2019年5月24日公開の映画「空母いぶき」で佐藤浩市さんは内閣総理大臣を演じます。
公開前に発売された2019年5月10日号の雑誌「ビックコミック」の公開前インタビューの内容が、痛烈批判され、ネットを中心に炎上をしています。
しかし、佐藤さんのインタビューを確認していくと、炎上するほど悪くないという声もありました。
今一度、叩かれている理由について整理していきます。
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【空母いぶき】佐藤浩市の炎上発言まとめ
佐藤浩市さんが出演した映画「空母いぶき」での公開前インタビューで批判され、その内容が炎上しています。
 
佐藤さんの発言に対し、ベストセラー作家・百田尚樹さんや幻冬社の見城社長ら著名人が批判を行い、その発言を巡って議論が高まり炎上しているのです。
 
佐藤さんが発言した内容は下記になります。
 
ー総理大臣役は初めてですね。
最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。
いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね。
でも監督やプロデューサーと
「僕がやるんだったらこの垂水総理大臣をどういうふうにアレンジできるか」
という話し合いをしながら引き受けました。
そしてこの映画での少し優柔不断な、どこかクジ運の悪さみたいなものを感じながらも最終的にはこの国の形を考える総理、
自分にとっても国にとっても民にとっても、何が正解なのかを彼の中で導き出せるような総理にしたいと思ったんです。
ー総理は漢方ドリンクの入った水筒を持ち歩いていますね。
彼はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです。
だからトイレのシーンでは個室から出てきます。
(引用:雑誌「ビッグコミック」2019年5月10日号より)
 
この佐藤さんのインタビューを読んだ百田さんがTwitterで下記の発言をしたことが発端です。
 
日本で大人気の小説家である百田さんの意見だけに、非常に注目が集まりました。
 
三流役者が、えらそうに!!
何がぼくらの世代では、だ。
人殺しの役も、変態の役も、見事に演じるのが役者だろうが! https://t.co/UReRTd6KNe— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) May 12, 2019
 
そして、それに続くように幻冬社の見城社長も下記意見を述べています。
 
見城社長も影響力のある方であり、ネット上では「佐藤浩市はなぜこんな発言をしたのか?」と疑問に思う人も少なくなかったと思います。
 
演じる対象に批判や悪意があるなら、そのように演じるだろう。それは役者の勝手だ。インタヴューで自分の主義・主張を語るのも構わない。しかし、「出演するのに抵抗感があったから、首相役をストレスに弱く、すぐにお腹を下す設定にしてもらった」と語るのはどうだろう?そんな映画、観たくもない。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) May 12, 2019
佐藤浩市さんは何でこんなこと言ったんだろう?三流役者だとは思わないが、百田尚樹さんの言う通りだ。大体、そんなに嫌なら出なければいいだけだ。しかも、人の難病をこんな風に言うなんて。観たいと思っていた映画だけど、僕も観るのはやめました。 https://t.co/0MH3ApMetH
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) May 12, 2019
 
批判されている理由は主に下記になります。
 
①佐藤さんが潰瘍性大腸炎の持病を持つ安倍晋三首相を揶揄している
②病人をバカにしている
③当初は出演したくなかった、政権側を演じることに抵抗があると同等と発言
④自身の発言で役の設定を変えている
 
その一方で、佐藤さんの発言時代は別に悪くないという立場の人もおり、下記に記載していきます。
【空母いぶき】佐藤浩市は悪くない?
[the_ad id="5494"]ネット上では「悪くない」と思う人の方が多く、佐藤さんの発言に対して大きく批判している人は少ないです。
 
例えば、こちらの人は、発言は佐藤さん役作りの一環であると発言しています。
 
責任の重さから体を弱くしている設定にしているだけであり、非常に細い部分まで役作りを仕込んでいたという考えです。
 
映画『空母いぶき』で総理大臣垂水慶一郎役をやる佐藤浩市さんのインタビューに「安倍総理の病気を揶揄するな」「反日役者」「反日映画」とか言って激怒している人たちがいるみたいだけど、単に役になりきるために設定を追加しただけだろ。 pic.twitter.com/rch9Zwg1sY
— ロジ (@logicalplz) May 13, 2019
ビッグコミック『空母いぶき』佐藤浩市インタビュー全文を読んでみた。つまり弱さを抱えながらも、背負うものに対する責任の重さから、成長する総理像を演じるため、キャラクター設定を強化したわけだ。「反体制」や「現首相への揶揄」で炎上する発言だとは到底思えない。この国の“世間”は恐ろしい。 pic.twitter.com/iPJkOvXYRK
— 清水 節 (@Tshmz) May 13, 2019
 
さらには、関係者の都合、公開前に「空母いぶき」を見た人は下記のツイートをしています。
 
内容は佐藤さんの演技は、安倍首相をバカにするようなものではない、ということでした。
 
現在の首相と同じ設定しているだけであり、安倍政権や首相に対しては特に批判はされていないようです。
 
たまたまいちはやく観る機会があったのでツイしてみますが
映画『空母いぶき』において日本国首相を演じた佐藤浩市の演技には
安倍晋三をバカにするようなところは微塵もなかった。
その虚構に準じた独自のキャラクターとして苦悩したり決断したりしていた。— Ryo Chiura (@r_chiura) May 13, 2019
 
また、佐藤さんが役作りのため「お腹が弱い」設定を提案し、それを製作スタッフが承諾したから映画が成立をしている部分もあります。
 
下記のように批判に対して、さらに反駁されている方もいらっしゃいました。
佐藤浩市が首相揶揄したっていうので炎上してる経緯みたらかなりくだらないな。原文と批判読んでみて思った感想↓ pic.twitter.com/dt8BKal5ic
— cwrou (@cwrouu) May 13, 2019
【空母いぶき】佐藤浩市が叩かれる理由
最後に佐藤さんが批判されている理由を改めて整理します。
 
①佐藤さんが潰瘍性大腸炎の持病を持つ安倍晋三首相を揶揄している
②病人をバカにしている
③当初は出演したくなかった、政権側を演じることに抵抗があると同等と発言
④自身の発言で役の設定を変えている
 
特に大きいのが、安倍首相の持病である「潰瘍性大腸炎」を揶揄する設定(主人公の首相はお腹が弱く漢方ドリンクの入った水筒を持ち歩いている)を佐藤さんが提案して付け加えた点でしょう。
 
役者がより役の設定を深めるために、製作陣と相談して役作りをすることは少なくないと思います。
 
ただ、今回はそれが安倍首相の持病を連想させるものであったというのが大きいのでしょう。
 
一部では病気をバカにしているという声も上がっています。
 
佐藤さん自身、政治思想ではしんぶん赤旗にインタビューが掲載されているなど「左派」だと思われるため、そのような背景もあり、各著名人が安倍首相を揶揄していると考えられたのではないでしょうか。
まとめ
今回は、
●【空母いぶき】佐藤浩市の炎上発言まとめ
●【空母いぶき】佐藤浩市は悪くない?
●【空母いぶき】佐藤浩市が叩かれる理由
これらについてまとめました。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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