『ワールドトリガー』のヒュースと陽太郎の関係について考察します。ヒュースと陽太郎は正反対な性格ながら、仲が良い描写が多く、その理由も深掘りしていきます。

【ワールドトリガー】ヒュースと陽太郎の関係は?

『ワールドトリガー』のヒュースと陽太郎は正反対な性格と容姿の持ち主ですが、作中では良い関係性を築いています。ここでは、ヒュースと陽太郎のキャラクター性を解説後、2人の関係性について深掘りします。

ヒュースはアフトクラトルの実力者

玉狛第2(三雲隊)に入隊して立場上は味方のヒュースですが、元々はアフトクラトルの実力者として捕虜されていた身です。アフトクラトルは近界の国々の一つであり、最大級の軍事大国でもあります。

そのため、アフトクラトル出身のヒュースは実力も高く、蝶の楯(ランビリス)を使用すれば、B級隊員の中では群を抜いて強いと考えられ、A級隊員とも実力伯仲で戦えるのではないでしょうか。過去に蝶の楯(ランビリス)を使用したヒュースは、迅悠一との直接対決で終始、優勢な状態で戦っていました。

しかし、玉狛第二入隊後、蝶の楯を使用していない、ノーマルトリガーでのヒュースであれば、空閑遊真と同等かそれより少し上と考えられます。ヒュースはB級隊員となった直後、空閑遊真との20本勝負では8-12で敗れていますが、ボーダーのトリガーに慣れていないことを考慮すると、時間とともに強さは逆転していくものと考えれます。

このように、ヒュースは蝶の楯が使用できないことで本来の実力を発揮できていないため、キャラクターの中では少し異質な存在といえます。元々が軍事大国のアフトクラトル出身であり、捕虜されてやむを得ず入隊した経緯もあるため、孤高な性格が全面にでています。

迅悠一がヒュースについて「ここに残る可能性と出ていく可能性は五分五分」と語っていたこともありますが、玉狛第2(三雲隊)に入隊したことで周囲への親近感やチームへの愛着も沸いているのか、徐々に距離を狭めていきます。

陽太郎はアリステラの王子

陽太郎は、物語の5年前に滅んだアリステラの王子です。アリステラとボーダーの関係は、かつて、ボーダーは別世界にあるアリステラ、デクシア、メゾンの3つの国と同盟を結んでいました。

アリステラは5年前の戦いで滅んでしますが、戦いのさなか、アリステラ王家はマザートリガーを子供だった王女、生まれたばかりの王子に継承させました。そして、滅びゆく星から、こちらの世界へ逃げ込む際に、ボーダーがアリステラ王家を助けたという過去があります。

作中でラタリコフが、「今の「ボーダー」は、アリステラ王家が亡命した姿とも言えるわけですね」と語っているように、アリステラは滅んでしまったとはいえ、かなり重要な立ち位置にある国家と解釈できます。そして、アリステラの王子が、陽太郎です。

このような国家間の成り立ちもあってか、陽太郎はおっとりした顔で年齢も5歳と子供ですが、玉狛第2のメンバーに対して「先輩」を自称しています。「動物と会話できる」という可愛らしいサイドエフェクトの持ち主でもあります。

ヒュースと陽太郎の関係

ヒュースと陽太郎は、良い関係性であり、作中でも屈指のコンビではないでしょう。。ヒュースは優秀なメンバーとして、陽太郎は年齢的も戦いはできず、同じ玉狛支部に住んでいることで応援団的なポジションを確立しています。

陽太郎は自身が王子ということもあってか、他の隊員を"後輩"だと考えてるようで、年齢の割りに面倒みが非常に良いです。陽太郎は、玉狛第2に入隊したヒュースのお世話係を率先していて、ランク戦の記録映像を見せながら教育をしていました。

実力者のヒュースでしたが、意外なことに陽太郎との馬が合うようです。

刺したふりスコーピオン

ヒュースと陽太郎の"名場面"で印象深いのは、レギンデッツに見せた「刺したふりスコーピオン」でしょう。135話「ヒュース」にて、レギンデッツの「陽太郎を襲え」の指示に対して、ヒュースはあっさりと陽太郎にスコーピオンを差し込みます。


これを見たレギンデッツは「子供を殺しやがった……やっぱりアフトクラトルはクソ野郎だぜ!!」とぶちまけます。しかし、ヒュースはスコーピオンの自由に形を変えられる特性を活かして、陽太郎の体に滑らせて、刺したように見せかけました。

レギンデッツの真意を聞いた後、陽太郎は「ヒュースは帰れないってことか?」とムクっと立ち上がっています。この「刺したふりスコーピオン」は、事前の打ち合わせは一切していなくアイコンタクトだけで成し遂げているため、ヒュースと陽太郎の抜群のコンビネーションが光ったシーンでした。

このシーンと合わせて、135話「ヒュース」はヒュースと陽太郎の絆を感じるエピソードもあります。

ヒュースと陽太郎が仲が良い理由を考察?

『ワールドトリガー』のヒュースと陽太郎は、他のキャラクターにはない阿吽の絆を感じることができます。しかし、なぜ、ヒュースと陽太郎の関係性は深いのでしょうか。

作中ではともに行動する機会が多いとはいえ、仲を深めるエピソードにも限りがあり、どこで親交を深めていたのはか不明です。しかし、下記3点から、ヒュースと陽太郎はお互いにシンパシーを感じている関係ではないかと推測です。

●陽太郎の性格
●ヒュースのリスペクト
●故郷に対するシンパシー

それぞれについて解説していきます。

陽太郎の性格

1つ目は、陽太郎の性格です。陽太郎は王子という立場もあり、ビッグマウスでやや態度は大きめですが、誰でも平等に接する度量があります。

年齢は幼いものの王子の器をきちんと見せていて、それは捕虜の身であるヒュースに対しても同じです。陽太郎はヒュースを一人の人間として接していて、アフトクラトルの出身や捕虜であることは度外視している印象を受けます。

また、年齢的な部分もあるのか、初対面の人間に対してもかなり距離感が近いです。割とぐいぐいコミュケーションをとっていくタイプであるため、クールでやや受け身(まずは相手の出方を観察するタイプ)のヒュースとは相性が良いのかと思われます。

ヒュースのリスペクト

もう一つは、ヒュースも陽太郎に対して、一定のリスペクトがあると思います。上記で説明したように、陽太郎の陽気な性格でヒュース自身も助けられた部分はあるでしょう。

ヒュースが陽太郎に感じる感情についても、「ちょっとウザイ存在」→「なかなか良い奴」→「こんな小さな子供が王子なのか?」といったちょっと驚きもあったことでしょう。しかしながら、ともに時間を過ごすことでヒュースは陽太郎を「先輩」と呼び、「世話になった」と感謝しています。

性格も容姿も真逆ですが、陽太郎の器の大きさや王子としての振る舞いにヒュースはリスペクトしていると思います。

故郷に対するシンパシー

最後は、ヒュースと陽太郎、ともに故郷にいることができないという共有点があります。ヒュースは捕虜の身であり故郷から捨てられてしまい、陽太郎は祖国が滅んでしまった背景があります。

作中で2人がそれについて語り合うシーンはないものの、故郷に帰ることができないという想いは一緒です。そのため、陽太郎は「……ヒュースがかえりたいっていうなら、かえらせてやりたい」と話しています。

陽太郎自身、幼い時に祖国が滅亡する経験をして今に至るため、故郷に帰れないヒュースの気持ちは痛いほど感じているのはないでしょうか。バックグラウンドは違えど、共通の想いを抱える2人だからこそ、短時間でもシンパシーを感じて良い関係に至っていると考えられます。

まとめ

今回は、

●【ワールドトリガー】ヒュースと陽太郎の関係は?

●ヒュースと陽太郎が仲が良い理由を考察?

これらについてまとめました。

以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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