から説明すると、剣心が不殺となったのは、妻の巴を誤って殺してしまったからです。
その経緯について、順番に解説していきます。
妻・巴との出会い
幕末の京都で「人斬り抜刀斎」として名を馳せていた剣心でしたが、自身の行為が世の中のためになっているのか、疑問を抱き始めます。
そんな時に巴と出会います。巴が剣心に近づいたのは好意ではなく、許嫁を剣心に殺害された復讐心からでした。
しかし、剣心はそんなことは一切知らず、また巴も剣心と一緒に時間を過ごすことで想いを寄せるようになります。
そんな時、巴が暗殺集団・闇乃武に拉致されてしまいます。
剣心が巴を斬殺
剣心は巴を助けるため、暗殺集団・闇乃武のリーダー・辰巳と戦います。
しかし、剣心は相手の罠にハマってしまい、視覚・聴覚・触覚を失ってしまいます。
その状態を目撃した巴は剣心を助けようと、辰巳に短刀を向けますが、視覚を失った剣心もまた辰巳を狙うために刀を振りかざします。
そして、運悪く剣心の刀は巴と辰巳の両方を直撃してしまい、巴も殺害してしまうのでした。
巴を殺害した剣心は、もう二度と人を殺めないと誓い、不殺となりました。
振り返れば、剣心は家族を失ったことで強さを求めましたが、結果的にそれが最愛の妻を殺害することとなりました。
剣心が巴を殺害した理由や経緯については、下記に詳しくまとめています。
緋村剣心の十字傷の謎をネタバレ
緋村剣心の十字傷の謎をネタバレで解説します。
剣心には右頬に十字傷を負っていますが、なぜ、それはつけられたのでしょうか。
結論からいうと、縦の傷は巴の許嫁・清里明良、横の傷は巴からつけられています。
剣心は幕末の京都で清里明良を暗殺する際、清里から右頬に傷をもらいます。(結果的には剣心は殺害します)
もう1つは、妻の巴が死ぬ際につけたものです。巴からの傷は原作とアニメ・映画で異なっています。
原作でが巴が持っていた短刀が手元から離れて自然ついた傷。アニメ・映画の場合は、巴自身が死ぬ直前に剣心につけたものです。
緋村剣心はなぜ人斬り抜刀斎に戻るのか?
『るろうに剣心』では、剣心は薫や左之助と出会った時はかなり優しい男性です。
とぼけることしばしばあり、薫からはかなり激しくツッコミされることもあります。
しかしながら、剣心は「人斬り抜刀斎」時代はかなり人格が違います。
「人斬り抜刀斎」は剣客として生きる中で染み付いたもう一人の人格といえますが、剣心が「人斬り抜刀斎」に戻ることもしばしばあります。
その時は口調が大きく代わり、普段の剣心は一人称が「拙者」ですが、「人斬り抜刀斎」になると「俺」に変わります。
目つきもかなり鋭くなり、多重人格ではないものの、全くの別人になります
剣心が「人斬り抜刀斎」に戻るのは、剣心では勝てないと感じた際に、ふとした瞬間に「人斬り抜刀斎」に戻り戦いを制圧しようとします。
明確なトリガーがあるわけではないですが、剣心として最大のピンチとなったり、剣心のままで周囲を救えない状況になると自然と切り替わるのでしょう。
具体的には、鵜堂刃衛、斎藤一、沢下条張との戦いの時に「人斬り抜刀斎」となりました。
しかし、物語の中盤以降は剣心自身も人斬りに戻らないことを強く誓い、不殺を誓いながら相手と戦っています。
そのため、瀬田宗次郎、志々雄真実、雪代縁とは通常の剣心として戦い、勝利しています。
まとめ
今回は、
●緋村剣心が人斬りになった理由
●緋村剣心が不殺となった理由
●緋村剣心の十字傷の謎をネタバレ
●緋村剣心はなぜ人斬り抜刀斎に戻るのか?
これらについてまとめました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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