『シャーマンキング』の麻倉葉の方言について、作中のセリフを引用しながら解説します。麻倉葉は何県の訛りで話しているのでしょうか。

【シャーマンキング】麻倉葉の方言

『シャーマンキング』の麻倉葉の方言について解説します。

麻倉葉は作中で「〜なんよ」「〜してるんよ」という方言で会話しています。

方言はその人の出身地を探れば自ずと判明しますが、麻倉葉の出身地は「島根県・出雲市」と作中で明らかにされています。

麻倉葉は島根県・出雲市で生まれ、中学1年生で「ふんばりヶ丘」に引っ越しするまで、十数年間を出雲市で過ごしています。

つまり、麻倉葉の方言は、島根県・出雲市の言葉といえるでしょう。

麻倉葉の標準語

麻倉葉は「〜なんよ」を使って話すイメージが強いですが、作中のほとんどのシーンは標準語を使っています。

シリアスな戦闘シーンで方言を使わないのはもちろんのこと、まん太やアンナと日常会話をするときも基本は標準語です。

方言のイメージが強いキャラクターですが、標準語に加えて横文字も使う傾向があり、出雲市出身と言われなければ、関東地方出身者といっても違和感はありません。

例えば、麻倉葉がまん太に阿弥陀丸について説明するセリフを見てみましょう。

何言ってんだ。いいことばっかだぞ。
朝は必ず金縛りで起こしてくれるし

道に迷った時も上空からナビゲーションしてくれるし
(略)

とにかく阿弥陀丸はオイラにとって
最高のボディガードなんだよ

これは1巻第五廻「ボディーガード」でのセリフです。

漫画やアニメの場合、登場人物をキャラ立ちをさせるため、物語序盤にあえて方言や決めセリフを多用することもあります。

しかし、『シャーマンキング』ではそのようなことはなく、麻倉葉が方言を出すセリフはほとんどありません。

このセリフの語尾も「(ボディガード)なんだよ」であり、「〜なんよ」は使っていません。

また、余談ではありますが、麻倉葉の一人称は一貫して「オイラ」であり、緩い性格が自らの呼び方に現れています。

【シャーマンキング】麻倉葉の方言は何県の訛り?

『シャーマンキング』の麻倉葉は島根県出雲市出身のため、方言は同地方のものであるといわれています。

しかし、島根県出雲市の方言を確認すると、「〜なんよ」「〜してるんよ」は明確に方言として定義されていません。

インターネット上で、島根県出雲地方の方言をまとめた下記サイトを確認しましたが、方言として「〜なんよ」「〜してるんよ」は見当たりませんでした。

そもそもそ、方言とは何か具体的な単語を、その地方独特の言い回しで表現することをさしています。

例えば、島根県出雲地方では、「馬鹿者」のことを「ぬけさく」、「怠け者」のことを「ぬらくら」と言います。

話を『シャーマンキング』に戻すと、麻倉葉は確かに特徴な語尾を使うことはあるものの、明確な島根県の方言を使っているシーンはありません。

「〜なんよ」「〜してるんよ」はあくまでも言い回しの表現であり、明確に「島根県の方言を使っている」と断言できません。

関西・広島・四国の訛り

麻倉葉が言う「〜なんよ」「〜してるんよ」は島根県の方言ではなく、幅広く使われているという説があります。

『シャーマンキング』の漫画、アニメのファンからは、島根県以外には下記3つの候補があがっています。

・関西圏(大阪、京都、和歌山など)
・広島県
・岡山県
・四国地方

特に有力なのは、関西圏と広島県です。

関西圏の特に京都では「〜なんよ」の言い方は非常にポピュラーでしょう。

京都の人が好きな人に告白する際に、「好きなんよ」という言葉を使うことがありますね。

他にも、「〜なんよ」は広島県、岡山県、四国地方でも実際に使っている人がいるため、十分に浸透しているといえます。

「なんよ」は関西~九州まで広く使われているようです。

関東でも言うとこがあるみたいです。

いわゆる標準語ではなく、葉の田舎っぽさ、親しみやすさ、ユルさを出すために喋らせたのではないでしょうか。

使われている範囲がここまで広範囲だと、いくら麻倉葉が島根県出雲市出身でも、必ずも出雲地方の特有の方言とは言い切れません。

麻倉葉の方言については公式情報でも言及されていません。

しかし、ここまでの情報をまとめると、

・「〜なんよ」は島根県出雲市だけの方言ではない
・関西圏や四国地方など西日本にまたがる特有の言い回し
・方言と呼ぶには少し使い方がポピュラーである

つまり、麻倉葉が使う「〜なんよ」「〜してるんよ」などのセリフは方言の一種であるものの、〇〇弁と明確に定義できないと考えて良いでしょう。

緩い性格を表現する言葉

麻倉葉が使う言葉は方言ではあるものの、明確に〇〇弁とまでは分解できないと思われます。

麻倉葉の語尾に方言が使われている理由は、その緩い性格を表現するためだからでしょう。

『シャーマンキング』になる理由も「楽に生きられる世界をつくる」という、かなりざっくりとした内容です。

島根県出雲市出身とのどかな自然に囲まれて育った経緯から非常にゆったりとした性格の持ち主でもあります。

麻倉葉の性格を表現するために方言はぴったりであるため、原作者の武井宏之もセリフに取り入れたのではないでしょうか。

【シャーマンキング】麻倉葉の方言をセリフで解説

最後に、『シャーマンキング』の麻倉葉の方言をセリフで解説します。

麻倉葉のセリフは、「〜なんよ」「〜してるんよ」以外には、下記のセリフの方言が印象的です。

その あの世の連中が
あんたらをメーワクだと
迷惑だと言っとるんです

このセリフは、第一廻「幽霊と踊る男」で、麻倉葉がまん太と幽霊を守るときに言っています。

「言っとるんです」という方言は、島根県よりも京都府に近い印象を受けます。

ただ、第一廻の段階でこのセリフが飛び出したことで、麻倉葉は関東出身者ではなく県外からの転校生であることをより意識することができたでしょう。

主人公のセリフは物語においては非常に大きなウエイトをしめるため、麻倉葉のキャラが前面にでる緩い表現は非常に魅力的ですね。

まとめ

今回は、

●【シャーマンキング】麻倉葉の方言

●【シャーマンキング】麻倉葉の方言は何県の訛り?

●【シャーマンキング】麻倉葉の方言をセリフで解説

これらについてまとめました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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