ドラマ「スパイラル〜町工場の奇跡〜」の放送が始まりますね。
主演の玉木宏さんが演じる芝野健夫には、モデルの人物がいるといわれています。
今回は芝野健夫のモデル人物や元ネタについて深堀してみました。
[the_ad id="5800"] [the_ad id="5494"]この記事の目次
芝野健夫 モデル人物は誰?
モデルは越純一郎氏
芝野縦夫のモデルは、株式会社せおん代表取締役・越純一郎さんです。
すでにご本人がインタビューで答えています。
2003年に産業再生機構ができ、企業の再建活動が世間で注目されるようになったので、『週刊ダイヤモンド』に私に関する特集記事が出たんです。
それを見た『ハゲタカ』の作者の山田さん(ペンネームは真山仁)が取材に来られたんです。
彼には、私の友人達を紹介してインタビューしてもらい、それらを含めて、あの小説はできたわけです。
芝野健夫は「スパイラル〜町工場の奇跡〜」の原作小説、ハゲタカシリーズに初回から登場しており、インタビューの「あの小説」はハゲタカをさしています。
越氏は自ら公表したのではなく、自身が掲載された「週刊ダイヤモンド」の記事が原作に引用されており、読者を中心にジワジワと噂になり、特定されてしまったようです。
越氏は数々の企業再生に携わり、他にも大手不動産会社、外銀、投資ファンドなどの顧問を歴任しています。
現在は、株式会社せおん代表取締役を務め、各社の顧問を務めながら、経営者・実務家の育成に注力されています。
越純一郎氏 経歴とプロフィール
越氏の経歴・プロフィールを調べてみました。
●12年にわたるニューヨーク勤務を含め、22年間に日米でM&A、証券化などに従事
●ニューヨーク州不動産鑑定士第一次試験合格
●2000年、興銀を退職しシグマ/千秋薬品グループの再建に着手、約3年で再建
●人材育成には格別の熱意を有し、PTAや教員を対象とする「セルフ・エスティーム子育てセミナー」の人気講師
●若手実務家や大学生を対象とする「キャリアデザイン・セミナー」「企業内研修」は大好評
越氏の経歴を見ると、エリート中のエリートです。
東大卒で日本興銀(現:みずほ銀行)への就職は当時では花形コースです。
行員時代にはニューヨーク勤務となり、M&A、証券化をメインに12年間も働かれていました。
熾烈を極める銀行内での競争もあったと思いますが、凄まじい経歴ですね。
日本興銀を退職後は、「現場型経営者」と呼ばれるようになり、シグマ/千秋薬品グループを再生させています。
この時の企業再生の手腕が多くのメディアに掲載され、ハゲタカ原作者の真山仁さんがモデルにした経緯があります。
・東洋大学経営学部大学院 客員教授・非常勤講師(現任)
・法務省・日弁連 外国弁護士制度研究会 委員
・文部科学省スーパー・グローバル・ハイスクール運営指導委員(現任)
(kouen.nobetech-mag.jp)
公職や役職も非常に凄まじいものであり、普通の人ではまず就任できない肩書きばかりです。
他にも、不動産や金融系企業の顧問も歴任されています。
企業再生家という仕事
越氏は多くの職業や会社に携われていますが、芝野のモデルになったのは「企業再生家」の一面です。
経営者と同じ目線に立ちながらも、収益悪化の要因を探り、事業を絞りこんでいく。
必要に応じてコストカットも大幅に行い、企業の業績を回復させる。
芝野も物語では数々の企業を再生させています。
ハゲタカシリーズでは容赦ないリストラ等を行い、「首切り屋」と揶揄されるシーンもありました。
外部から招聘されて役職につくケースがほとんどであり、最初は企業内でもかなり不審がられていましたね。
外から見れば格好良い職業かもしれませんが、リストラをしたり、取引先を打ち切ったりと苦渋の決断を様られることが多く、芝野もかなり気が滅入っているシーンもありました。
芝野健夫 経歴とプロフィール
[the_ad id="5494"]元銀行員の企業再生家
主人公で越氏をモデルにした人物、芝野健夫の経歴と調査してみました。
・えびす屋(専務→社長)
・鈴紡CRO
・曙電機CRO
・マジテックCRO
・アカマ自動車CRO
芝野は三葉銀行内でも有数のエリート社員でしたが、物語の途中で銀行に失望をして退職。
以降は企業再生家として数々の企業に携わっています。
経歴の「CRO」とは、Chief Risk Officer(チーフ・リスク・オフィサー)の略であり、日本語では「最高リスク管理責任者」といわれています。
芝野は銀行を退職後、北関東(栃木・群馬)を拠点にする小売企業、えびす家の専務につき、企業再生を行います。
実はこのエピソードの一部も、越氏の経歴に似せている部分があるようです。
ドラマ版で柴田恭兵が演じた芝野健夫が、銀行を辞め、地方の会社の再建に赴くというエピソードは、
私の秋田県での活動をもとにして書いたのだと思われますが、大部分は私ではない方がモデルになっています。
おそらくは越氏の業務面でモデルになったのは、えびす屋後の「鈴紡CRO」以後のことなのでしょう。
しかし、銀行→ニューヨーク→地方企業の再生→大手企業の再生、ここまで経歴を似せているのは、それだけ越氏の経歴が大きく影響されたからなのでしょう。
「ハゲタカ」から活躍
芝野はハゲタカシリーズの初回から活躍を果たしている重要な人物です。
ハゲタカ本編の主人公、鷲津政彦に次ぐ人気です。
落ち着いてに仕事に向き合いながらも、情熱的な意思と厚い人望で多くの企業を救っていきます。
モデルになった越氏も、もちろん、エネルギーに満ち溢れたタイプのようですね。
鷲津はどちらかというと、冷淡、冷酷、資本主義の申し子・・・のようなタイプであり、熱い上司を求めるサラリーマンやエネルギッシュな方は芝野を好むのかもしれません。
コアなファンもいるようで、Twitterでは名言をbotとして発信している人もいました。
そこでの芝野の言葉を見ても、情熱的な雰囲気が出ていますね、
企業再生とは経営者から顧客までが運命共同体となって邁進しようとする情熱の強さで成否が決まるんです。 #hagetaka
— 芝野健夫 (@ShibanoTakeo) 2019年3月15日
企業も、人間と同じ生き物です。 生き残っていくには、夢や希望が必要です。 こんな時代だからこそ、夢や希望を語るリーダーが必要なんです! #hagetaka
— 芝野健夫 (@ShibanoTakeo) 2019年3月13日
芝野健夫 歴代俳優まとめ
ハゲタシリーズは、すでにドラマ、映画で数多く放送されており、その都度、芝野を演じる役者も変わっていきます。
タイトル | ハゲタカ (NHK) | ハゲタカ (映画) | ハゲタカ (テレビ朝日) | スパイラル (テレビ東京) |
---|---|---|---|---|
役者 | 柴田恭兵 | 柴田恭兵 | 渡部篤郎 | 玉木宏 |
出演時年齢 | 56 | 58 | 50 | 39 |
放送・放映 | テレビドラマ | 映画 | テレビドラマ | テレビドラマ |
時期 | 2007年2月〜3月 | 2009年6月公開 | 2018年7月〜9月 | 2019年4月〜6月 |
ハゲタカでは芝野は40代〜50代の設定といえ、柴田恭平さん、渡部篤郎さんが演じています。
モデルが越氏のため、印象的にはぴったりですね。
一方で、今回のスパイラルでは、年齢が一回り違い、玉木宏さんが演じることになっています。
役柄は同じですが、かなりフレッシュな雰囲気になりそうですね。
玉木さんが演じる芝野も非常に楽しみです。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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