鬼塚英吉は、藤沢とおるさんの大ヒット漫画「GTO」の主人公キャラクターです。
元ヤンキーの中学生教師で破天荒な性格ながら、生徒たちと真っ直ぐ向き合い信頼関係を築いていく様子が見どころです。
鬼塚は作中で大型バイクを乗るシーンが多数ありますが、どんな車種に乗っているのでしょうか。
バイクには「鬼塚スペシャル」という名前もあるようで、詳細が気になりますね。
今回は、漫画GTOの主人公・鬼塚英吉のバイクについて深掘りしていきます。
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GTO鬼塚英吉が乗るバイクが人気
GTOで鬼塚英吉がバイクに乗るシーンが多数登場しています。
バイクを乗る教師は非常に珍しく、かなりカッコ良いと話題になっていました。
鬼塚は藤沢とおるさんの「湘南純愛組!」でも主人公として描かれており、そこでもバイクを乗り回しています。
「湘南純愛組!」はコミックス全31巻の大ヒットヤンキー漫画であり、物語の最後で鬼塚はヤンキーから足を洗います。
その続編として「GTO」の連載がスタートし、鬼塚が教師として第2の人生を歩むところからスタートします。
時系列では、
・1990年〜「湘南純愛組!」コミックス全31巻
・1997年〜「GTO」コミックス全25巻
・2009年〜「GTO SHONAN 14 DATS」コミックス全9巻
・2014年〜「GTO パラダイス・ロスト」コミックス11巻(連載中)
となっています。
GTOだけでも3つのタイトルでコミックスが発売されており、学校や学年を変えて教師として活動する様子が描かれています。
1人の主人公が漫画のタイトルを変えてここまでロングヒットしているケースは珍しく、それだけ鬼塚というキャラクターに魅力があることの裏返しでもあります。
話は戻りますが、そんな鬼塚が乗るバイクについて、以下、詳細について記載していきます。
GTO鬼塚英吉のバイクの車種は?
[the_ad id="5494"] GTOで鬼塚が乗っているバイクは、愛車はカワサキ・750RS(Z2)です(↓)
●750RS(Z2)の概要
名称 | 750RS(Z2) |
---|---|
製造・販売 | 1973年〜 |
タイプ | ネイキッド |
エンジン型式 | 空冷4ストローク並列4気筒 |
車両重量(kg) | 230kg |
排気量 | 746cc |
サイズ(全長x幅x高さ) | 2200×865×1170mm |
最大トルク(Nm/rpm) | 5.9kg・m/7500rpm |
最高出力 | 69ps/9000rpm |
カワサキ・750RS(Z2)は、1973年から1978年にかけて製造・販売されています。
総排気量は746ccであり、これは当時の業界での自主規制により750ccを超えるオートバイは販売できない経緯がありました。
そこで排気量をネーミングの観点で750cc(実際には746cc)として売り出していました。
1975年に免許制度が改定されたことで自動二輪免許が取得しにくくなったこともあり、中型限定自動二輪免許(最大排気量400cc)へ人気が以降していき、一時は下火になってしまいます。
しかし、1980年後半から希少性の観点から市場ではカワサキ・750RS(Z2)の存在が見直されはじめ、投機目的の売買や国内のバイクブームなどに伴い、価格がどんどん高騰していきました。
人気持の要因はそのデザイン性であり、重要感を感じる大柄ボディにディアドロップ型のタンク、オレンジ・ブラウンの「火の玉カラー」は多くの人を魅了しました。
丸形のミラーは"ゼッツーミラー"と呼ばれることが多く、今でもカスタムの定番となっているほどです。
価格面では、2010年代初頭では状態の良い中古品であれば、1台200〜300万円で取引されており、非常に高額であることがわかります。
発売当時は時代は異なるものの41万円で取引されており、人気の急騰ぶりが数字でもみることができます。
GTO鬼塚英吉のカワサキZ2「鬼塚スペシャル」とは?
作中では、鬼塚が乗っているバイクは通称「鬼塚スペシャル」と呼ばれています。
それは鬼塚がカワサキ・750R(Z2)を一部をカスタムしているからです。
先ほど記載した通り、カワサキ・750R(Z2)の排気量は746ccで生産をされています。
しかし、鬼塚が乗っている同バイクは排気量を746cc→900cc→1105ccとグレードをあげていっています。
「GTO」の前作にあたる鬼塚がヤンキー時代の「湘南純愛組!」では1105ccと説明されているシーンがあり、最高速度はおよそ300kmオーバーです。
サイドカバーの数字が"900"と記載されていますが、上記により1105ccまで改造したことがわかリ、北米への輸出用に生産された前身の「Z1」(903cc)を上回るボアアップを行っていることになります。
下記のような説明も引用します。
ヨシムラのカムとタイセコのピストンを組んで1105ccにボアアップ
さらに、ミクニのTM40でカリカリの高速仕様に仕上げてある。圧縮比もカツカツで、当然下はスカスカ
超タイトなパワーバンドでタウンライドは乗りこなしにくいことこのうえなし。並みの単車乗りならクラッチミートした瞬間にエンストかフロントアップで振り落とされるだろう。
だが、たまにレッドすれすれまで回してやるとそれこそ水を得た魚のように伸びやかにアスファルトを蹴ってゆく。
「鬼塚スペシャル」とは、このようにエンジンをグレードアップさせていることに起因しています。
しかし、現実的には、1105ccにしたとしても作中にあるように公道を時速300kmオーバーで走るのはあり得ないことであり、漫画の中のフィクションです。
実際、「300kmオーバが可能か」という問いに対して、下記の答えが記載されていました。
レース用ではない公道では出せて200kmが限界のようですが・・・
そもそも速度制限があり法律はきちんと守らないといけないため、あくまでも理論上の話でしょう。
無理だね。
エンジンだけ大きくしても速度は出せないし、出そうとしてもアクセルを開けられない。
何でかというと、バイクで速度を上げようとしたら「風圧」が問題になり、
更にタイヤを支えているフロントフォークの問題も提起されて、リアフォークも
強化しなければ速度は出せないんだよ。しかも、バイクで200kmを超す速度は出せても、これ以上の速度は道路の凹凸も
問題になるし、高速道路では車両を追い抜くときの風圧も問題になるので、
出そうと思っても出せない。金がかかるので止めろ。
まとめ
今回は、
●GTO鬼塚英吉が乗るバイクが人気
●GTO鬼塚英吉のバイクの車種は?
●GTO鬼塚英吉のカワサキZ2「鬼塚スペシャル」とは?
これらについてまとめました。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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