『東京リベンジャーズ』で、キサキ(稀咲鉄太)が言う「俺のヒーロー」の意味を解説します。キサキがタケミチを前に涙した理由や、過去についても考察しました。
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【東京リベンジャーズ】俺のヒーローとは?

『東京卍リベンジャーズ 』9巻より

 

『東京リベンジャーズ』でのササキ(稀咲鉄太)のセリフ「俺のヒーロー」について解説します。

キサキの「俺のヒーロー」の発言は、9巻第73話「A crybaby」で描かれています。

「俺のヒーロー」発言に至るまでのシーンを順を追って記載していきます。

最高幹部のタケミチ

「血のハロウィン」を終えたタケミチが現代に戻ると、レンタルショップの店員ではなく、東京卍會の最高幹部となっていました。

千冬に連れられた幹部会に出席するタケミチ。パー、ペー、ナホヤなど馴染みの顔に安心しつつも、乾、乾、丸井の「元・黒龍組」が幅を利かせていることに驚きます。

そんな中、幹部会に総長代理のキサキが顔を出し、千冬とタケミチを誘います。

血のハロウィンの告白

千冬とタケミチを自分の店に招待したキサキは、東京卍會の過去について語り出します。

ちょうど12年前のこれぐらいの季節だったな……
場地が死んだのは……
あれは全部
オレのせいだ
"血のハロウィンはオレが仕組んだ"

いきなりの告白に驚くタケミチと千冬。そして、キサキはその後、「ずっとこうして謝りたかった。12年経ってわかったんだ」と頭を下げて謝罪します。

ウイスキーの乾杯で場の雰囲気が和やかになっていきますが、突然、キサキの目の色が変わります。

オレが一虎を使って、場地を殺した
そして今からその続きを始める

裏切り者扱い

『東京卍リベンジャーズ 』9巻より

 

いつの間にか眠っていたタケミチが目を覚ますと、両手両足を拘束されていました。そして、隣には殴られてボロボロの千冬がいました。

キサキに詰められる千冬は自分が東京卍會を裏切り、警察に内通していたことを告白します。

千冬は巨悪組織となった東京卍會をかつての姿に戻したいと、必死に抵抗を続けていたのです。

千冬の告白を聞いた後、キサキは持っていた銃で千冬を殺害しました。

タケミチに銃をむける

『東京卍リベンジャーズ 』9巻より

 

その後、キサキはタケミチの顔に近づけて大声をあげます。

安心しろ!
オマエもすぐに逝かせてやる

なんだオマエは?
最後の顔がそれか?
そんなモンなのか!!?

そして、最後に

残念だ

じゃあな
オレの"ヒーロー"

といい、銃口を向けました。しかし、タケミチの殺害を決めたキサキは、なぜか涙ぐんでいたのです。

最後は出所していた一虎が助けにきたので、タケミチが死亡することはありませんでした。

【東京リベンジャーズ】俺のヒーローの意味を考察

[the_ad id="5494"] キサキは、なぜタケミチに対して「オレの"ヒーロー"」と発言したのでしょうか。意味について考察すると、タケミチへの憧れがあったのでしょう。

キサキとタケミチの関係を紐解いていくと、"ヒーロー"発言が真意が明らかになってきます。

不良を目指すきっかけ

『東京卍リベンジャーズ 』21巻より

 

キサキは小学生時代からヒナ(橘日向)に好意を抱いていましたが、ヒナが好きだった相手は「日本一の不良になること」を宣言したタケミチでした。

小学生時代は全国模試1位だったキサキですが、ヒナがタケミチに恋をしたことを知ります。

キサキはその日からタケミチをつけまわし、タケミチが「日本一の不良」を決意したことを知り、自身も不良の道に進みます。

小学生時代のタケミチはキサキのことを覚えていませんでしたが、キサキにとってはヒナが恋した存在であり、ずっと気にかけていたのでしょう。

中学時代に河川敷ですれ違った時も、タケミチが「どっかで見たような」と曖昧な記憶だったのに対し、キサキはしっかりとタケミチを覚えていました。

リスペクトしていた

『東京卍リベンジャーズ 』21巻より

 

キサキは不良になったものの、当初はタケミチを嫌っていたわけではなさそうです。

なぜなら、キサキは「東京事変」でタケミチと向き合った際、「リスペクトしていたのに!!裏切りやがって!!」という発言をしています。

「裏切った」というのはタイムリープしたタケミチが次々にキサキの行動を邪魔していったからでしょう。

ただ、しっかりと「リスペクト」という言葉も使っています。かつてキサキが憧れたタケミチは、間違いなく幼少期のヒーローだったということでしょう。

少なくとも、キサキは中学2年生の時にタケミチに対して「オレはオマエを超えてやる」と話しています。

この時はタケミチはヒナを付き合っているため、キサキからすれば自分が「下」の存在だったと自覚しています。

キサキにとっては、ヒナが愛するタケミチは自分にとっての憧れ(ヒーロー)であり、超えなければいけない存在だったのです。

【東京リベンジャーズ】キサキの涙を考察

東京卍會の総長代理のキサキは、人を殺すことにも何も抵抗がない人物でしょう。

しかし、タケミチに銃口を向けた時、キサキの目からは涙が溢れて、最後には頬をつたっていました。

キサキの涙の理由は、物語で明確に語られたことはありません。

しかし、小学生時代からの知り合いで、不良の道を目指すきっかけを作ったタケミチを前に、昔を思い出していたのではないでしょうか。

小学生〜中学2年生までのキサキは、まだタケミチより自分を「下」とみていました。

かつて憧れた存在が、こんなにもあっけなく死を迎えてしまうことに対して、やるせない気持ちになっていったのでしょう。

【東京リベンジャーズ】キサキの過去を考察

『東京リベンジャーズ』のキサキは、ヒナを手に入れるために不良になった男です。

タケミチが「東京事変」の時に蘇った記憶の中に、キサキがヒナに告白しているシーンがありました。

その時、キサキはヒナに対して指を差し出していたので、かなり本気だったのでしょう。

しかし、ヒナはキサキをふってしまいます。それがキサキがヒナを殺害した理由でしょう。

好きだったヒナが、不良のタケミチを付き合っているため、キサキもタケミチに近づこうと必死で不良の道を進んできました。

そして、東京卍會の総長代理にまでなったにもかかわらず、ヒナはキサキに目も向けてくれない。

キサキはヒナに好いてもらうために不良になったのですが、その目的を果たすことはできず、最後はヒナを殺害したと考察できます。

まとめ

今回は、

●【東京リベンジャーズ】俺のヒーローとは?

●【東京リベンジャーズ】俺のヒーローの意味を考察

●【東京リベンジャーズ】キサキの涙を考察

●【東京リベンジャーズ】キサキの過去を考察

これらについてまとめました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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