るろうに剣心に登場する雪代縁。漫画では剣心の最後の敵として君臨をしていましたね。
縁はあらゆる手段を使って剣心を追い詰めていきましたが、戦闘力という意味での強さに関しては、「実は弱いのではないか」と一部のファンから疑問視されています。
今回は、雪代縁が弱いのかについて深掘りしていきます。
そして、るろうに剣心でもう一人の最強の敵である志々雄真実と雪代縁の強さについても比較していきます。
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この記事の目次
るろうに剣心の雪代縁は弱い?
【#るろ剣展 人物絵巻 其之十三】 雪代 縁
雪代巴の弟。母として慕ってきた巴を眼前で失って以来、剣心への復讐のみを糧に大陸で生き延びる。一度は剣心の最も大事なものを奪うことで復讐を成功させるものの、再びの決闘で剣心に敗北。警察に捕まるも脱走し、巴の日記を手に行方知れずとなる。 pic.twitter.com/UI297yyjnh— るろうに剣心展【公式】 (@ruroken_ten) December 26, 2019
まずは、るろうに剣心の雪代縁のプロフィールや必殺技について記載しながら、本当に弱いのかについて深掘りをしていきます。
雪代縁のプロフィール
雪代縁がるろうに剣心の本編で登場するのは、物語の最後にあたる「人誅編(じんちゅうへん)」になります。
縁は剣心の妻である巴の弟という因縁染みた関係でもあり、物語を通してのラスボスといって間違いありません。
縁のプロフィールは下記になります。
名前 | 雪代縁(ゆきしろ えにし) |
---|---|
出身地 | 東京都 |
身長 | 175cm(幼少時:130cm) |
体重 | 68kg(幼少時:24kg) |
生年月 | 安政2年(1855年)5月 |
星座 | 双子座 |
血液型 | A型 |
特技 | 中国語会話 |
趣味 | 死んだ姉との会話 |
縁は姉である巴を母親のように慕っており、巴を殺めてしまった剣心を心から憎んでいます。
もっとも、剣心も巴を殺めるつもりが毛頭なく、戦いの中で巴が剣心を守るためにその身を投げ出しただけなのですが・・・。
巴を失った縁は、少年の身ながら単身で上海にに渡ります。
縁は本編では剣心を追い詰める悪キャラとして描かれていますが、縁の過去を振り返ると彼も幕末という時代の被害者であることがわかります。
プロフィールの趣味には「死んだ姉との会話」と記載されていますが、作中でも幻の巴と会話をしているシーンが多数ありました。
ただ、これも縁が悲しい過去を持っているが故の行動であることが推測できます。
雪代縁の必殺技
縁は倭刀(わとう)と呼ばれる日本刀を使用しています。
倭刀(わとう)は長物であるため一見すると洋刀に見えるだけでなく、縁の刀の構えも日本での流儀ではなく上海で磨いた独特の仕様になっています。
縁は倭刀術と呼ばれる、日本の剣術をベースにして中国大陸で発展した剣術を極めています。縁の場合は全て書物から独学で学んだものであるため、剣術の規則に反するような独特の動きをするのも特徴です。
縁が使う倭刀術は全部で8種類に分類されています。
②回刺刀勢(カイシトウセイ)
③朝天刀勢(チョウテントウセイ)
④掌破刀勢(ショウハトウセイ)
⑤轟墜刀勢(ゴウツイトウセイ)
⑥疾空刀勢(シックウトウセイ)
⑦戰嵐刀勢(センラントウセイ)
⑧虎伏絶刀勢(コフクゼットウセイ)
この中でも強力な技は「戰嵐刀勢(センラントウセイ)」「虎伏絶刀勢(コフクゼットウセイ)」でしょう。
戰嵐刀勢は足を軸に回転を繰り返し、遠心力を利用して攻撃を繰り出していきます。
特徴は連劇速度であり、剣心の飛天御剣流「九頭龍閃」の神速による9方向同時攻撃を全て相殺できる速さがあります。
そして、縁の最強の必殺技が虎伏絶刀勢(コフクゼットウセイ)です。
全身のバネの力で地面に深く沈み込み、その反動を全て刀に込めて攻撃を繰り出していきます。
破壊力はもちろんですが、剣心が繰り出す飛天御剣流奥義「天翔龍閃」を避けるほどの速さを持つことが最大の特徴です。
物語で剣心が繰り出す天翔龍閃を唯一破ったのが、縁の虎伏絶刀勢です。技同士の相性はありますが、剣心の最強奥義を打ち破るのは尋常なことではありません。
雪代縁が弱いといわれる理由
物語では剣心を追い詰め、ほぼ互角の戦いをした縁でしたが、読者の中にはその強さに疑問を持つ人も多いです。
「実は、縁は弱いじゃないのか?」という声も上がっています。
まず、縁が弱いと言われる理由の一つに、最初の戦いで相良佐之助がはっきりと「志々雄以上とは思えない」と発言をしていることが影響しているでしょう。
主要キャラクターの1人(しかも、剣心を近くで見てきた戦友!)の発言であるため、読者も思わず信じてしまう人も多いのではないでしょうか。
また、縁と剣心との戦いに関していえば、初回から剣心が若干戦うことを躊躇っており、本来の力を発揮できていないという点もあります。
剣心は巴と縁の関係を当然知っており、巴を殺めたことに大きな後悔をしているため、縁に対しても全力で戦えるメンタルではありませんでした。
つまり、物語の構成上、"縁が強いのではなく、剣心が本来の力を発揮できていない・・・・"という図式ができてしまい、自然と縁が強くないという声が上がっていったと思われます。
では、実際のところは、縁はどれほどの強さなのでしょうか。
これについて次の項目で深掘りしていきます。
雪代縁と志々雄真実はどっちが強いかを徹底比較
[the_ad id="5494"] ここでは、雪代縁と志々雄真実の強さについて比較していきます。両者は共に登場時は最強キャラクターとして存在感をしめしています。
さらに、共に剣心に負けた事実はありますが、剣心と互角の戦いを演じたことは間違いありません。
ここでは「技の威力」「スピード」「経験値」「メンタル」の4つの項目で判断をしていきたいと思います。
技の威力
「コロナ予防にはまじで志々雄真実になるしかない……」と思ったら志々雄真実は大事なとこ全く隠せてなかった pic.twitter.com/K7BdZfpnYP
— 神野むつき (@mutu0mutu) April 13, 2020
はじめに技の威力について比較をしていきましょう。
志々雄真実の技については下記3つがあげられます。
②紅蓮腕(ぐれんかいな)
③火産霊神(カグヅチ)
いずれも刀と炎をドッキングさっせた奥義であることに違いなく、作中でも通常の剣術とは一線をがした威力をもっていることは間違いありません。
剣術だけの戦いに炎がついているので、かなり殺傷能力が高いです。
唯一の弱点は30分という時間制限があることですが、それを考慮しても技の威力は相当なものでしょう。
さらにいえば、志々雄真実は剣心と対峙する前に、斎藤一、相良佐之助、四乃森蒼紫と軽く戦いをしているにも関わらず、見事に彼らを粉砕しており、単純な戦闘能力やセンスにも優れています。
直接的な技の威力ではないですが、相手を噛み付いたり、素手で攻撃をしたりなど
一方、縁の技も非常に強力ですが、あくまでも「対 剣心」という点での相性の良さがあったことは否めず、構えや剣術も独学であることから、まだまだ発展途上な感じがします。
実際に、一撃で相手を殺傷できるような感じではなく、剣心にも何度も技を繰り出していました。
そう考えると、剣術から繰り出される技単体の強さ、威力に関しては志々雄真実に分があると考えています。
スピード
では、一方で、技のスピードに関しては、圧倒的に縁に分があると思います。
そもそも、縁が繰り出す戰嵐刀勢(センラントウセイ)、虎伏絶刀勢(コフクゼットウセイ)は剣心よりもスピードが速いです。
特に虎伏絶刀勢(コフクゼットウセイ)は、先ほどにも記載をしましたが、作中で唯一、飛天御剣流奥義「天翔龍閃」を破っています。
元々、縁が会得している倭刀術が体の反動を生かしてスピードをつけることで技の威力を強めている背景もあるため、単純な速さでいけば、縁が優れているでしょう。
むしろ、単純なスピードという観点では志々雄真実は部下の世田宗次郎よりも劣っています。(ただ、総合的な戦闘力は断然、志々雄真実が上ですが・・・)
縁のスピードは作中では最強クラスであることは間違いなく、スピードでは縁が志々雄をリードしています。
経験値
3つ目は経験値ですが、経験値では圧倒的に志々雄真実といえるでしょう。
なぜなら、志々雄は幕末の動乱の中を生き抜いた殺し屋です。
物語上でも明治政府を追い落とし、日本征服を試みようとする背景からも、戦闘や剣士としての経験値は縁の比ではないでしょう。
修羅場をくぐっているという点でも、志々雄は明治政府から全身を焼かれながらも「いい経験になった」程度のものとしか捉えておらず、非常に器の大きさも感じさせます。
何があっても動じない雰囲気があるのは、これまで培ってきた経験がそうさせるのでしょう。
一方、少年時代から縁も上海に単身でわたり、現地の闇の人間たちと対峙してきた経験があります。
縁も当時の日本人で考えれば、かなり特殊な経験であり、実際に煉獄を志々雄に売却したのは縁でした。
ただ、経験値の多さや修羅場の激しさを考えると、志々雄に分があると思います。
日本が大きく変化していく世の中に人斬りとして君臨していた経験があったからこそ、政府討伐を掲げ、強さにも人斬り時代以上に磨きがかかっていったと思われます。
メンタル
最後にメンタル面ですが、これは縁も志々雄も非常に優れていると思います。
唯一異なる点は、
・志々雄 : 明治政府を倒しての日本征服
・縁 : 剣心への私怨
という憎悪への対象が異なっている点です。
しかし、目標に対して取り組んでいる姿勢は両者とも同じであり、かなり強靭な精神力をもっていることは間違いありません。
特に縁は狂経脈という、剣心に対する苛烈な憎しみから各種神経能力を高める行為も可能であり、かなり厄介な相手であることはいうまでもありません。
神経が麻痺することで反応速度が異常に速くなり、かつ、肉体はダメージを受けているにも関わらず、脳が痛みを認識してない状況を生み出しています。
ただ、これはあくまでも諸刃の刃であるので、狂経脈を使える縁が最強とも一概にいえなのもまた事実です。
結論
以上の観点から、若干ですが、志々雄真実に分があるのではないかと思っています。
縁が剣心との戦いで強さを発揮しているのは、相手が剣心であり感情が爆発している点は否めないです。
では、仮に縁が志々雄と戦った時、剣心にみせたような死ぬ物狂いで戦うかというと、ちょっと微妙です。
逆に志々雄は相手に関係なしに、戦闘では常に力を発揮できるタイプであり、初見の相手であってもこれまでの経験値でカバーできると思います。
志々雄はスピードや30分という時間の問題はありますが、縁と戦った場合、明らかに志々雄が強いでしょう。
まとめ
今回は、
●るろうに剣心の雪代縁は弱い?
●雪代縁と志々雄真実はどっちが強いかを徹底比較
これらについてまとめました。
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