2013年に公開された映画「風立ちぬ」。

特に気になる点はヒロインの菜穂子が最後に山に帰るシーンです。

結核を持ちながら順調に結婚生活を送ろうとした矢先、二郎の元を離れていきます。

山に帰って菜穂子はどうしたのか?

風立ちぬの結末について深堀りしていきます。

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風立ちぬで菜穂子は山に帰って自殺した?

風立ちぬの最後で菜穂子は突然、山に帰ります。

二郎が念願だった飛行機の設計を完成させ、ひと段落がついたタイミングでの行動に多くの人は驚きを隠せませんでした。

前触れなく黒川の自宅から外出し、最後は手紙を3通残して戻ることはありませんでした。

山に帰るとは物語の途中で病院へ戻るという意味かと考えていましたが、もしかしたら自殺を試みた可能性が高いです。

もし病院に戻るのであれば、旦那である二郎には行き先を伝えるはずですし、何より手紙を残して後ろめたく黒川の自宅を出ることはありません。

菜穂子は黒川の妻に対して、「部屋がまだ散らかっているから、帰ってきたら整える」旨を伝えています。

つまり、これからの行為を誰にも悟られずに外出をしたかったという意図の裏返しではないかと推測します。

菜穂子が患っていた結核は、物語当時1920年〜1930年頃には完全に治癒できる治療法はなく、病死することがほとんどでした。

二郎が念願の飛行機を設計したことで、菜穂子はこれから今以上に二郎の仕事が忙しくなるだろうと考え、病気持ちの自分は邪魔なのではないか・・・と考えた可能性はあります。

クライマックスの少し前のシーンで、やたら、菜穂子が二郎とイチャつくシーンがあります。

眠れない菜穂子は手を握りることを求め、二郎は握りながらも締め切りが迫った仕事に取り掛かっています。

タバコを吸おうと部屋を出ようとする二郎を自ら「ここで吸って」と引き止めているあたり、心の中ではすでに死を意識し、決意していたと推測できます。

最後にあえて黙って家を出たあたりに菜穂子の決意を感じとることができました。

風立ちぬで菜穂子は二郎と離婚をした?

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最後の描写を見る限り、菜穂子と二郎は別々に生きていることは間違いないでしょう。

菜穂子は個人的には自殺をしたのでは?と推測していますが、山の療養所で体を安静にしている可能性もゼロではありません。

ただ、いずれにせよ、2人は離婚をしたことは間違いありません。

一つ気になる点は婚姻届等を提出しておらず、書面上できちんと結婚をしているのか、という点です。

菜穂子と二郎の結婚時代、黒川に「結婚していない男女2人を家に泊めるわけにはいかない」と言われ、その場で結婚をしています。

2人の気持ちが間違いなく夫婦だと思いますが、書類などのシーンがないため、作中で法律上結婚していないかもしれませんね。

風立ちぬで菜穂子の病気の結末は?

菜穂子は、どのような形であれ、最後は死を迎えたのは間違いないでしょう。

結核は治る可能性もありますが、仮に治っていたら二郎は会いにいると思われるため、最後のクライマックスにはならないはずです。

菜穂子は自殺かもしれなし、診療所でゆっくりと死を迎えたのかもしれません。

ただ、いずれにせよ、結核という病気に関しては当時は治療法が確率されていなかったこともあり、菜穂子が完治する・・・というその後の展開はないでしょう。

それほど当時の結核は治療が難しく、1900〜1950年頃までは日本での病死要因で常に上位3番に入っていたほどです。

まとめ

今回は、

●風立ちぬで菜穂子は山に帰って自殺した?

●風立ちぬで菜穂子は二郎と離婚をした?

●風立ちぬで菜穂子の病気の結末は?

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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