週刊少年ジャンプで連載していた『黒子のバスケ』は、同じバスケ漫画の「スラムダンク」と似てる点が多いです。今回は、『黒子のバスケ』で一部の読者から揶揄されている「スラムダンクのパクリシーン」、似てる点、違いについて解説します。

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黒子のバスケとスラムダンクを比較

はじめに、『黒子のバスケ』と「スラムダンク」の原作の概要について比較しました。

 黒子のバスケスラムダンク  
ジャンル少年漫画少年漫画
作者藤巻忠俊井上雄彦
出版社集英社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ週刊少年ジャンプ
連載期間2009年〜2014年1990年〜1996年
巻数30巻31巻
話数276話276話
累計発行部数(単行本)3,100万部以上1億2,000万部以上
『黒子のバスケ』、「スラムダンク」ともに週刊少年ジャンプで連載されていた、バスケットボールを題材にした漫画です。「スラムダンク」は1990年代、『黒子のバスケ』は2010年代に爆発的にヒットしています。

両作品ともに全276話で完結していて、コミックスの発行も『黒子のバスケ』30巻、「スラムダンク」31巻とほぼ同じでした。累計発行部数には差がありますが、『黒子のバスケ』の3,100万部以上は歴代のコミックス発行部数では80位に相当してます。

そのため、わずか31巻で1億2,000万部以上の「スラムダンク」が売れすぎていると考えた方が良いでしょう。「スラムダンク」は長きに渡り幅広い年代から支持された漫画であり、2006年に文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」にてマンガ部門で1位を獲得、雑誌『ダ・ヴィンチ』では漫画史50年の中のコミックランキングで1位に選出されています。

黒子のバスケとスラムダンクの似てる点

『黒子のバスケ』、「スラムダンク」の似てる点を解説します。

「黒子のバスケ」と「スラムダンク」の似てる点
①バスケットボールの漫画である

②集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載

③高校の部活動を描いている

④キャラクターの類似性

⑤キャラクターの関係性

下記の似てる点については、ストーリーの部分にはさほど影響はなく、軽微なものといえるでしょう。

①バスケットボールの漫画である
②集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載
③高校の部活動を描いている

一方で、『黒子のバスケ』と「スラムダンク」のキャラクターの一部は似てると言えるでしょう。

④キャラクターの類似性

キャラクターの類似性では、火神大我と桜木花道はそっくりといえます。身長190cmのパワーフォワードで、赤髪、背番号10という共通点があります。

他にも、青峰大輝と三井寿、黄瀬涼太と宮城リョータが似てるなどといわれています。また、ルックスは異なりますが、センターの木吉鉄平が誠凛バスケ部の創設者という点も、湘北バスケ部を支えてきたセンター・赤木剛憲と重なる点があります。

⑤キャラクターの関係性

キャラクターの関係性では、黒子テツヤと火神大我の関係は、桜木花道と流川楓の関係に類似しています。黒子と流川がクールタイプで、火神と桜木は情熱的な点です。

ともに学年は1年生、背番号も10番(火神、桜木)と11番(黒子、流川)と並びの番号になっています。

黒子のバスケとスラムダンクの違い

『黒子のバスケ』、「スラムダンク」の違いを解説します。

 黒子のバスケスラムダンク
選手のスキル「天才型」が多い「努力型」が多い
選手の描写バスケ以外のプライベートシーンもある
バスケを中心にした人物描写。プライベートシーンは少ない
バスケの描写現実離れした能力の描写があるリアルを元にした描写のみ
ファンの層女性が多い男性が多い

選手のスキル

『黒子のバスケ』、「スラムダンク」では、高校バスケットボールを舞台にしていますが、描写の仕方については大きく異なります。

まず、『黒子のバスケ』には「天才型」が多いです。前提のストーリーが、帝光中学バスケ部で10年に1人の天才が5人いる「キセキの世代」があることからスタートしています。主人公の黒子テツヤは影が薄いという設定ではありますが、それでも一般的なバスケットボール選手にすれば十分な能力が備わっています。

他にも、青峰大輝はスポーツ推薦の時に「試合は出るが練習はしない」という無茶苦茶な条件をつけて入学するなど、現実ではまずありえないことが起きています。

一方、スラムダンクでは、どの選手にも「努力」した描写が描かれています。主人公の桜木花道はもちろんのこと、沢北栄治や牧紳一といった競合高校の選手にも努力という言葉が使われていて、どの選手も人間らしさが描かれています。

バスケの描写

「天才型」と「努力型」という根本の描写が異なるため、『黒子のバスケ』は各選手に現実は慣れしたスキルが備わっていて、オリジナルのネーミングが存在します。例えば、主人公の黒子テツヤであれば、「視線誘導」や「加速するパス」などです。

スラムダンクでは、このような現実離れした能力の描写は一切なく、リアルなバスケットボールの描写を追求しています。リバウンド、スクリーンアウトなど一般的には馴染みのないバスケ用語もスラムダンクを通して理解できた読者も多いはずです。

【黒子のバスケ】スラムダンクのパクリシーンは?

『黒子のバスケ』が「スラムダンク」をパクっているといわれるシーンがいくつかあります。パクリか否かについては最後に記述しますが、ここでは似てるシーンを比較します。

該当のシーンについてそれぞれリンクを貼っていますので、チェックしてみてください。連載した順番から、「スラムダンク」『黒子のバスケ』の順番でみると似てる点がわかると思います。

アリウープとコートへの視線

スラムダンクのシーン

黒子のバスケのシーン

4ファウルの審判への抗議

スラムダンクのシーン

黒子のバスケのシーン

足の痛み

スラムダンクのシーン

黒子のバスケのシーン

3Pシュートの攻防

スラムダンク、黒子のバスケのシーン比較

試合後の睡眠

スラムダンク、黒子のバスケのシーン比較

これらの画像を見ると、コマの使い方や選手のセリフもそっくりです。では、『黒子のバスケ』は「スラムダンク」をパクっているのでしょうか。次の項目で解説していきます。

黒子のバスケはスラムダンクのパクリ?

最後に、『黒子のバスケ』は「スラムダンク」のパクリかについて解説します。結論は、『黒子のバスケ』は「スラムダンク」のパクリではありません。

理由は、『黒子のバスケ』と「スラムダンク」は同じ集英社、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。『黒子のバスケ』と原作者と編集者が、「スラムダンク」の存在を知らないわけはなく、大ヒット作品に対するオマージュではないかと思われます。

編集者もこのままで同じシーンを無視することもできないため、「スラムダンク」ファンを取り込もうとあえて酷似した描写にしたのではないでしょうか。パクリであれば、「スラムダンク」の原作者・井上雄彦から何らかの抗議があってもおかしくないですが、実際にはお咎めなしの状態です。

これについては大手メディアでも下記の見解を述べているため、パクリではなくオマージュと解釈するのが妥当でしょう。

しかし、『黒子のバスケ』の場合、連載媒体が『SLAM DUNK』と同じ「週刊少年ジャンプ」であることを考えると、連載中止などになる可能性は低い。

作者の藤巻忠俊氏は『SLAM DUNK』好きを公言しており、編集者も同誌を代表するバスケマンガを読んでいないということは考えにくい。

また、チェックの厳しいファンによってネット上で指摘され、瞬く間に拡散される危険性も十分に考慮されているはずだ。もし仮に本気でパクろうとするなら、これまでのようなあからさまな酷似は、むしろ避けるだろう。

以上の点を踏まえると、『黒子のバスケ』の場合は、パクリというよりも、リスペクトやオマージュの類なのだろう。作者の藤巻氏はいちファンとして『SLAM DUNK』の名場面を登場させることで、『SLAM DUNK』ファンを"ニヤリ"とさせたい狙いがあるのではないだろうか?

まとめ

今回は、

●黒子のバスケとスラムダンクを比較

●黒子のバスケとスラムダンクの似てる点

●黒子のバスケとスラムダンクの違い

●【黒子のバスケ】スラムダンクのパクリシーンは?

●黒子のバスケはスラムダンクのパクリ?

これらについてまとめました。

以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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