『魔法科高校の優等生』のオリジナルキャラクター、十七夜栞。

三高生徒の十七夜栞は九校戦編で初登場し、一高の生徒たちと対戦します。

今回は十七夜栞の正体、能力、強さをネタバレで解説していきます。

【魔法科高校の優等生】十七夜栞の正体

はじめに、『魔法科高校の優等生』の十七夜栞の正体について解説します」。

十七夜栞は『魔法科高校の優等生』のオリジナルキャラクターの1人であり、本編の『魔法科高校の劣等生』には登場しません。

名前十七夜 栞
読み方かのう しおり
生年月日2079年11月6日
身長163cm
体重52kg
高校国立魔法大学付属第三高校(2095年-2098年)

数字落ちの家系

十七夜栞は登場時から「十七夜家」の姓名がついていますが、もともとは"数字落ち"の家系の娘でした。

十七夜栞は「十七夜家」の養女となり、三高に通っているのです。

数字落ちとは、魔法技能師開発研究所でナンバーを与えながら、後にナンバーを剥奪された魔法師の家系を指します。

つまり、魔法技能師開発研究所では「成功例」でありながら、その後は「成功例」に相応しい成果をあげられなかったとして、数字を剥奪されています。

剥奪の理由は他にも、反逆の罪、重大な任務失敗、無能などがあげられています。

十七夜栞の元々の家系がどんな理由で数字落ちになったかは定かではありません。
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十七夜栞は高校入学と同時に「十七夜家」の養女となります。

その後、元々の家系の血縁関係にある両親との訣別を表明しています。

養子縁組が決まった直後、両親から「それで私たちのことは当然……」と期待される言葉をかけられます。

しかし、十七夜栞は、

ごめんなさい
育ててくれたことは感謝してるわ
でも、もう別々に歩む時期だと思うの
私も、あなたたちものね

『魔法科高校の優等生』5巻

と訣別を宣言。

九校戦では自分の過去を思い出すシーンがありますが、その時も「私はもう二度とあんなところには戻らない。愛梨と一緒い勝利に向かって進むだけよ」と語っています。

【魔法科高校の優等生】十七夜栞の能力十七夜栞の能力を解説します。

能力を解説

十七夜栞は金沢魔法理学研究所で持ち前の空間把握能力、演算能力に磨きをかけ、見たものを全てを瞬時に数式化し、魔法に応用する目を養うことに成功します。

それにより、一見ランダムな要素に見える粒子の軌跡でも、全てを予想することができます。

十七夜栞は中学から三高のエース・一色愛梨と同級生であり、物語の3年前にリーブル・エベーの試合で対戦しています。

試合は一色愛梨が勝利しましたが、その時に十七夜栞の「緻密さ」が見出され、一緒に上を目指すことを決意しています。

数学的連鎖(アリスマティックチェイン)

十七夜栞の得意な競技は新人戦でも出場したスピード・シューティング。

空間把握能力、演算能力を掛け合わせた魔法は「数学的連鎖(アリスマティックチェイン)」と呼ばれています。

この魔法は、スーパーコンピュターも凌駕するほどの演算能力を駆使し、数式を旋律させて確実にターゲットを狙い定めていきます。

【魔法科高校の優等生】十七夜栞の強さ

続いて、十七夜栞の強さを解説します。

十七夜栞は1年生という点を考慮すれば、まずまずの実力といえるでしょう。

しかし、新人戦では優勝には届いておらず、北山雫や明智英美などの一高の選手に比べるとやや実力が落ちる印象です。

事前に予測するタイプ

十七夜栞は基本的には対戦相手や先方に事前にシミュレーションし、予習を完璧に行う秀才タイプです。

十七夜栞の武器は空間把握能力、演算能力をベースにした緻密さであるため、戦前に準備をすることで確実に勝率をあげることができるのでしょう。

全てを計算して試合に挑むため、相手が予想だにしない実力を出した時や想定以上の出来事が起きると動揺が大きくなります。

新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクでは、明智英美が土壇場で力を発揮したことで、持ち前の計算も意味をなさず、敗戦しています。

メンタルが弱点

また、過去に数字落ちの家系から「十七夜家」の養女となった経緯があるため、”昔の自分”にかなりのコンプレックスを抱いています。

そのため、敗戦を喫すると過去の自分が再びフラッシュバックするのか、かなり落ち込んでしまう傾向にあります。

新人戦スピード・シューティングの準決勝で北山雫に敗れた後は、ショックで3位決定戦でも敗北。

精神的に追い詰められてしまい、そのまま部屋にこもってしまいました。

最後は水尾佐保や一色愛梨の励ましで復活しますが、メンタル的なもろさは弱点といえるでしょう。

【魔法科高校の優等生】十七夜栞の戦績

最後に十七夜栞の戦績を解説します。

十七夜栞は九校戦では、新人戦スピード・シューティング、新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクに出場しています。

新人戦スピード・シューティング

準々決勝では時折パーフェクトを記録するなど順調に勝ち上がりますが、準決勝で北山雫と対戦し、92対96で惜敗します。

敗因は北山雫の戦略を読み違えたからです。

北山雫のCADを特化型と思い込んでしまい(実際は「凡用型」)、予想以上に体力を消耗してしまいました。

新人戦アイス・ピラーズ・ブレイク

3回戦(決勝リーグ前の最終戦)にて明智英美と対戦し、敗戦しています。

試合の序盤から優位に試合を進めるも、双方のアイスが3〜4本になったときに明智英美が練習でも発揮していない力を出します。

相手の予想だちしない一撃に計算が追いつかず、敗北を喫しています。

十七夜栞は一定の実力はあるものの、九校戦ではベスト4が最高成績でした。

まとめ

今回は、

●【魔法科高校の優等生】十七夜栞の正体

●【魔法科高校の優等生】十七夜栞の能力

●【魔法科高校の優等生】十七夜栞の強さ

●【魔法科高校の優等生】十七夜栞の戦績

これらについてまとめました。

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