人気漫画のスラムダンクは、物語をよく読むと矛盾点があることに気付きます。
何度も読み返さないと気づかない部分もありますが、コアなファンを中心に話題になっていますね。
今回はスラムダンクの矛盾点や、謎や不思議について深掘りをしていきます。
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スラムダンクの矛盾について考察
スラムダンクの物語における矛盾点について記載していきます。
全部で10個ありましたので順番に解説していきます。
桜木が湘北に入学できたり理由
主人公の桜木花道は、かなり学力が低い高校生です。
和光中時代には喧嘩に明け暮れており、地元では有名な不良だったにも関わらず、普通の公立高校である湘北高校に入学できています。
「普通」というのは、物語で赤木の同級生が「普通の公立高校」と語っており、偏差値で換算すれば55前後ということになります。
物語上で湘北の偏差値がどれほどかは明らかになっていませんが、少なくとも赤木や木暮が桜木と同じ学力であるのはちょっと無理がある設定でしょう。
赤木や木暮がめちゃくちゃ頭が良いという設定こそありませんが、性格上、勉強もしっかりと行っていると推測できますね。
一方、桜木は描写を見る限りで中学時代に勉強をした形跡は見当たらないので、なぜ湘北に入れたのはわかりません。
もしかしたら、桜木が中学時代、高校受験の時だけ真剣に勉強をしていた・・・という可能性もありますが・・・。
赤木が強豪高校に入学しなかった理由
赤木は高校受験で湘北高校に入学をしていますが、全国制覇を夢見る人物が、なぜ弱小バスケ部の湘北高校に入学をしたのでしょうか。
中学時代から全国制覇を目指していた赤木が、なぜ県内の強豪である海南や翔陽に進学せずに、普通の湘北に入学をしたのかは明らかにされていません。
可能性があるとすれば、当時の湘北はそこそこ強かったということでしょう。
しかし、全国制覇を目指すのであれば、公立高校では難しいことも十分承知しているはずで・・・・
赤木の言動には少し矛盾が生じていますね。
赤木が山王工業の選手を知らない
もう1つ赤木の矛盾点があります。
赤木は中学時代からバスケ雑誌を購入するほどのバスケ通であり、かねてより全国制覇を目指している男です。
そんな選手が、自分と同い年の山王工業の選手を一人も知らないということはないでしょう。
深津や河田などの全国クラスの選手であれば、嫌でも情報は耳に入ってくるはずです。
さらには、全国大会の相手に山王戦が決まっているにも関わらず、それを知ったのは大会直前というのも大きな矛盾ですね。
いくら安西先生が教えていなかったとしても雑誌などから情報は入ってきそうですが・・・・。
赤木と晴子の中学が違う
赤木と晴子は顔はあまり似ていないですが、兄妹です。
しかし、2人の出身中学が異なるのはおかしな点でもあります。
赤木は北村中、晴子は四中でした。
それぞれの中学の名前からも、私立中学ではないと推測で切るため、なおさら矛盾が生じています。
公立の中学の場合、役所などに申請をすれば学区外でも通うことができるようですが、高校は2人揃って同じ湘北であることから、中学がバラバラになっている理由がわかりません。
中学名が出てきたのは、晴子→赤木の順番だったため、作者の井上先生が晴子の中学を忘れていた可能性は十分にありえます。
宮城はバスケを辞めたかったのでは?
湘北エースガードである宮城リョータは、中学から高校に進学する時にバスケを辞めようとしてしていました。
これは宮城と桜木が2人きりで帰宅していた時に明らかになりましたね。
しかし、その一方で、宮城は陵南の田岡監督からのスカウトを安西先生がいるから湘北に行くとして、断っています。
この事実は宮城では田岡監督の回想で明らかになりましたが、一体、宮城の本心はどちらだったのでしょうか。
考えられるとすれば、バスケを辞めようと思っていた時に田岡監督からスカウトされ、断る理由に安西先生のことを口に出した可能性はありますね。
ただ、元全日本の安西先生がいる湘北高校に行くあたり、宮城は本気でバスケを辞めたかったのは疑問に感じますね。
三井と安西先生はすれ違わなかったのか?
三井は湘北バスケ部を退部した後も、高校にはそのまま在籍をしていました。
中学1年の夏あたりで部活を辞めて以降も学校には通っていた様子でした。
一方で安西先生も外部コーチとしてほぼ毎日、学校に足を運んでたと思います。
そう考えると、三井と安西先生は校内のどこかですれ違っていても不思議ではないと思いますね。
しかし、物語では体育館で2人が顔を合わせたのが、2年ぶりのような描写がされていました。
確かに三井はロン毛になっていたので、メガネをかけている安西先生は校内で見かけても三井だとわからなかった可能性はありますね。
三井は性格的に臆病なところもあるので、安西を避けて2年間を過ごしていたのかもしれません。
湘北バスケ部が体育館を独占
高校で部活動をしている人であれば、誰もがおかしいと感じたはずです。
公立高校の湘北では、なぜかバスケ部が体育館を独占しています。
物語でここをついてしまうと元も子もないのですが、桜木の特別合宿中でも他の部活がやっている気配もなく、桜木の独占状態でした。
私立ではまれに体育館が複数あったりしますが、流石に公立高校では考えられないでしょう。
屋内競技では、バレーボール、ハンドボール、バドミントンなどがありますが、スラムダンクではあえて触れずに物語が進んでいきます。
公立高校の湘北に学食がある
桜木の2万本のシュート合宿の時、お昼休憩で学食のシーンがありましたね。
その時はバスケ部のメンバーは静岡で常誠高校と練習試合を行っており、桜木軍団で練習をしていました。
ただ、お昼に学食というのは、公立高校ではちょっと特殊ですね。
私立高校であれば学食を置いているケースもありますが、公立高校で学食というのはあまり聞きません。
ましてや、生徒たちが学校にいないお休み期間ですので、仮に食堂があったとしても閉まっているのが普通でしょう。
仙道が陵南高校に入部した理由
陵南高校のエース、仙道はスカウトをされた入学をした経緯があります。
しかし、仙道ほどの実力であれば、東京の広告から非常に多くのスカウトがあったはずです。
仙道は東京の中学校であることから、出身と住まいも都内のどこかなのでしょう。
それにも関わらず、全国的に無名な陵南に入学したことは大きな矛盾です。
仙道ほどの実力であれば、都内高校でかつ、全国常連のチームでバスケができたと思いますが・・・
陵南に入学した理由はかなり知りたいですね。
仙道のバスケのうまさは作中でも屈指ですね。海南の牧とどっちが上手いのかを考察しています。
翔陽に顧問がいないこと
最後になりますが、これが最大の矛盾点でしょう。
県内強豪の翔陽に監督やコーチがいないことです。
このチームはなぜか、選手であり主将の藤間が監督も兼任しているのです。
しかしその一方で、翔陽は物語の前年にインターハイに出場をしており、この時は流石に監督ないしコーチはいたと推測できます。
もしかしたらいなかった可能性もありますが、その時は藤間ではなく、当時の3年生が監督を兼任していたことになり、1年以上も何もしていない学校側の対応はかなりおかしいですね。
スラムダンクの謎や不思議な設定まとめ
[the_ad id="5494"] 続いて、スラムダンクの物語で矛盾とまでいえないもの、疑問や不思議な箇所が出ており、その内容についてまとめました!桜木の父親はどうなった?
桜木の父親は、桜木が中学校の時に自宅で倒れてしまいました。
近くの病院に助けを求めようとした桜木でしたが、自宅を出た直後後に不良につかまってしまいました。
その後は父親を助けられたのかどうかは明らかにされておらず、謎のままです。
安西先生を助けた時の回想シーンとして描かれていましたが、桜木がそのシーンの直後後に涙を流していたということは、もしかしたら助けられなかった可能性もありますね・・・。
桜木の父親についての考察は下記にもまとめています。
三井の中学時代の同級は?
三井は安西先生に憧れて、多くのスカウトを断ってまで湘北高校へ進学をしました。
そして、中学時代にともに全国大会へ出場をした仲間も一緒に湘北に入学をしています。
そう考えると、三井が抜けてしまったとはいえ、彼らも相当の実力者であったことは間違いありませんが、なぜか部活を辞めてしまっています。
可能性があるとすれば、赤木とソリが合わなかったということは考えられますが、全国大会であれば三井の仲間は中学時代に経験をしており、赤木の気持ちも理解できるはずです。
三井の仲間たちも、三井がいなくなり、部活をどんどん離れていったということでしょう。
宮城の名前はカタカナ?
宮城の名前は「リョータ」であることは間違いありません。
しかし、いくら漫画を探しても、漢字で表記されているシーンはなく、なぜかWikipediaなどの多くのサイトや媒体でもカタカナ表記がされています。
リョータというカタカナの名前はかなり珍しく、これは疑問です。
なぜカタカナなのかも定かではなく、単純に井上先生の好みだったということでしょうか。
晴子はなぜ水戸だけ名前で呼ぶのか?
晴子は誰に対しても優しい存在ですが、物語の呼び方には若干、変化が生じています。
桜木や流川に対しては苗字で読んでいますが、なぜか水戸には「洋平くん」と下の名前で読んでいます。
最初は水戸と苗字で読んでいたと思われますが・・・。
これは、もしかしたら、桜木が水戸を「洋平」と読んでおり、その流れで「洋平くん」になった可能性はありますね。
ちなみに、水戸は当初、バスケ部に入部する予定のキャラクターだったようです。
安西先生はなぜお金持ち?
安西先生の自宅は、全国大会前に流川が訪問した時にお披露目となりました。
結論、和式のお部屋でかなり広そうですよね。
ただ、安西先生が全日本のバスケ選手だったとはいえ、当時のバスケにはプロはないため、そこまで収入が高いとは思えません。
その後に大学バスケのコーチをしていたようですが、コーチ専任であればそこまで給料は高くないと思われます。
やはり全日本の元選手ということもあり、講演会なども多数行っていたのでしょうか。収入源は謎のままです。
マネージャー・彩子の苗字は?
湘北のマネージャーである彩子ですが、実は物語で苗字が出てきていません。
登場からずっと「彩子」で呼ばれており、フルネームを聞くことなく、最終話を迎えています。
一回だけ湘北メンバー表がコマに描かれていましたが、その時も彩子の苗字だけ絶妙に記載がなく、謎のままです。
魚住の「はらたいらさんに3000点」とは?
魚住が湘北と海南が戦う際に言った「はらたいらさんに3000点」は多くの人が謎に感じたでしょう。
これは、昔に放送されたテレビの「クイズダービー」からのネタです。
「クイズダービー」は自分の持ち点を賭け、勝った方に点数が加算されていく方式で最後の最も点数が高い回答者が優勝となりました。
「クイズダービー」の回答者の中に「はらたいら」という漫画家がおり、かなりの正答率を誇っていようです。
魚住が湘北と海南のどちらにもかけずに「はらたいらさんに3000点」と言ったのは、完全にボケたと言って良いでしょう、
海南の武藤の実力は?
海南のパワーフォワードの武藤。
海南でスタメンでいるという事実から、かなりの実力者であることはわかりましたが、物語ではその上手さがピックアップされることはありませんでした。
三井とのマッチアップではほぼ相手を封じ込めている一方で、陵南の福田にはかなりやられており、ディフェンスは微妙なのでしょうか。
かといって、オフェンスでも目立った描写がなく、うーん、なんとも言えない選手です。
ただ、山王工業の松本に対してかなり詳しい様子で、何かしらの因縁がある選手なのかもしれません。
翔陽の永野満は「リアル」にも登場?
翔陽のインサイドプレイヤーである永野満。
スラムダンクではちょと地味な存在でしたが、実は井上先生の別作品である「リアル」でも、同姓同名の選手が出てきます。
ただ、「リアル」では、長野満であるため苗字が異なっていますね。
2人とも身長は共に190cm近くパワー溢れるタイプでありますが、あくまでも別人として描かれています。
堂本監督だけが慢心
山王工業の堂本監督は、湘北との試合で負けることは微塵も感じていない様子でした。
そのため、河田弟を試合中に投入したりと、かなり実験的なやり方で湘北と戦っていましたね。
しかし、選手たちは前日の準備を含めてかなり慎重になっており、なぜ堂本監督だけが慢心していたのかは謎のままです。
確かに全国2連覇をしていれば、流石に心に隙ができたということでしょうか。
ただ、初戦ということを考えれば、慎重にいってもおかしくないはずなのに・・・・。
まとめ
今回は、スラムダンクの矛盾や謎の設定について記載していきました。
記載してきた内容については下記の通りです。
・赤木が強豪高校に入学しなかった理由
・赤木が山王工業の選手を知らない<
・赤木と晴子の中学が違う
・宮城はバスケを辞めたかったのでは?
・三井と安西先生はすれ違わなかったのか?
・湘北バスケ部が体育館を独占
・公立高校の湘北に学食がある
・仙道が陵南高校に入部した理由
・翔陽に顧問がいないこと
・三井の中学時代の同級は?
・宮城の名前はカタカナ?
・晴子はなぜ水戸だけ名前で呼ぶのか?
・安西先生はなぜお金持ち?
・マネージャー・彩子の苗字は?
・魚住の「はらたいらさんに3000点」とは?
・海南の武藤の実力は?
・翔陽の永野満は「リアル」にも登場?
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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