2018年4月13日に公開された映画「名探偵コナン ゼロの執行人」。

 
作中で弁護士の橘鏡子が「公安的配慮」という言葉を使い、小五郎の基礎はやむを得ないと判断するシーンがあります。

 
「公安的配慮」は物語のキーポイントになる言葉だと思いますので、しっかりと理解したいですね。

 
今回は映画「名探偵コナン ゼロの執行人」で弁護士の橘が使用した「公安的配慮」について解説していきます。

 
他にも、安室が所属する「ゼロ」の実在や協力者について調べてみました。

 

名探偵コナンゼロの執行人で使われた「公安的配慮」とは?

作中で弁護士の橘鏡子はコナン達と下記の会話をしており、そこで「公安的配慮」という言葉が出てきましたね。

 

橘「でも、警察の公安部だけは違う。はっきり言って、検察の公安は警察の公安に歯が立たないんです。

捜査員の人数やノウハウに雲泥の差がありますからね。だから、起訴にも公安的配慮が働くときがある」

コナン(公安的配慮・・・)

橘「特にサミット会場の爆破なんて、公安警察の顔に泥を塗ったも同じ。必ず起訴しろという圧力が容易に想像できます。」

 
橘が言う公安的配慮を簡単に説明すると、公安警察から公安検察へ掛ける起訴しろという圧力になります。

【前提知識で抑えたい!】 起訴とは?
起訴とは、検察官が刑事事件について裁判所の審判を求める意思表示をいいます。

 

犯罪は「逮捕=有罪が確定」ではなく、

 

①逮捕(容疑の有無)→警察が行う

②起訴(起訴or不起訴)→検察が行う

③判決(有罪or無罪)→裁判官が行う

 

この3ステップで有罪が確定します。

 

今回、毛利小五郎は警視庁公安部の風見に逮捕(①)されており、次に②起訴か不起訴かを検察(作中では日下部誠・岩井紗世子)が判断します。

 

②起訴をするためには十分な証拠が必要になり、③判決で無罪を勝ち取るのはかなり難しいのが現状です。

 
橘は公安的配慮という言葉を使用する前のセリフで警察や検察の構造を説明していますが、それでも一回で理解するのは難しいと思います。

 
それでは、公安的配慮を理解するために必要な知識から順番に解説していきますね。

 

警察庁・警視庁・検察庁の3つの組織に公安が存在

ゼロの執行人の中で「公安」という言葉が出てきますが、公安にも全部で3種類ありました。

 
下記は作中で使用された画像の引用です。

それぞれにキャラクターをあてはめていくと下記になります。

 

母体管轄呼称役割キャラクター
日本国警察庁公安警察逮捕安室透(降谷零)
東京都警視庁公安警察逮捕風見裕也
法務省検察庁公安検察起訴or不起訴日下部誠

 
名前は同じ公安ですが、全く管轄が違う別の組織に所属をしています。

 
安室と風見がともに動いているのは、警察という大きな括りでは同じ組織になるからです。

警察庁と警視庁の違いは?
警察庁と警視庁の違いは、管轄が異なります。

 
【警察庁】(安室が所属)
・国全体の警察
・全国を管轄
・トップは警察庁長官

 
【警視庁】(風見が所属)
・東京都の警察
・東京を管轄
・トップは警視総監

 
警視庁は東京都の警察ですが、東京だけ他の都道府県とは異なり、「警視庁」と名付けられています。

 
3つの組織で同じ公安が付けられている理由は、各組織ごとで「安全と秩序を守る」という役割と果たしているためです。

 
役割分担は、警察(安室・風見)が容疑者を見つけて逮捕し、検察(日下部)が起訴もしくは不起訴の判断をします。

 
厳密にいうと安室が属する警察庁は現場仕事ではないため、作中では安室が風見を使って毛利小五郎を逮捕しています。

 

警察庁・警視庁・検察庁の3つの公安のパワーバンランス

ただ、同じ公安でも母体の組織の強さに伴い、パワーバランスが存在しています。

 
(リアルでもこのようなパワーバランスはあると思いますが、コナンでは大げさに表現している部分もあるでしょう)

 
強い順は下記になります。

 
先ほどの順番と同じであり、作中のキャクラターの"格"ともいえますね。

 
①日本国:警察庁の公安部:安室透(降谷零)
②東京都:警視庁の公安部:風見裕也
③法務省:検察庁の公安部:日下部誠

 
①と②の力関係は、橘は説明していませんが、母体が日本と東京都というわかりやすい比較であり、何となくわかると思います。

 
作中で安室と風見が上司・部下の関係であるのも、安室は日本全国の公安を監督・管理している一方で、風見は東京都のみになるからです。

 
気になるのは、なぜ③検察庁の公安部が最も弱くなってしまうのか、ということです。

 
次で解説をします。

 

公安検察は公安警察には逆らえない

作中で橘は「検察の公安は警察の公安に歯が立たない」と言っています。

 
普通、起訴をする検察は警察と対等な関係になるため、歯が立つとか立たないとかの話でありません。

 
しかし、公安部限っては「捜査員の人数やノウハウに雲泥の差がある」と話しています。

 
雲泥の差は、言い換えれば、実力の差です。

 
公安検察が何かしようと動いても、結局は捜査員やノウハウを持つ公安警察に応援を依頼せざることが多い。

 
そして、本来であれば対等の組織が、【公安警察〉公安検察】という上下関係になってしまい、自然と逆らえなくなっている言いたかったのでしょう。

 
また、国際サミット会場の爆破という世界的にも注目される事件のため、容疑者の毛利小五郎を逮捕した公安警察は、有罪にするべく公安検察へ早く起訴しろと迫ってくるとも話していますね。

 
つまり、もともと公安検察は公安警察に逆らえない関係でありながら、さらに、圧力を掛けられてしまうという状況になるわけです。

 

ゼロの執行人での「公安的配慮」の意味を解説

以上から、作中で橘が話した「公安的配慮」とは、

 
"別組織だが、【公安警察〉公安検察】の力関係があるため、公安検察は公安警察の逆らえずに起訴してしまう"

 
ということです。

 
独立した3つの組織ですが、公安部は例外であるため、「公安的」という言葉を使ったのでしょう。

 

まとめ

今回は、ゼロの執行人での「公安的配慮」の意味を解説をしました。

 
小五郎が起訴されるかどうかの重要なシーンでの言葉でしたね。

 
警察・警視・検察の違いについても、キャラクターの"格"でパワーバンラスが設定されていますね。

 
以上となります。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 
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