二千円札の2019年現在の製造は?入手方法や発行枚数から価値についても解説

日本に流している二千円札について解説していきます。

2019年になった現在でも製造はされているのでしょうか。

入手方法、発行枚数、現在の価値など詳細についても知りたいですね。

今回は二千円札の現在について深堀りをしていきます。
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二千円札の現在の製造は?

二千円札は現在も使用されており、お店や銀行などでも他の紙幣と同様に使うことができます。

しかし、2003年(平成15年)を最後に新規の製造は中止されています。

製造が中止をされているため、世の中にある枚数が増えることはもうありません。

ただ、日本銀行券であることに違いはないため、お店に使うことは問題ありません。

現在、普通に生活をしている中で、二千円札を見る機会は一気に減ったと思います。

全く流通していないため「一体、どこに行ったんだ?」と疑問に思う人が絶えないでしょう。

発行済みの二千円札で使用されていないものは日本銀行の金庫に保管されています。

二千円札を新規で発行した際、すべてを市場に回すわけにはいかないため、日本銀行や各銀行にも多くの保管(ストック)がある状態でした。 

必要であればいつでも流通できる状態であり、今か今かと待ち望んでいる間にブームが終焉。また、利便性の観点からもそこまで求められませんでした。

銀行では世の中に必要とされておらず、今では出すに出せなくなったのが実情でないかと推測されます。

従来通り「千円札・五千円札・一万円札」で世間は十分であり、現在は使われたに二千円札は保管しているでしょう。

紙幣は基本的には、古くなったものや汚れているものを日本銀行が回収・破棄して、国立印刷局が新札を製造していきます。

しかし、二千円札は流通が思いの外少なかったために、汚れずに回収する必要はなかったそうです。

すでに保有している人の中には、衰退とともに価値が上がると想定して保管している人が多くいるのではないでしょうか。

二千円札の製造はいつから?

二千円札は2000年7月19日、当時の森内閣の際に初めて発行された紙幣です。

始まりは1999年に当時の小渕恵三首相が発案したことです。

当時は非常に話題になり、各所で両替依頼が殺到したほどでした。

しかし、先ほど述べた通り、2019年現在は利便性は低いため、ほとんど使用されていません。

手にしたら「二千円札ってまだあるんだ!」と思う人が大半なのではないでしょうか。

自動販売機や券売機といった各種機械でも二千円札が対応できないところも出てきており、全国的にも邪険に扱われているようです(笑)

また、製造に当たっての詳細も下記に記載します。

・肖像
表面は、世界遺産に登録された沖縄の首里城にある守礼門を主模様として描いています。裏面は、「源氏物語絵巻」第38帖「鈴虫」の絵図に詞書(ことばがき)を重ねた図柄と源氏物語の作者である紫式部(むらさきしきぶ)を描いています。

・寸法
縦76mm、横154mm

・色数
表面は、凹版4色・地模様など11色。裏面は、凹版1色・地模様など6色。

・発行開始日
平成12年(2000年)7月19日

記番号
・黒色 平成12年(2000年)7月19日発行分から

現在のお札は国立印刷局が製造していますが、二千円札は2000年と2003年のみの発行であり、流通ているものは全て大蔵省印刷局製造の管轄で製造されたものになります。

二千円札が製造された理由

しかし、流量がほぼされていない二千円札がなんで製造されたのでしょうか。

理由は、アメリカ合衆国の20ドル紙幣が流通量が多いことを参考して製造された経緯があります。

現在の日本では人口減少に伴い、インバウンドでの観光産業に力を注いでいます。

当時は二千円札を流通させることで、外国人に対して「おもてなしの心」を見せる意味もあったのかもしれません。

日本に観光に訪れる外国人は、紙幣よりもクレジット・デビットカードにて支払いをする人が多く、狙いが的外れとなってしまいました。

他にもアメリカ人が20ドル紙幣を使用する理由として、外出中の盗難を考えて100ドル紙幣だと金額が大きいため、程よい金額である「20ドル」を使用しているともいわれています。

これについては、日本の治安の良さから同様のケースが少なく、日本人もこれまで利用してきた「千円札・五千円札・一万円札」で十分に生活が網羅できており、特段必要としておりませんでした。

日本では結婚式の祝儀などは「一万円・三万円・五万円」で包むように、奇数の文化が根付いており、偶数でお札を使用することが昔ながらにないため、偶数札の二千円札は流行らなかったのではとも言われています。

いずれにせよ、新札としう話題性が先行したことで一時的な「ブーム」のようになってしまいましたね、

二千円札の発行枚数は?

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二千円札の発行枚数について記載します。

二千円札は、

・2000年度に7億7千万枚
・2003年度に1億1千万枚

上位合計で計8億8千万枚が製造されました。

しかし、2003年に製造が中止され、2004年をピークに流通が一気に減少しています。

現在出回っている二千円札は1.1億枚ほどと言われていますが、希少性の観点から各家庭に保管されている可能性が高いとのことです。

二千円札の発行高(世の中に流通している数)は、2004年8月末に5.1億枚とピークを迎えた後、2016年12月末では1.0億枚と減っているということですから、それに伴って私たちが目にする機会が減っているのはごく当然のことなのですね。

二千円札の入手方法は?

二千円札の入手方法については、現在下記2つの方法があります。

①沖縄県で手に入れる
②金融機関で両替・出金する

それぞれについて解説をしていきます。

①沖縄県で手に入れる

二千円が多く流通しているのが、沖縄県とも言われています。

日本銀行那覇支店のまとめより、2018年5月は592万枚。最も少なかった2001年4月(157万枚)と比較して3.7倍となっています。

二千円札の表面には沖縄の文化財である守礼門が描かれており、これは2000年に行われた九州・沖縄のサミットの記念を込めた意味もあるようです。

これについては下記の日本銀行へのインタビュー記事も出ており、間違いないでしょう。

「二千円券の発行が沖縄県内で増加している背景としては、表面に『守礼門』が描かれているなど、沖縄県民が非常に親しみを持っている銀行券であることが挙げられます。

また、上記ニーズを踏まえ、沖縄ではATMから二千円券が出金可能であるほか、二千円券の両替が機械対応できていることなど、インフラ面での二千円対応ができていること等が増加している要因と考えています」

2千円札の流通量が増加傾向にあることについて、日銀那覇支店は「守礼門がデザインされ、『平和希求紙幣』として、県や企業が一体となって2千円札の普及活動に取り組んだことが一番の要因ではないか」と指摘した。

 県内地銀3行によると、現在、各行本店や支店内に設置されている現金自動預払機(ATM)では、2千円札の入金や出し入れが可能で、商業施設などに設置されているATMの一部でも入金や出し入れが可能となっている。

県内には日常的に使用されており、対応したATMも設置されているようです。

沖縄サミットでの流通をゴールにして発行された経緯があったようですね。

また、沖縄には米軍基地などもあり、20ドル札を使うアメリカ人には多少なりとも受け入れられているためではないでしょうか。

島国のため、お金が回るのもほぼ島内に限られているため、当初に出回ったお札がそのまま流通している傾向が強い地域と予想できます。

そのため、沖縄に行けば入手できますね。

確かに、私が社員旅行で沖縄に行ったのですが、その際に首里城のお土産屋さんにて、上司が二千円札でお釣りをもらっていました(笑)

どーしても欲しいという人は沖縄に行ってみましょう!

②金融機関で両替・出金する

もう一つの方法としては、金融機関での両替・出金です。

最寄りの銀行で両替してもらうのが一番早いでしょう。

ただ、できれば大きい銀行の方が紙幣のストックが多いため、下記のような銀行が望ましいでしょう。

・みずほ銀行
・三井住友銀行
・三菱東京UFJ銀行
・ゆうちょ銀行
・信用金庫...etc

そうすれば、沖縄以外でも手に入れることができます。

一方で、すでに一部の銀行では「二千円札の入札禁止」を表記されたATMも存在しており、徐々に世の中から隔離されているのが現状です。

銀行で二千円札を手入れることはできますが、使用することには制限がありますので、ご注意ください。

二千円札の現在の価値は?

以上のことから、二千円札には流通に限りがあることがわかりました。

しかし、珍しいとはいえ、プレミアの価値まではついていないようです。

現在の価値はぴったり二千円です。

当然といえば当然ですね。

また、上記にも記載していますが、日本に9億枚もありますからね・・・なかなかプレミアでないでしょう。

簡単に計算しても、日本人1人につき、7〜8枚を保有していることになりますからね。

もう少し時間が経過すればプレミアになるかもしれませんが、それは流通が終わった時でしょう。

ただ、記念硬貨でもなんでもないので・・・上がるかどうかは定かではありません。

現在百円札がプレミアがついてるかというと、そうでもないですしね。

やっぱり、お金は通常に使用できるお金が一番な気がします(笑)

しかしながら、今でも根強いファンがいますので、これからも使用され続けていくことでしょう!

まとめ

今回は、

●二千円札の現在の製造は?

●二千円札の発行枚数は?

●二千円札の入手方法は?

●二千円札の現在の価値は?

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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