今回は『エヴァ考察・葛城ミサトはシンジのことが好きだったの?大人のキスの意味は』というテーマについてお話します!
平成を代表するロボットアニメの名作『新世紀エヴァンゲリオン』。
そんなエヴァを代表するキャラの一つとして有名なのは葛城ミサトです。
では、そんなミサトですが、果たして主人公碇シンジの事は好きだったのでしょうか?
そして、大人のキスの意味とはなんだったのでしょうか?
今回はこれらについて解説していきます。
この記事の目次
葛城ミサトの概要
葛城ミサトは『新世紀エヴァンゲリオン』及び、その関連シリーズに登場する女性キャラです。
職業は国連軍の特務機関である『ネルフ』に所属する軍人で、エヴァ初号機パイロットである碇シンジの上官を務め、私生活では保護者を務めており、日々シンジを公私問わず接しています。
普段は明るい性格ですが、時々冷たい部分やデリカシーのかけた発言を行ったり、冷酷な一面をのぞかせることもあります。
また、セカンドインパクト唯一の生き残りであり生存者であることから、使徒への憎しみは人一倍大きいものとなっており、それがシンジの負担になることもしばしばあり、そこがファンから不評を買うこともありました。
性格は非常に私生活では部屋が汚かったりとかなりガサツな面があり、また大事な連絡を中々できないズボラな一面があるなど、人格面では問題があり、正直いうと社会人としてあるまじき人物ではあります。
しかしその反面、高い行動力を持ち合わせており、巨大ロボットジェットアローンが暴走し、中にある原子力装置がメルトダウンしそうになった際には炉心融解を止めようとしたり、一人だけで生活するシンジを不憫に思い家族にしようとしたり、使徒との戦闘の際に巻き込まれそうになったシンジの同級生たちの人名確保を最優先にしたりと、正義感がかなり高い一面も時折覗かせることもあしました。
軍人であるからか、戦闘力も高く、旧劇場版では戦略自衛隊にネルフ本部が襲撃された際には、指揮官であるにもかかわらず孤立したシンジを助けに向かい、そこで戦闘員3名と白兵戦で戦闘、瞬く間に瞬殺。
その際には、銃撃を避け飛び蹴りを食らわせるなど80年代のアクションスター顔負けの動きをみせたことから、運動神経もかなり高いことが伺えます。
趣味は車の運転で、シンジを迎えに行った際に使徒から襲撃される街から逃げるさいにも瓦礫を避けきるなど運転技術も確かなものがあります。
愛車はアルピーヌで、かなり車に対して造形が深いことがわかります。
ミサトの声優は
葛城ミサトの声を担当した声優は、三石琴乃さんです。
- 本名:三石琴乃
- 生年月日:1967年12月8日
- 出身地:東京都
- 事務所:フリー
- 職業:声優・俳優
三石さんは、『セーラームーン』の主人公である主人公の月野うさぎを演じたことでも有名で、ミサトの役柄の影響で大人のお姉さん的キャラクターの仕事が増えて、90年代の声優バブルの中でも頂点の位置を獲得したまま、現在ではNHK大河ドラマなどにも出演しています。
考察・葛城ミサトはシンジのことが好きだったの?
それでは、ミサトはシンジの事が好きだったのでしょうか?
実はこれに関しては旧劇場版・新劇場版ではそれぞれシンジに対するミサトの感情が別となっているので順を追ってご説明します。
旧劇では
旧劇場版においては、ミサトとシンジの関係はかなりドロドロとした複雑な物になっており、一言で表現するのは複雑な関係となっています。
しかし、間違いなくミサト個人のシンジに対する好感度は高く、様々な意味で愛していたのは事実といえるでしょう。
家ではシンジとミサトは家族に近く、ネルフ本部では上司と部下という関係で、わかりやすくいえばシンジにとってミサトは年上の友人という感じとなるといえるでしょう。
しかし、旧劇及びTVシリーズにおいて、綾波レイがアルサミエルとの戦闘で死亡した後、ミサトはシンジにセックスを誘い慰めようとする場面がありました。
つまり、ミサトはシンジと性的行為しても別に構わないと考えているわけです。
というのも、実はミサトはセカンドインパクトでの被害にあっていこう、10年近く失語症に悩まされる時期になやんでいました。
それを乗り越え大学生になった20代に、加持リョウジと知り合い、恋人関係になるものの、ミサトは加持に父親を重ねていたことがわかります。
つまり、少なくとも旧劇ミサトにとっては、性行為は寂しさを埋める行為となっており、シンジと状況次第では性行為してもいいと考えていたのです。
結局、シンジはミサトからの性行為の誘いを拒絶したことで、性行為にはいたりませんでしたが、少なくともミサトの方はシンジに対して時折恋人のような感情を抱いていたの可能性が高くなっています。
シンジのほうも、補完される際にミサト・アスカ・綾波レイのきわどい光景をオカズにオナニーしていたのではないかという描写があり、もしかしたらアスカだけでなくミサトもオナニーのオカズにしていた可能性があります。
また公式から出されたカードダスでは、ミサトがシンジにベアハッグをかけている際にミサトの胸が顔に当たった際、赤くなるイラストがあったことから、シンジもミサトに少し性的な感情を抱いていた可能性があります。
しかし、TV版最終回ではシンジが補完される際にミサトと加持が性行為しているのをみて、ドン引きするようなシーンがあり、恐らくシンジがミサトに抱いていた感情はどちらかといえば、親戚のお姉さんへの憧れに近い感情であったとも解釈できます。
新劇では
その一方で新劇では、ミサトとシンジの関係は『親子関係』に終始しています。
まず新劇エヴァ完結作である『シン・エヴァンゲリオン』では、アスカが『シンジに必要なのは母親』といった旨のセリフをいうと、ミサトの顔にうつりました。
このことから、シンジにとってミサトは『実母以上に母親的な人物』として設定されたことがわかります。
また、本シリーズではミサトは加持の子供を妊娠・出産しており、シンジとの関係は旧劇に比べると良くも悪くも所詮『代理母子』となっています。
これは新劇場版という尺が決められた世界で仕方のないものかもしれませんが、旧劇場版に比べるとシンジとミサトの関係はわかりやすく、淡泊なものとなっています。
しかし、新劇におけるミサトは旧劇同様にシンジのためなら命を張ることができるシンジへの深い愛情・世界のためなら自分が犠牲になる正義感と自己犠牲の精神は残っています。
結局ミサトはシンジの事が好きなのか
以上のことからみても、旧劇においてミサトは明らかにシンジを異性としてみており、彼と性行為することも選択肢の範囲内であるり、シンジとミサトの関係は『家族・友人・上司部下・時折恋人』になるということがわかります。
その反面、新劇場版ではミサトとシンジの関係は『母子』に終始しています。
『大人のキス』とはなんだったの?
旧劇場版において、最終的に葛城ミサトは碇シンジを救出に向かうものの、最終的にはシンジをかばっているあいだに流れ弾をくらいそれがきっかけで死亡するという最期を迎えます。
その際に、シンジに対して以下のセリフを言い、彼をエレベーターに押し込みます。
「大人のキスよ。帰ってきたら続きをしましょう」
出展:エキサイトブログ
この際にシンジはミサトに大人のキスを行い、去ります。
これは、『新世紀エヴァンゲリオン』を代表する名シーンであり、現在でも高い人気を持つシーンとして有名です。
では、大人のキスはなんなのかというと俗に『フレンチ・キス』や『ディープキス』と呼ばれる舌をからめる長いキスです。
そして、『帰ってきたら続きをしましょう』というのは、性行為つまり性行為となっています。
しかし、この時点でミサトはすでに自分が死ぬことをわかっています。
それでも、シンジにはどこか生きていく希望をもってほしかった、ミサトはそのためにこういったキスをしたのではないかといわれています。
ミサトについてのトリビア
それでは、今回は葛城ミサトにかかわる様々なトリビアをご紹介します。
ぜひ、最後までお楽しみください。
ミサトとシンジが結婚する世界線があった!
実はミサトとシンジが結婚するゲームがあります。
これは『碇シンジ育成計画』という原作とは違うパラレル世界を描いたゲームで、ルート次第ではシンジとミサトが結婚する展開も存在することで有名です。
ミサト自身も『ようやく幸せになれた』と語っており、非常にかなり幸せそうな彼女が楽しめる名場面となっています。
またこのゲームでは選択次第ではシンジとミサトが性行為をする展開が発生しますが、これはバッドエンドルートの一つとして設定されています。
イーロン・マスクは実はミサトのファンだった
そんなミサトですが、実はとある意外な人物がミサトのファンであったりします。
それは大富豪のイーロン・マスク氏で、唐突に謎のツイートを投稿。
このツイートを訳すと、『シンジ君、ちょっち個人的に話があるの』となり、そこには妊娠検査薬を手にした姿がありました。
わかりやすくいうと、このネタ画像の中ではミサトはシンジの子供を妊娠してしまったということになります。
これはいわゆるミームといわれるもので、海外のエヴァファンの間では何かとミサトがシンジの子供を妊娠するミームが多く投稿されている背景もあります。
マスク氏はこの投稿の前後に日本の少子化を憂いる発言をしており、少子化を解消するためにはとにかく性行為するしかないと語っていました。
しかし、この時なぜチョイスしたのがミサトなのか不明となっていますが、このことからイーロン・マスク氏は実はミサトのファンで実はシンジとミサトのカップリングが大好きなのではないかという疑惑があります。
詳しいことは不明ですが、可能性はかなり高いといえるでしょう。
実はミサトが本当のヒロインだった
『新世紀エヴァンゲリオン』は、アスカ・綾波レイといったキャラが登場しますが、実はミサトこそ本当のヒロインだったのではないかといわれています。
というのも、エヴァンゲリオンのオープニングである『残酷な天使のテーゼ』で多いのはミサトとシンジのイラストで、後にヒロインとなるアスカのイラストはあまり存在していません。
このことから、当初はミサトが『新世紀エヴァンゲリオン』という話のヒロインとして想定されていたのではないかといわれています。
まとめ
今回は、『エヴァ考察・葛城ミサトはシンジのことが好きだったの?大人のキスの意味は』というテーマについてお話しました。
今回分かったことをまとめると、以下のようになります。
- 葛城ミサトは主人公碇シンジの上司・保護者
- 葛城ミサトはシンジに対しては、時と場合によれば性行為してもいい程度にはシンジの事が好き
- 葛城ミサトの最期のセリフである『大人のキス』はフレンチ・キスといわれる舌を絡ませるキスで、続きは性行為であり、これをシンジに行ったのはシンジに生きる希望を持ってほしかったから
- 葛城ミサトはパラレル世界を描いた『碇シンジ育成計画』では、シンジとセックスをしたり結婚したりする。
- 葛城ミサトはオープニング『残酷な天使のテーゼ』で登場回数が最も多く、当初はエヴァの本当のヒロインとして制作されていた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。