2011年にノルウェーの「ウトヤ島」で起きた連続テロ事件はご存知でしょうか。

 
3月9日に公開される映画「ウトヤ島、7月22日」でも実態が描かれており、非常に残虐な事件です。

 
今回は、「ウトヤ事件」での犯人のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクが気になるため、現在の様子を調査してみました。

 
 

アンネシュ・ベーリング・ブレイビクの現在は?

求刑は死刑ではない!?

ウトヤ事件の「犯人は、ノルウェー出身のアンネシュ・ベーリング・ブレイビク。

 
1979年生まれで事件当時は32歳。極右思想を持つキリスト原理主義者です。

 
彼が犯したテロ殺人は「世界最大の短時間での大量殺人」とも「世界最大の被害者を出した単独殺人」ともいわれています。

 
いずれにせよ、多くの犠牲者を出した巨悪犯であることは間違いありません。

 
ブレイビクが犯したテロ事件は主に2つであり、合計で77人の死者を出しています。

 
・オスロ政府庁舎 爆破事件(8人殺害)
・オスロ島 銃乱射事件(69人殺害)

 
映画「ウトヤ島、7月22日」では2つ目のオスロ島銃乱射事件が元にされています。

 
ブレイビクは事件直後に逮捕、すぐに起訴されています。

 
しかしながら、判決は「禁錮最低10年・最高21年」と驚くべき結果となりました。

 
日本人の感覚では死刑に値すると思いますが、ノルウェーにはそもそも死刑はなく、世界の中でも人権を尊重する国として有名です。

 
刑務所に対する司法の捉え方も日本は異なります。

 
ノルウェーでは、刑務所は「罰する場所」ではなく、「社会復帰をするための場所」と考えられています。

 

連続テロから生き延びたオスロの副市長は、

「なぜオスロという街が、ブレイビクを生んでしまったのか、問い続ける必要がある」として、

憎悪や新たな事件が広がらないように、議論し続けることの必要性を強調している。

 
また、ブレイビクの弁護士が精神異常者であることを訴えたことで、判断能力が欠如しているという考えもあったといわれています。

 

現在は刑務所暮らしを満喫中

「禁錮最低10年・最高21年」の判決を受けたブレイビクですが、現在は「囚人として刑務所で生活をしています。

 
刑務所のため、質素な食事、規則正しい生活、刑務作業、限られた自由時間・・・と思いましたが、現実は若干違うようです。

 
驚くべきことに、ブレイビクは刑務所内で独房ながら3部屋からなる31平米の独房を与えられ、テレビ・新聞・冷蔵庫、さらにはプレイステーションとランニングマシンも利用できるようです。

 
3室というのはビックリですし、プレイステーションができるなんて・・・。

 
気になったので「ノルウェー 刑務署」で調べてみると、かなり綺麗な部屋が出てきます。

 
ノルウェー 刑務署 画像①

 
ノルウェー 刑務署 画像②

 
・ノルウェー 刑務署 画像③

 
実際は使用しているのでここまで綺麗ではないですが、日本人で都内の狭いワンルームで暮している多い現状があるので、かなり驚きです。

 
さらに、ブレイビクは2014年に「非人道的な扱い」と主張して、刑務所内のプレイステーション2をプレイステーション3に変えるようハンガー・ストライキを起こしています。

 
ブレイビクが犯した殺人の内容や刑務所内での言動はもちろんですが、他にも驚べき事実があります。

 
それは、ブレイビクの「ファン」がいるということです。

 
犯罪者のファンというのは通常であれば信じられませんが、大量殺人を犯す前からの友人で親交が深い方のようです。

 
名前はスウェーデン人のビクトリアさん。

 
オンラインゲームを通してブレイピクと知り合いになっています。

 
しかし、犯行直前に連絡は途絶え、ウトヤ島での出来事を知り、刑務所内へレターを送っているようです。

 
さらには、

 

ファンはビクトリアさんだけではない。

ノルウェー紙モルゲンブラーデ(Morgenbladet)によれば、ブレイビク受刑者が受け取る手紙は年間「少なくとも」800通で、大半が女性ファンからのものだという。

12年の公判中には、16歳の少女がブレイビクに求婚したことも明らかになった。

 
という、報道もあります。

 
受け入れがたい考えではありますが、現実として認識しなければいけないですね。

 

オスロ大学へ進学

2015年にはオスロ大学に入学し、政治学・学士プログラムを学ぶことも発表されており、囚人の人権を最大限に活用しています。

 
ノルウェーではすべての受刑者は高等教育を受ける権利があります。

 
受刑者のためキャンパスへ向かい、教員や学生と直接的な接触はできず、獄中での自主学習になります。

 
2015年の記事になりますが、下記のように概要がありましたね。

 

「この申請者のためだけに規則を変更することは、平等という社会システムに背を向けることになる」と、オーレ・ペッテル・オッテルセン学長はコメントを発表。

現在、ノルウェーは夏休み期間。

同受刑者は、今年度の秋学期8月より、オスロ大学で政治学の学士号取得のために、通常の過程であれば、3年間は正規の「大学生」となる。

獄中での勉強になってしまうため、セミナーへの出席ができずに学士号を得ることはほぼできません。

 
現時点でも「卒業した」というニュースが出てきていませんね。

 
日本ではなかなか受け入れがたい事実ですが、人権を大切にするノルウェーならではのことですね。

 
しかし、オスロ大学は受けれを認めましたが、ノルウェーの国内では77人を殺害した巨悪犯を大学へ行かせることに批判の声もあります。

 

ウトヤ島事件 生存者は何人?

事件の死者は69人

ブレイビクが犯したテロ殺人。

 
死者数は77人ですが、オスロ島事件では一体何人が生存したのでしょうか。

 
オスロ島では約600人の青年がキャンプに参加をしており、生存者は「500人以上になります。

 
ノルウェーの労働党青年部のサマーキャンプが狙われ、10代、20代がテロ被害に遭っています。

 

生存者の現在が気になる

生存者の青年達の中には今回の事件の再発を防ぐ意味でも、メディアを通して体験を語っています。

 
中でも当時17歳だったJarl Riskjell Gjerdeさんは顔をネット上に公開した上で、質問に答えると掲示板に書き込みをしています。

 
少しですが、内容を引用します。

 

Q: どんなことが起きているか気づいたとき、最初に思ったことは何ですか?

A: 「なんてこった!」実際に大きな声を発したと思う。
最初のうちは、誰か10代の若いやつがAK47ライフルでふざけているだけかと思っていた。

(略)

 
Q: 事件の後、あなたの人生はどう変わりましたか?

A: 間違いなく自分の人生は変わってしまったね。
1人の命を救い、警察の誤った解剖報告についても裁判前に変更させた。
それ以来、誰かを助けることへの強い責任感が生まれたように思う。

(略)

 
Q: 負傷はしましたか?
A: 自分たちが撃たれていると気づいたあと、自分は窓から飛び降りた。
それは落ちたという感じで、手に擦り傷を負った。撃たれなくて幸運だった。

 
Q: ブレイビクは死刑になるべきだと思いますか?

A: 彼みたいな人間は死刑に値すると思うものの、誰も彼を殺すべきではないとも思う。

 

また、事件当時には多くの生存者がインタビューに答えており、事件の生々しい様子をうかがい知れます。

 

生存者15歳・女性
「私たちはとにかく走り続けた。銃撃犯が、警官の格好をしているとわかって絶望した。
だって、それなら誰を信じればいいの?
もし警察を呼んだとして、それでやって来た人たちが、本当に私たちを『救助する』ために来たのかどうかわかる?」
生存者21歳・男性
「みんなのことを撃ち始めたので、僕は横になって死んだふりをした。
2メートルも離れていないところに立っていた。
あの男の息が聞こえてきたし、銃が熱くなっているのも分かった。
彼は1人1人、生きているかどうか蹴って確かめたり、銃を撃ったりしていた」

 
3月9日に公開される映画「ウトヤ島、7月22日」では、製作陣が生存者40人以上にインタビューをして作品を完成させており、当時の様子がリアルに描かれていることでしょう。

ウアンネシュ・ベーリング・ブレイビク まとめ

 
残虐なウトヤ島テロ事件。

 
ノルウェー出身のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクが77人を殺害しましたが、実刑は禁錮最大21年でした。

 
事件当時10代だった生存者達も現在は社会に出て仕事をしています。

 
記事の内容をまとめると、

 
・アンネシュ・ベーリング・ブレイビク死刑ではなく、禁錮最低10年・最高21年
・アンネシュ・ベーリング・ブレイビクは刑務所生活も現在は大学へ入学
・ウトヤ島事件の生存者は500人以上
・ウトヤ島事件の生存者の多くは事件当時10代、20代

 
 

以上となります。

 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 
 

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