『探偵はもう、死んでいる』の伏線をネタバレでまとめました。

物語に散りばめられた謎や疑問点についても解説しています。
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『探偵はもう、死んでいる』伏線をネタバレ


『探偵はもう、死んでいる』の伏線をネタバレで解説していきます。

物語序盤の大きな伏線となる「シエスタの死因」や「夏凪渚の心臓の持ち主」  に加え、今後に大きく進展するであろう「調理者の役割」についてもまとめました。

シエスタの死因

物語のメインキャラクターの探偵・シエスタ。

シエスタは物語本編の1年前に死んだいるため、本編スタート時点ではすでに死亡しています。

本編はシエスタの元助手で主人公の君塚君彦が、同級生の夏凪渚から人探しを頼まれたことで展開していきます。

シエスタが死亡した理由は、アリシアという少女を救うためでした。

シエスタはアリシアの裏人格であるヘルと戦いますが、最後はヘルに心臓を奪われてしまいます。

シエスタの心臓はそのままヘルの左胸に収められてしまいました。

しかし、シエスタはわざとヘルの心臓となることで、アリシアの心の中から裏人格のヘルを抑えこむことに成功しています。

シエスタが死んだ理由や生きている可能性については、こちらに詳しくまとめています。

アリシアの正体

シエスタと君塚の前に登場した少女、アリシア。

自称17歳ですが、見た目13歳とかなり幼い少女です。切り裂きジャック事件が起きるロンドンで生活していて、街で新聞紙を羽織り座っているところを君塚に発見されます。

アリシアは普通の少女かと思われましたが、その正体はスペースという秘密組織の最高幹部・ヘルでした。

実はアリシアは二重人格であり、普段の少女とヘルの2つの顔がありました。

切り裂きジャック事件の犯人はヘル、つまりはアリシアでした。

夏凪渚の過去・正体

アリシアのもう1つの人格のヘルは、夏凪渚の裏人格です。

時系列順に説明すると、夏凪渚は幼少期にスペースの施設に隔離されていました。そこではなんとシエスタとアリシアも一緒にいました。

夏凪への人体実験は過酷であり、夏凪は自分を守るためにもう一人の人格、ヘルを生み出します。つまり、夏凪=ヘルです。

切り裂きジャック事件で登場したアリシアとは、夏凪がケロベスの種を使って無意識に変貌してしまった姿です。

本当のアリシアはスペースの施設で夏凪と対面していますが、幼少期に人体実験により死亡しています。

夏凪はアリシアとしてシエスタや君塚と早くから対面していますが、その後に記憶喪失になり全てを忘れています。

夏凪渚の心臓の持ち主

シエスタの心臓を奪ったのがヘル、そして、ヘルの本当の人格は夏凪渚。つまり、夏凪渚の心臓の持ち主はシエスタということです。

物語本編では夏凪渚は君塚に対して心臓の持ち主を探すよう依頼します。

物語序盤で「夏凪の心臓=シエスタの心臓」というのは早々に明らかになりますが、なぜ2人が結びついているのかは謎のままでした。

その後、語られたのが切り裂きジャック事件や夏凪渚の裏人格がヘルだったという設定です。

夏凪渚の心臓は実は大きな伏線であり、物語本編の1年前に夏凪(ヘル)自身がシエスタから奪ったというわけです。

一方、物語本編の夏凪は過去の記憶がないため、心臓移植してもらったと認識しています。

斎川唯の左目

斎川唯は生まれつき左目が悪く、8歳の時に義眼として青いサファイアが埋め込まれています。

斎川が両親からもらった青いサファイアには「物体を透しできる」という特殊な性能があります。

斎川は常に眼帯をして生活していますが、その動きに不自由さが一切ないのは埋め込まれた義眼の性能からです。

物語を読み進めると、斎川の左目は両親がスペースに頼んで作り込んでもらったことが明らかになります。

斎川は幼少期に左目に悪性腫瘍ができ、その腫瘍の事例はなんと国内で100もなく治療法が確立されていませんでした。

資産家の両親は娘の病気を治すためにスペースに多額の寄付をして施設を拡充した経緯がありました。

施設を大きくしたスペースは、その後に数多くの人体実験を繰り返していきました。

スペースの目的

スペースはシエスタと君塚が壊滅を狙う組織です。

スペースはシードという親玉がいて、シードがどんどん人造人間を生成し、組織を拡大していきます。

スペースの目的は親玉のシードに適合する人間を探すことです。その人間を見つけ出し、体だけシードに明け渡すことを目指しています。

施設には過去にシエスタと夏凪が捕らわれていた過去があります。

この時点で2人はすでに会っており、物語が進むに連れて真相が明らかになっていきます。

スペースの目的や、親玉のスペースの正体についてはこちらに詳しくまとめています。

加瀬風靡の過去・正体

警部補の加瀬風靡の正体もネタバレで解説します。

加瀬風靡は表向きは警部補ですが、実は本当の姿は調律者(世界の危機を防ぐべく存在する12人)です。

加瀬風靡のコードネームは「暗殺者」

本編開始の6年前、加瀬風靡は施設から飛び出したシエスタを殺すように命じられています。

シエスタはその攻撃から逃れたことで「名探偵」のコードネームを与えられ、「調律者」の一員となります。

加瀬風靡は物語序盤は君塚の味方のように見えますが、原作小説3巻では考え方の違いから君塚と対戦しています。

調理者の役割

調律者とは世界の危機を防ぐべく存在する人物です。

世界では12名は存在していて、原作小説では4人は明らかにされています。

・シエスタ:名探偵
・加瀬風靡:暗殺者
・スカーレット:吸血鬼
・ミア・ウィットロック:巫女

人物は明らかにされていませんが、コードネーム「怪盗」、「魔術師」が存在していることもわかっています。

「調律者」は連邦議会が管轄し、連邦憲章に制約受けながら活動しています。

『探偵はもう、死んでいる』謎や疑問を考察

[the_ad id="5494"] 『探偵はもう、死んでいる』では明らかにされていない、謎や疑問をまとめました。

シエスタの出生

シエスタは過去にスペースの施設にいたことは明らかになっています。

その後、本編開始の6年前にスペースから脱走しています。

ただ、なぜシエスタが施設に隔離されているのかは謎が残っています。

君塚君彦の「巻き込まれ体質」

君塚君彦は天性の「巻き込まれ体質」で数々の事件に巻き込まれていきます。

シエスタや夏凪との出会いはまさにその1つです。

この特質は本人も自覚しているようで、物語の途中からは突発的にトラブルが起きてもぜんぜん動じずに行動しています。

女性キャラクターばかり

『探偵はもう、死んでいる』はなぜか女性キャラクターばかりです。

なぜこのような設定になったかは不明ですが、様々なタイプの女性が登場しています。

男性の主要キャラクターは君塚1人のため、男性読者からは羨望の眼差しで見られているかも。

『探偵はもう、死んでいる』の恋愛要素やハーレム要素については下記に詳しくまとめました。

まとめ

今回は、

●『探偵はもう、死んでいる』伏線考察まとめ

●『探偵はもう、死んでいる』謎や疑問を考察

これらについてまとめました。
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