『探偵はもう、死んでいる』のシエスタと君塚君彦の関係を考察します。

探偵のシエスタの助手を担うのが君塚です。

シエスタと君塚はパートナーとして3年間一緒に働いてきました。2人は両想いで恋愛関係にあったのでしょうか。
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【探偵はもう死んでいる】シエスタと君塚君彦とは?

『探偵はもう、死んでいる』のシエスタと君塚君彦の関係について考察していきます。

探偵のシエスタ


『探偵はもう、死んでいる』の主人公の一人がシエスタです。

シエスタは本編開始の1年前に死亡した設定ですが、主人公といって差し支えない人物です。

物語は君塚の視点で進められていきますが、事の中心には常にシエスタが存在していて、故人ながら常に物語に登場しています。

シエスタは探偵を自称する女性でその素性は不明。「シエスタ」はあくまでもコードネームであり、本名ではありません。

相手との距離が異様に近く、君塚には出会って間もない時からズケズケと任務を依頼していきます。

シエスタは助手の君塚を連れ回していきますが、依頼人を守る信条は強く、どんな時でも頼れる名探偵です。

シエスタの本当の目的は裏で世界を脅かそうとする巨悪組織・スペースの壊滅でした。しかし、志なかばで死亡してしまい、物語はシエスタが死んだ1年後からスタートしていきます。

助手の君塚君彦


君塚君彦は探偵シエスタの助手として活動しています。

君塚は中学二年生時にシエスタと出会い、以降は助手として行動をともにしています。

シエスタが君塚を助手に指名した明確な理由は不明です。

ただ、君塚の分析では自分の「巻き込まれ体質」により、スペース絡みの事件やトラブルが勝手に集まってくるため利用されるのではと考えていました。

君塚は最初は拒否しながらも、最後はシエスタの可愛い容姿に惹かれてしまい、弟子になること承諾します。

君塚はシエスタと共に過ごした3年間で見違えるように成長しています。

本編開始時点で君塚は18歳の高校生ですが、その時には数々の事件を解決し、新聞に掲載されたり警察とも顔見知りになったりしています。

【探偵はもう死んでいる】シエスタと君塚君彦の関係

[the_ad id="5494"] 『探偵はもう、死んでいる』のシエスタと君塚君彦の関係について解説していきます。

2人の出会いから、シエスタの死、そして、物語本編にどう繋がっていくかまでをネタバレでまとめました。

出会いのハイジャック事件

シエスタと君塚の初めての出会いは物語本編がスタートする4年前です。

中学二年生の君塚は持ち前の「巻き込まれ体質」で黒づくめの男にアタッシュケースを運ぶように依頼されます。

機内にいると「お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?」というキャビンアテンダントの声が聞こえます。

その声に反応したのが隣の席に座っていた女性。「はい、私は探偵です」と答えのがシエスタでした。

シエスタは半ば強引に君塚を助手として帯同させます。2人が向かったコックピットにはハイジャックの犯人が待ち構えていました。

ハイジャックの犯人は半人造人間のコウモリで、スペース(SPES)という秘密組織に属していることがわかります。

シエスタはコウモリとの戦いで追い詰められますが、君塚が土壇場でアタッシュケースを渡し、その中の武器を使って戦いを終わらせます。

そして、アタッシュケースを君塚に運ばせるよう、黒づくめの男に指示をしたのがシエスタだったのです。

シエスタの探偵としての目的はスペース(SPES)の壊滅。コウモリの存在は最初から知っており、わざと飛行機に搭乗していたのです。

文化祭の花子さん事件

飛行機で出会ったシエスタと君塚。ある日、シエスタは君塚の家に勝手入り、助手にならないかと話を持ちかけます。

シエスタは助手のメリットとして君塚の悩みを解決すると言い出します。そこで君塚は「学校のトイレに花子さんが出る」ことを伝え、2人は解決に向けて動き出します。

学校に向かった君塚とシエスタ。君塚はここでシエスタの制服姿に見惚れてしまい、恥ずかしすぎてしっかりと見ることもできません。

この段階で君塚は「助手になるのに契約書とかっているのか?」と聞いていて、ほぼ助手になることを決意しています。

一方、「学校のトイレに花子さんが出る」事件は、校内の陸上部で覚醒剤の密売がされていて、トイレが使えなくなる現象を指していました。

あっけなく解決したシエスタは再度、君塚に助手になるように依頼し、君塚はそれを承諾します。表向きは嫌々な雰囲気を出しながらも、内心はかなり嬉しそうでした。

君塚は学園祭でシエスタが見せた制服姿だけでなく、ウェディングドレス姿にも見惚れてしまい、彼女のことが気になってしまったのです。

切り裂きジャック事件

文化祭での一件以降、シエスタと君塚は探偵と助手として事件を解決していきます。

そんな時、ロンドンで切り裂きジャックが暗躍し、街中の人々が次々に殺されている噂を聞きつけます。

アリシアという少女も謎の少女も加わり、3人で事件解決を目指していきます。

シエスタと君塚はアリシアの「学校に通えるようになりたい」という願いを叶えるべく、一緒に行動を起こしていきます。

そんな時、スペース(SPES)のヘルが登場し、切り裂きジャック事件の黒幕がアリシアだと明らかになります。

アリシアは二重人格であり、普段はアリシアとして生活しますが、裏人格のヘルが殺害を繰り返したのです。

ヘルは心臓が弱っているため、自分の生命力を維持するために人間の心臓を狙っていました。

これは物語本編で明らかになりますが、アリシアは君塚の同級生の夏凪渚が無意識に変貌した姿であり、本当は夏凪渚の裏人格がヘルとなります。

シエスタの死

シエスタはアリシアを助けるべく、裏人格のヘルに立ち向かいます。

しかし、シエスタは最終的にヘルに左胸を傷つけられ、そのまま心臓を奪われてしまいます。

シエスタの心臓を奪ったヘルはそのまま自らの心臓をして体に埋め込んでいくのでした

ただ、シエスタは裏人格のヘルを押さえつけるためにわざと心臓を奪われていたのです。

シエスは心臓を奪われたことで死亡しますが、同時にアリシア(本当は夏凪)の裏人格ヘルを抑制し、彼女を救うことに成功します。

シエスタは今なお、夏凪の心臓に生き続けていて、この設定のまま物語本編に進みます。

(夏凪は記憶が喪失しているため、自分がアリシアになったことや、君塚やシエスタと会っていたことは覚えていません)

シエスタの遺産

物語本編ではシエスタの意思を継いだ君塚、夏凪、斎川、シャーロットの4人が「シエスタの遺産」として登場します。

夏凪が同級生の君塚に探したい人がいると話を持ちかけ、本編がスタートします。夏凪が探している人物は心臓の元の持ち主、つまりはシエスタだったのです。

その後に斎川、シャルも仲間に加わります。

4人はシエスタが生前に残した"シエスタの生体アンドロイド"に従い、それぞれの課題に向かいながら、スペース壊滅を目指します。

【探偵はもう死んでいる】シエスタと君塚君彦の恋愛を考察

『探偵はもう、死んでいる』のシエスタと君塚はスペースの壊滅を目指すべく、共に戦った同士です。

2人は物語中でお互いのことを「ビジネスパートナー」と呼んでいますが、実際はどうなのでしょうか。

2人の恋愛模様は明確に描かれていませんが、かなり距離が近いことは確かです。

君塚はシエスタが好き

君塚についてはシエスタが好きといっても良いのではないでしょうか。

もともと、君塚はシエスタの容姿に惹かれて助手を引き受けていますし、その姿にかなり敏感に反応するシーンが多いです。

本人は「巻き込まれ体質」と話していますが、シエスタの助手になると決めたのは君塚自身。彼女の探偵としての行動力にも魅力を感じていたと思います。

もちろん関係は探偵と助手ですが、君塚はシエスタのことを「世界で一番大切に思っているに決まっているだろ!」と断言しています。

この言葉は好きとは表現していないものの、相手へ好意を示すには十分でしょう。

その後、ヘルの内部からシエスタが声を発した時、「愛の告白は非常にありがたいけど、その愛する人間の顔に傷をつけるつもり?」と語っています。

シエスタも愛の告白と受け取ったようです。

シエスタと君塚は両想い??

一方で、シエスタは君塚のことを異性としてどう思っているかは定かではありません。

シエスタは君塚との体を密着させたり、一緒にベッドに入ったりしているため、男女として"いい感じ"にあることは間違いないでしょう。

しかしながら、シエスタ自身が君塚を恋しく想ったり、好意を真剣に口にしたシーンはなく、どれもからかい半分のセリフが多いです。

シエスタは本編開始時点では死んでおり、その本心はわかりません。

ただ、シエスタは君塚をかなり信頼しているため、異性としての想いは胸にしまっていただけなのかもしれません。

まとめ

今回は、

●【探偵はもう死んでいる】シエスタと君塚君彦とは?

●【探偵はもう死んでいる】シエスタと君塚君彦の関係

●【探偵はもう死んでいる】シエスタと君塚君彦の恋愛を考察

これらについてまとめました。
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