「幽遊白書」の戸愚呂弟はB級の妖怪です。しかし、その圧倒的な描写から、戸愚呂がB級はおかしい、という意見もあります。

仙水編からの強さのインフレにより弱いといわれていますが、実力はどれほどなのでしょうか。
[the_ad id="5800"] [the_ad id="5494"]

【幽遊白書】戸愚呂がB級はおかしい?

「幽遊白書」の戸愚呂は、B級妖怪です。これは、コエンマが仙水との戦いで明かしていて、物語上で確定している設定です。

一方で、「戸愚呂がB級はおかしい」という声があがっています。「戸愚呂がB級はおかしい」とは、もっと戸愚呂は強いであろう、という意味です。

そういわれる理由は、主に3つあります。

●修行の年数
●妖怪に転身
●飛影と蔵馬のセリフ

それぞれについて深掘りしていきます。

修行の年数

1つ目は修行の年数です。戸愚呂は前回の暗黒武術会に出場後から、50年間に渡り修行していました。

戸愚呂が強さを求めた動機は、弟子達が妖怪に殺されという悲惨な事実であり、死ぬ物狂い位で修行に取り組んでいたはずです。しかし、魔界統一トーナメントを前にして、少し矛盾するような設定がでてきます。

暗黒武術会に登場した、鈴駒、酔、陣、凍矢、死々若丸、鈴木の6人が、幻海の元で1年間修行しただけでS級妖怪になっています。6人は元々はC級妖怪と推測されているため、3ランクも一気にあがっていることになります。

戸愚呂は50年でB級、6人は1年でS級という、明らかに修行時間と強さに開きがでています。

妖怪に転身

2つ目は戸愚呂も妖怪に転身している点です。先ほどの修行の年数を図る際に、戸愚呂が人間のままであれば、50年という歳月を経ても強くなる限界はあるでしょう。

しかし、妖怪転身後に50年間も修行している戸愚呂がB級で、わずか1年間だけ修行した、鈴駒、酔、陣、凍矢、死々若丸、鈴木の6人がS級というのは無理があるという声もあります。

飛影と蔵馬のセリフ

3つ目は、飛影と蔵馬のセリフからです。飛影と蔵馬は元々はA級妖怪でしたが、事情があって人間界に向かったため、暗黒武術会ではC級妖怪だといわれています。

しかし、元A級妖怪の飛影と蔵馬は、戸愚呂の強さに対して下記のセリフを残しています。

飛影「化物め」

蔵馬「なんて妖力だ…」

明らかに力が劣っている相手にするセリフではないと思われます。そのため、戸愚呂がB級というのは無理があるという声があがっています。

【幽遊白書】戸愚呂がB級の理由は?

[the_ad id="5494"] 「戸愚呂がB級はおかしい」という声はありますが、物語上の強さはB級で変わることはありません。なぜなら、霊界トップのコエンマがB級であると明言しているためです。

もう少し内容を深掘りすると、戸愚呂がB級の理由は下記の3つです。

●コエンマが戸愚呂の強さを生で見ている
●A級は人間界にいることはできない
●A級以上は特攻隊で対処できる

それぞれについて深掘りしていきます。

コエンマが戸愚呂の強さを生で見ている

まず、コエンマが実際に100%中の100%戸愚呂の強さをその目で見ています。その上で、仙水編で戸愚呂はB級と判断しているため、戸愚呂の力量は最大値でもB級ということになります。

戸愚呂が100%中の100%となったのは暗黒武術会が初めてでした。もし、B級というセリフが暗黒武術会以前にでていれば、最終的なランクが上がる可能性もありましたが、実際にランクの話がでたのは、戸愚呂が死んだ後の話です。

S級、A級の妖怪について認知しているコエンマ(霊界)が、B級と判断しているため、それ以上の強さではないのでしょう。

A級は人間界にいることはできない

仙水編で明らかになりましたが、A級妖怪は人間界にいることはできません。なぜなら、魔界と人間界をつなぐ結界は、A級妖怪以上が通れないバリケードを張っています。(一方で、ガス抜きのためB級妖怪以下は人間に入れます)

それほどA級妖怪は危険な存在であり、霊界もかなり気を張っていることがわかります。つまり、戸愚呂が仮にA級妖怪であれば、霊界探偵になりたての幽助に指示を出すのではなく、霊界が本腰を入れて取締りを行うはずです。

A級以上は特攻隊で対処できる

霊界には、特攻隊という部隊があり、A級妖怪以上の強さを持つ優秀なメンバーが揃っています。先ほどの話と重複する部分はありますが、戸愚呂がA級妖怪であれば、特攻隊クラスの従事者が退治するでしょう。

コエンマ自身、暗黒武術会で割とギャグパートを担当していたのは、戸愚呂の強さは魔界の妖怪に比べば大したことがないと判断していたからでしょう。

【幽遊白書】戸愚呂が弱い理由は仙水によるインフレ?

幽遊白書では、暗黒武術会後は、一気に強さがインフレしていきます。理由は、幽助達が魔界に入ったことにより、A級、S級のクラスが普通となったからでしょう。

飛影と蔵馬が本来のA級に戻っただけでなく、雷禅、軀、黄泉というS級妖怪も多数登場します。厳密には、A級やS級の中でも強さは分かれていますが、人間界とは比較にならない強さであることは言うまでもありません。

仙水を戸愚呂以上のA級クラスの強さとしたため、主人公の幽助がそれ以上にならないと物語が進展しないという事情もあったと思います。少年誌のバトル漫画は、徐々に全体のレベルが上がるため、初期の最強クラスだった戸愚呂が弱いといわれるのは、やむを得ないとことなのでしょう。

まとめ

今回は、

●【幽遊白書】戸愚呂がB級はおかしい?

●【幽遊白書】戸愚呂がB級の理由は?

●【幽遊白書】戸愚呂が弱い理由は仙水によるインフレ?

これらについてまとめました。

以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
[the_ad id="5800"] [the_ad id="5494"]

Twitterでフォローしよう