文豪ストレイドッグスに登場した、ポートマフィア純幹部・蘭堂。
太宰治と中原中也の出会いを描いた「太宰、中也、15歳」で登場しました。
「蘭堂」という名前は、日本の文豪・作家であてはまるケースがなく、誰が元ネタか気になります。
今回は、文豪ストレイドッグスの蘭堂の元ネタの文豪・作家について調べました。
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この記事の目次
【文スト】蘭堂の元ネタの文豪・作家は?
文ストの蘭堂さんかっこよき~
しかもcvが内田夕夜さん~
ペロスペロー様の声も好きだけど蘭堂さんの声も良きですね#文豪ストレイドッグス #蘭堂 #ペロスペロー #内田夕夜さん pic.twitter.com/F29z98FjjG— カナト*☂︎*̣̩⋆̩🍭 (@kanaru_MHW_airu) April 25, 2019
文豪ストレイドッグスの蘭堂は、登場時はポートマフィアの準幹部で優秀な異能力者でした。
しかし、それは表の顔であり、本当は欧州の異能諜報員。
中原中也の封印を解いた張本人でもありました。
蘭堂の本名は「アルチュール・ランボオ」。
欧州出身の設定であり、日本語名ではありません。
蘭堂では日本の文豪・作家に元ネタはいませんが、本名のアルチュール・ランボオの場合で考えるとほぼ同じ名前の文豪が存在しました。
19世紀のフランスの詩人、アルチュール・ランボーです。
欧州出身であり、名前も「ランボオ」と「ランボー」とほぼ同音であるため、間違いないでしょう。(また、実在したランボーはランボオとも表記されてます。)
また、顔についても、アルチュール・ランボーは小顔でイケメンです(↓)
蘭堂も寒がりで顔色はあまり優れないですが、整っている顔であり、髪の長さは違いますが、似せている部分はあるのではないでしょうか。
ただ、蘭堂の異能については、アルチュール・ランボーのどの作品やネタをモチーフにしたかは不明です。
蘭堂の異能は、能力は太宰・中原との戦闘シーンで明らかにされていますが、正式な名称はつけられていませんでした。
相棒のポール・ヴェルレエヌの元ネタは?
蘭堂ことアルチュール・ランボオには、入国の際に相棒がいました。
名前はポール・ヴェルレエヌ。
蘭堂は死んだと思っていますが、実際には生きており、坂口安吾の報告書では中原とポール・ヴェルレエヌは戦うとされています。
戦いはまだ漫画、アニメ化されておらず、これからのようですね。
ポール・ヴェルレエヌもランボー同様、19世紀のフランスの詩人です(↓)
詳細は次で説明しますが、実在するアルチュール・ランボーとポール・ヴェルレエヌは同棲をしており、非常にお互いの作品を尊重し合う中だったそうです。
アルチュール・ランボーの経歴とプロフィール
[the_ad id="5494"]実在したアルチュール・ランボーの経歴について記載していきます。
プロフィールについてはこちら。
フルネーム | ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー |
---|---|
フランス語 | Jean Nicolas Arthur Rimbaud |
生年月日 | 1954年10月20日(37歳没) |
国籍 | フランス |
職業 | 詩人、貿易商人 |
作品 | 酔いどれ船(1871年)など |
アルチュール・ランボーは1854年、フランス北東部アルデンヌ県シャルルヴィル(現在のシャルルヴィル=メジエール市)に生まれました。
代表作は「酔いどれ船」(1871年)、「地獄の季節」(1873年)、「イリュミナシオン」(1874年)など。
1870年に家出をし、その後はポール・ヴェルレーヌと出会い愛人関係となります。
文ストでは同僚でしたが、実在した2人はもっと濃い関係でした。
ヴェルレーヌはランボーの天才ぶりにほれ込み、愛していたそうで、同棲もしています。
しかし、ランボーはヴェルレーヌに対してはそのような気はなく、最後は嫌気が差して、家を飛び出しています。
ヴェルレーヌと別れた後は、兵士、翻訳家、商人など様々な職業を転々し、アビシニア(現:エチオピア)のハラールに駐在しています
そこでは詩人ではなく、武器商人として独立して成功しましたが、1891年に骨肉腫の悪化により、フランスに帰国。
最後は右足を切断するものの、癌は全身に転移していており、同年11月10日に死去しました。
ランボーは1870〜1875年までが詩人としての創世期であり、「早熟の天才」と表現されていました。
20代前半で詩作を辞めていますが、20世紀の詩人に大きく影響を与えているほどです、
日本でも研究されており、早い時期では1967年に西條八十が「アルチュール・ランボー研究」を著しています。
アルチュール・ランボーと中原中也の関係
実在する中原中也も初期の作品は、アルチュール・ランボーの影響を受けており、作品にテイストを反映させているようです。
また、中原は初期のランボー作品の翻訳も行っていました。
これは現在も「ランボオ刺繍」というタイトルで岩波文庫から出版されています。
紹介文には下記のように記載されていました。
ランボオ(1854―1891)と中原中也(1907―1937)、早熟早世の二人の詩人の個性がぶつかり合って生まれた〈化合物〉とも言うべき訳詩集。
中也は自らの詩人としての嗅覚を頼りにランボオの詩を読み解き、いわば無手勝流に見事な〈中也節〉で訳し上げてみせた。
文ストでは蘭堂(ランボオ)が実験中の中原を呼び起こして、人間ベースの中原が誕生した経緯があります。
影響を受けて世の中に出た、という意味では、実在世界と文ストで関り合いは同じのようです。
文ストでは、中原中也と蘭堂に関わりについては「太宰、中也、15歳」で明らかになっています。
太宰と中原の出会いが描かれた話でもあり、より詳しく知りたい人はこちらをどうぞ。
まとめ
今回は、
●【文スト】蘭堂の元ネタの文豪・作家は?
●アルチュール・ランボーの経歴とプロフィール
●アルチュール・ランボーと中原中也の関係
これらについてまとめました。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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