1978年に公開された映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」。

 
作中ではルパンが「夢、盗まれたからな。」と言うシーンがあります。

 
夢を盗むとはあまり使わない表現ですが、どのような意味を持つのでしょうか。

 
今回は映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」で、ルパンが言った「盗まれた夢」について考察していきます。

 

ルパンVS複製人間の奪われた夢とは?

ルパンの「盗まれた夢」は、物語のクライマックスに向けてルパンと次元が会話するシーンで発言されました。

 
マモーとの戦いへ向かいルパンに対して、次元から会話を始めます。

 

次元「行くな、ルパン!」

ルパン「俺は、夢、盗まれたからな。取り返しに行かにゃ」

次元「夢ってのは女のことか?」

ルパン「実際クラシックだよ、お前ってやつぁ」

 
ルパンは自ら夢を盗まれたと発言をしています。

 
この発言を聞いた次元は(お前は何を言っているんだ?)と言わんばかりの雰囲気になりますが、言葉通りに意味を理解すれば、夢は盗まれません。

 
つまり、ここでルパンが発した夢というのは、「寝ながら見る夢」「将来の夢」とはまだ違う、何か別の意味をさしていると推測されます。

 

ルパンVS複製人間の奪われた夢の意味を考察

ルパンの夢を考察するにあたり、物語から多数のヒントを得ることができました。

 
特にルパンのクローンを作った宿敵マモーからの言葉は、ルパンの夢を明らかにしていきますね。

 

【考察①】ルパンの夢は「神の意識」だった

物語では、マモーがルパンを捕らえて頭の中を覗くシーンがあります。

 
これは物理的な解剖ではなく、脳内を視聴するイメージであり、潜在意識を視覚化していました。

 
最初はルパンの頭の中は、不二子を含む女性の裸とお菓子しかないため、マモーはもちろん、視聴者も呆れてしまったでしょう。

 
しかし、それはあくまでも表層意識(表向きの意識)であり、深層意識(もっと深い心の内側)には、何もありませんでした。

 
ルパンの全てを知ろうと企んでいたマモーはこれに驚き、

 

「なんということだ! ルパンは夢を見ない! 空間! 虚無! 

それは白痴の、あるいは神の意識に他ならない!」

 
と叫びます。

 
つまり、ルパンは夢を普段から見ておらず、それは「神の意識」とマモーは解釈をしたわけです。

 
確かに、なんでも知っている神様が夢を見るというのは矛盾していますからね。

 
ルパンは神様ではないですが、夢を見ないという点においては神様と同じとマモーは解釈をしています。

 
そうなると、夢を見ないルパンが夢を盗まれる・・・というのは矛盾が生じています。

 
そこで2目の考察に入ります。

【考察②】ルパンはこの時点でクローンの可能性もある!

夢を見ないルパンが、夢を盗まれるというのは矛盾が生じています。

 
しかし、言葉の意味に捉われずに、ルパンがマモーの元へ向かった理由を考えると、自ずと答えが出てきます。

 
ルパンが最後にマモーの元へ向かった理由は、「自分はクローン人間かもしれない」という考えがあり、それが事実か否かを確かめたかったからだと推測できます。

 
この物語は、「賢者の石」の下りを省くと、

 
①マモーはルパンのクローンを生成
 
②ルパンのクローンが処刑 ← ここから物語スタート
 
③マモーはクローンでルパンを作ったことを暴露
 
④ルパン(オリジナル)が自分は実はクローンなのでは?と自分を疑う
 
⑤ルパン(オリジナル)がマモーの元へ向かい確かめにいく

 
という流れになると思います。

 
もちろん、ルパン以外の問題(マモーの企みを阻止、不二子とのからみ)などの要素もありますが、ルパンだけにフォーカスした場合の流れです。

 
次元と別れたシーンで「俺は、夢、盗まれたからな。取り返しに行かにゃ」と言った時、オリジナルのルパ ンは自分がクローンかも?という疑問があったと推測されます。

 
しかし、下記のルパンとマモーとの会話で、ルパンはオリジナルだったことが判明したわけです。

 
(もちろん、視聴者は気づくと思いますが、ルパン自身は、自分はクローンでないと言い切るには材料が少なすぎでした)

 

「たわむれに作った君のコピーはどうしたのかね?

処刑されたのはあるいはオリジナルのほうだったかもしれない」

「バッキャロー、俺は俺だ、ルパン三世だぞ!」

 
この会話により、オリジナルのルパンが生きて、クローンが死んでいる、ということがわかりますね。

 
仮にオリジナルが死んでいるのであれば、マモーはお前はクローンだと伝えれば良いわけなので。

 

ルパンが盗まれた夢は「自己認識」(=アイデンティティ)

 
これらから考察するにあたり、ルパンはマモーの元に「クローンかどうかを確かめに行った」とわかります。

 
そして、そこからルパンが奪われたものを推測すると、いわゆる「自己認識」(=アイデンティティ)でしょう。

 
自分は本当のルパンなのか?あるいはクローンなのか?というきちんと認識ができずおり、マモーから夢=自己認識を盗まれたと表現したのでしょう。

 
夢という言葉を使ったのは、ルパンにとっての夢は自分自身であり、自己実現をすること、という隠れた意味があると推測します。

 
本当の答えはモンキー・パンチさんしかわかりませんね。

 

ルパンは夢を見ない理由を考察

マモーがルパンは夢を見ない・・・というセリフがあったと思いますが、これはルパンの夢は自身そのものだったという意味があると思います。

 
ルパンにとって夢とは、自分がルパン三世である限り現実世界で実現をしていくこと・・・だから夢を見ないという解釈が可能です。

 
ルパンが「バッキャロー、俺は俺だ、ルパン三世だぞ!」と叫んだのも、どの概念にも捉われずに服従もしないという考えで、「俺は俺だ、ルパン三世」という言葉が出てきたのでしょう。

 

ルパンは他の作品では夢を見ていた

しかし、ルパンは他の作品では普通に見たりもしており、それは表層意識(表向きの意識)での夢という意味かもしれません。

 
あくまでもこの映画で描かれた夢はルパンという人物そのものを描いており、深層意識における夢をさしています。

 

まとめ

今回は、

 
●ルパンVS複製人間の奪われた夢とは?
 
●ルパンVS複製人間の奪われた夢の意味を考察
 
●ルパンは夢を見ない理由を考察

これらについて考察しました!

 
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以上となります。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
 

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