2009年8月1日に公開された映画「サマーウォーズ」。
作中で登場する犯人、人工知能(AI)のラブマシーンの存在が不気味ですね。
正体や黒幕については健二の友人である佐久間敬という説もあり、どんな内容なのか整理していきます。
今回は、映画「サマーウォーズ」に登場する犯人について深掘りをしていきます。
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この記事の目次
映画「サマーウォーズ」犯人の正体は佐久間?
映画「サマーウォーズ」に登場する人工知能AI、ラブマシーン。
侘助が作り上げた知識欲を持った人口知能であり、OZの世界を混乱に招きました。
作中では、ラブマシーンの裏で糸を引いていた存在は描かれていないですが、映画を鑑賞した人からは健二の友人・佐久間敬が怪しいという声があがっています。
見るのは三回目だが、三回目になると色々と新たな発見があるな。特にアレだな、あの一族と完璧無縁で、現地にもいなかったがサポートを続けた佐久間はなにげに重要だよな。 #サマーウォーズ pic.twitter.com/BaHu4pNTH9
— SOW@新刊発売中 (@sow_LIBRA11) August 18, 2017
健二と共にOZの保守点検のバイトをしており、ラブマシーンとの対決では主に情報収集で健二らをサポートした。
使用アバターは頭部だけドットの粗い擬人化猿。陣内家とコンタクトをとる際は、頭部だけが移動していた。
人工知能のラブマシーンは、侘助がつくりあげ、アメリカ国防省がデモンストレーションのためにOZ内に解き放ちました。
ラブマシーンは当初、"アカウント乗っ取とり知識を増やしていく"ことしかできなかったものの、次第に力をつけていき、
・管理棟に入りシステムを狂わす
・乗っ取ったアカウントを自由に操る
・国家機密の情報まで手を出す
etc
わずか1〜2日でOZどころか世界中を巻き込む力をつけていきます。
ただ、ラブマシーンが行ったことはOZそのもの乗っ取りではなく、アバターの乗っ取りです。
(その証拠にオズの守り神であるクジラは悠々と泳いでいました)
アバターの乗っ取りには、最初にユーザの秘密鍵の管理・保守を行う管理棟へ入れるアバターを見つける→乗っ取る必要がありますが、それをどのような手段で発見したのでしょうか。
確かに55人の天才が暗号をといていますが、前提としてそれはラブマシーンが暗号の解読式を手に入れたからであり、そもそも解読式をどのようにして手に入れたのかという疑問が出てきます。
そこで疑惑が浮上しているのが佐久間です。
作中では佐久間は完全な脇役ですが、登場人物の中ではOZを知り尽くしている人物です。
OZの保守点検を行っている
物語の序盤で健二と佐久間は「末端の末端の末端」ですが、OZの保守点検のバイトを行っています。
かなり下請けの仕事ですが、少なくとも、OZに何かしらの不具合があることは知り得ているわけです。
一般的には高校生に依頼できる仕事には限りはありますが、健二の学力(数学五輪候補、東大志望)からも進学校であることがわかります。
優秀なプログラマー
佐久間が実力がはっきりとわかったのは、物語の終盤でラブマシーンを確保した建物閉鎖のシーンでしょう。
作戦は陣内家の過去の武将を参考にしていますが、佐久間はラブマシーンを閉じ込めるほどの要塞をプログラミングで作っています。
よく見るとOZ中心部のオブジェ(?)を城に変えてラブマシーンを封鎖しており、OZ本体のハッキングもしているということになります。
しかも、作戦を健二から教えてもらい、わずか数時間でつくっています。
相当なプログラミングのスキルであり、数学オリンピック以上の頭脳の持ち主ではないでしょうか。
健二への嫉妬心
他にも、佐久間がじゃんけんで負けたとはいえ、健二だけ夏希の実家にいけるなんでずるいと考えた嫉妬も入り混じっています。
というのも、作中ではなぜ健二のアカウントが盗まれたかについて記載されておらず、不透明なままになっています。
乗っ取りをするのであれば、いち高校生のアカウント以上のものがたくさんありますよね。
健二は暗号を解読した55人でもないため、なぜラブマシーンが乗っ取りの対象になったかは疑問です。
そう考えると、夏希の実家へ向かう健二に嫉妬した佐久間が、健二のアカウントをラブマシーンに教えていたという可能性もゼロではありません。
パスワードも隣のパソコンを使っていたくらいですから、先ほど述べた通り、佐久間の技術なら簡単にわかってしまいそうです。
以上の3点から、
「ラブマシーンにOZの脆弱性を教え、管理棟への暗号式のありか与えたのは佐久間だ!」
という、"佐久間犯人説"というものがあります。
もちろん、これは公式ではあり得ないですし、あくまでもネタ要素満載の内容です。
ただ、佐久間は相当頭が良いプログラマーであることは間違いありません。
映画「サマーウォーズ」犯人の正体(黒幕)はだれ?
[the_ad id="5494"] 映画「サマーウォーズ」では、侘助がつくったラブマシーンをアメリカ国防省がOZでテストしたことが要因で、OZ内で大混乱が生まれています。犯人の正体はラブマシーン、黒幕はアメリカ国防省となるでしょう。
冷静に考えれば日本だけでも相当な被害になっており、補償はどうなるのかは気になるところですね。
ただ、ラブマシーンの正体が作中で明らかにされていますが、疑問点もいくつかあるのも事実です。
一部では「意味不明」という声もありますが、確かに不明なままで物語は終了しています。
なぜ健二のアカウント?
1つ目は、ラブマシーンが健二のアカウントを最初に乗っ取った理由です。
他にも様々なアカウントがある中で「なぜ健二だったか」は最後まで明かされませんでした。
確かに頭脳は明晰ですが、世界的に考えれば健二以上はいくらでもいるわけで、そこへの動機付けは不明なままです。
なぜ侘助は最初から解体しない?
2つ目は、侘助はなんで最初からラブマシーンの解体処理をしなかったのかという点です。
侘助は解体をして守備力をゼロにすることはできており、そうすれば物語の序盤でキングカズマが倒すことができたはずです。
ただ、これはおそらく、依頼元のアメリカ国防相との契約や自身への報酬を考えて、ちょっと黙っていたというはあるでしょう。
現に2日目の夜には家族の前で「俺は悪くない」と話していましたから。
最後に協力したのは、栄おばあちゃんの死を知り、自らの手で事態を収束させたかったのでしょう。
国家でも解決できない?
3つ目は、国家対策として取り組めなかったかという点です。
高校生たちが奮闘する姿に胸を打たれる一方で、あの状況下で何も対応していない日本国家は何をしているのかと思ってしまいます。
そもそも、OZは民間なのか国営なのか定かではないですが、公共機関を動かせるというのことは国で管理しているものなのでしょう。
そう考えると、「こいこい」など言っている間にとっとと事態を収めることが先決でしょう。
1つ目の疑問と被りますが、ここでもなぜ健二たちが取り組んでいるのかという点が不明瞭なままなのです。
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まとめ
今回は、
●映画「サマーウォーズ」犯人の正体は佐久間?
●映画「サマーウォーズ」犯人の正体(黒幕)はだれ?
これらについてまとめました。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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