『蜘蛛ですが、なにか?』の伏線考察をネタバレでまとめました。「世界の真実」や「管理者」など、物語の伏線をあますことなく解説していきます。

『蜘蛛ですが、なにか?』伏線考察のネタバレ

『蜘蛛ですが、なにか?』の伏線をまとめていきます。ネタバレ込みで考察、解説するため、注意してください。

今回、まとめた伏線は下記の6つです。

①主人公の正体
②管理者D
③システム
④スキル
⑤世界の真実
⑥魔王アリエル

それぞれについて、解説します。

伏線考察①主人公の正体

『蜘蛛ですが、なにか?』の主人公の正体は、物語を読み進めていくと、いくつか疑問点が浮かびます。

物語の当初は、主人公の前世は若葉姫色という女子高生だと思われました。なぜなら、主人公には「前世は若葉姫色」というおぼろげな記憶が残っていたからです。

しかし、主人公がスキル「寛容」を使った際、通常であれば前世の自分の名前が浮かびあがるはずですが、「なし」と表示されてしまいます。

さらに、スキル「鑑定」では前世の自分の名前を明らかにできますが、主人公の場合は「若葉姫色」という名前は表示されませんでした

このように主人公には前世の記憶があるものの、客観的に前世が「若葉姫色」であるという証拠がないまま物語が進みます。

正体はただの蜘蛛

そして、物語途中で、主人公の正体が明らかになります。

主人公の正体は、前世が「若葉姫色」という女子高生ではなく、「教室で爆発が起きた際に、隅っこにいた蜘蛛」でした。

物語を根幹から覆す内容ですが、『蜘蛛ですが、何か?』は、女子高生が転生したら蜘蛛だったという話ではなく、前世は女子高生という記憶を植え付けられた蜘蛛が転生した物語でした。

主人公の前世はただの蜘蛛。そして、異世界を司る「管理者D」の手により、女子高生「若葉姫色」の記憶を受け付けられて、再び蜘蛛に転生したというわけです。

『蜘蛛ですが、何か?』主人公の正体や、転生した経緯については下記にまとめています。

伏線考察②管理者D

『蜘蛛ですが、なにか?』の全容を理解するためには、管理者Dについて触れないわけにはいきません。

管理者Dとは、異世界のシステムをつくりあげ、世界を管理している邪神です。物語では、「管理者」という単語が出てきますが、管理者Dはその中でのトップ・オブ・トップの存在です。

異世界で登場するギュリエディストディエス(黒)も管理者ですが、あくまでも異世界の中を取り仕切っている存在でしかありません。

管理者Dは異世界のシステムそのものを構築した存在であり、全ての頂点に君臨する神ともいえるでしょう。

主人公のただの蜘蛛に「若葉姫色」の記憶を植え付けたのが、管理者Dです。

経緯を説明すると、管理者Dは神の仕事をサボって女子高生「若葉姫色」として生活していたところ、先代の勇者と魔王から抹殺の対象になり、命を狙われていました。

教室で起きた転生のきっかけになる爆発は、先代の勇者と魔王が管理者D(若葉姫色)に放った魔法です。そこで、管理者Dは教室の死亡者(生徒、先生)を異世界に転生させ、自分の代わりに教室にいた蜘蛛も転生させました。

教室には生徒25人がいましたが、転生者の数を合わせるために生徒24人+蜘蛛を転生させ、自分を含めた生徒25人が死亡して、そのまま全員が転生したと見せかけていました。

伏線考察③システム

『蜘蛛ですが、なにか?』の異世界では、「システム」という法則が存在ます。

後に説明する各キャラクター「スキル」や「ステータス」も全て「システム」が成り立たせています。「システム」を作ったのは管理者D。そして、女神サリエルが人柱していることで「システム」が異世界にあり続けています。

異世界では当たり前のように「システム」が存在するため、異世界の住民が当たり前のようにその存在を認めています。

しかし、ゲーマー脳を持つ主人公は、"なぜレベルが上がるのか?""そもそもステータスとは?”など、異世界を根本から疑問に思っているシーンもあります、

異世界に「システム」がゲームのようになっているのは、管理者Dの趣味によるものです。

システムの目的

「システム」は女神サリエルを人柱として存在しています。

「システム」が存在する理由は、現人類が浪費しすぎたMAエネルギーを吸収し、星の再生を進めるためです。

MAエネルギーとは、人類が転生することで蓄積されていくため、異世界の住民はシステム上で転生を繰り返すことで、MAエネルギーを半ば永久的に吸い取られていきます。

また、次の項目で説明する「スキル」もMAエネルギーを効率的に吸収する仕組みです。

伏線考察④スキル

「スキル」とは、ステータスを向上させたり、魔法を使用する際に役に立ちます。

「スキル」にはレベルがあり、戦闘の経験を重ねたり、スキルポイントを消費することでレベルアップします。最大のレベル10に設定されています。

経験を積めば「スキル」は増え、自ずとレベルも上がっていきますが、1人が保持できる「スキル」には限界があります。

スキルの目的

異世界で「スキル」が存在する理由は、MAエネルギーの回収をより効率的に行うためです。

住民が「スキル」を増やし、積み上げていくほどMAエネルギーがあがるため、スキル消去や転生の時に「システム」回収されていきます。

しかし、住民はこの事実を知らないため、あくまでも「スキル」をあげてレベルアップしていくと概念だけの理解にとどまっています。

伏線考察⑤世界の真実

『蜘蛛ですが、なにか?』には、世界の真実、という大きな主題があります。

世界の真実とは、スキル「禁忌」がレベル10になると強制的に流れてくる情報です。

具体的には、下記3つです。

・異世界には「システム」が存在すること
・「システム」の目的は住民のMAエネルギーを吸収すること
・MAエネルギーを吸収され続けた魂が崩壊寸前なこと

特に問題なのが、一番下「MAエネルギーを吸収され続けた魂が崩壊寸前なこと」です。

これは異世界の住民が知ると精神が崩壊しそうな事実です。自分の魂はシステムにMAエネルギーを与えるためだけに存在し、吸収され続けると、今後は転生すらできずに魂だけになってしまうわけです。

「システム」に酷使され続けた魂は、崩壊寸前であり、行き場を失って異世界に彷徨っているのです。

世界の真実を知っているのは、物語でもごくわずかキャラクターです。

世界の真実は物語の黒幕が明らかになるネタであり、詳しくはこちらにまとめています。

伏線考察⑥魔王アリエル

魔王アリエルは、異世界に君臨する蜘蛛の魔物です。全てのステータスが9万以上と異世界で最強クラスです。(アリエルを倒せるのは、勇者だけ、といわれています)

見た目は10代の女の子ですが、蜘蛛の魔物であり、異世界の全ての蜘蛛を遡ると必ずアリエルに行き着くようです。

アリエルは、マザーを生み出した張本人であり、最初は主人公と敵対していきます。しかし、同じ時間を過ごしていく中で、主人公と意気投合し、最終的には一緒に行動していきます。

アリエルもスキル「禁忌」がレベル10であり、世界の真実を認識しています。

そのため、アリエルは女神サリエルに恩義を感じていて、サリエルによって成立する異世界で安穏の生活する人間に対して憎悪を抱いています。

まとめ

今回は、

●『蜘蛛ですが、なにか?』伏線考察のネタバレ
・伏線考察①主人公の正体
・伏線考察②管理者D
・伏線考察③システム
・伏線考察④スキル
・伏線考察⑤世界の真実
・伏線考察⑥魔王アリエル

これらについてまとめました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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