50円硬貨、100円硬貨が1955年から50年も同じデザインであることに驚いています。
そんな硬貨な話がある一方、一瞬で「あれ?どうなった?」という紙幣があることも間違いありません。
その一つに二千円札があげられます。
金額が千円と五千円の間に位置することで、便利になるだろうと考えられたようです。
しかし、2018年になった今、残念なことに全く見る機会がありません。
正式には流通されてはいるようですが・・・
今回は2018年現在も見る機会がない二千円札について調べていきたいと思います。
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二千円札とは何か
製造はいつから?
二千円札は2000年に初めて発行された紙幣です。
始まりは1999年に当時の小渕恵三首相が発案したことです。
当時は非常に話題になり、各所で両替依頼が殺到したほどでした。
しかし、2018年現在、利便性が良いとはいえず、ほとんど使用されていません。
個人的には、2018年よりも前、おそらく2006年過ぎから市場では見ていないと感じていますが皆様はいかがでしょうか。
自動販売機や券売機といった各種機械でも二千円札が対応できないところも出てきており、全国的にも邪険に扱われているようです(笑)
また、製造に当たっての詳細も下記に記載してみました!
・肖像
表面は、世界遺産に登録された沖縄の首里城にある守礼門を主模様として描いています。裏面は、「源氏物語絵巻」第38帖「鈴虫」の絵図に詞書(ことばがき)を重ねた図柄と源氏物語の作者である紫式部(むらさきしきぶ)を描いています。・寸法
縦76mm、横154mm・色数
表面は、凹版4色・地模様など11色。裏面は、凹版1色・地模様など6色。・発行開始日
平成12年(2000年)7月19日記番号
・黒色 平成12年(2000年)7月19日発行分から
製造の経緯
二千円札の製造の歴史を見たところ・・・・
・2000年度に7億7千万枚
・2003年度に1億1千万枚
上位の合計で計8億8千万枚が製造されました。
しかし、2004年をピークに流通が一気に減少、製造を中止するに至っているのです。
新札としての製造も2003年からストップしており、現在は2003年のお札が最新というなんとも寂しい感じは否めません。
なんで製造されたのかと言うと・・・もともとは、アメリカ合衆国の20ドル紙幣が流通量が多いことを参考して製造された経緯があります。
現在、日本では人口減少に伴い、インバウンドでの観光産業に力を注いでいます。
当時は二千円札を流通されることで、外国人に対しておもてなしの心を見せる意味もあったのかもしれません。
しかし、日本に外国人は、紙幣よりもクレジット・デビットカードにて支払いをする人が多く、狙いが的外れとなってしまいました。
さらに、日本人も千円と五千円で十分な使用状況であり、潜在的なニーズを掘り起こすことができなかったのが理由です。
話題性が先行したことで一時的な「ブーム」のようになってしまいましたね、
二千円札の現在
製造はされている?
多分、数年ぶりに#二千円札
ゲットだぜ!
まだ流通量してたんですね(苦笑)
それより、まだ印刷されてるのかな?? pic.twitter.com/DTpgH19V18— ライブ、メンヘラ、アニメ、セクマイ、LGBT、ゲーム、ピアノバー新宿ロシナンテ求)スタッフ&恋人候補 (@rocinate__) January 19, 2018
現在も使用自体はされていますが、2003年を最後に製造は中止されています。
ただ、当然、日本銀行券であることに違いありませんので、お店に出して使うことも可能です。
全く流通していないため、どこに行った?と疑問に思う人が絶えないようですが・・・
発行済みの二千円札で使用されていないものは、日本銀行の金庫に保管されています。
二千円札を新規で発行していた時は当然ながら、日本銀行・各銀行にも保管がある状態でした。
必要であればいつでも出せる状態ではあったと思いますが、今か今かと待ち望んでいる間にブームが終焉してしまい、今では出すに出せなくなったのが実情でないかと推測されます。
一般では、おそらく、衰退とともに価値が上がると想定して保管している人が多くいるのではないでしょうか。
銀行でも世の中にもう使用されないため、優先的に二千円札を保管している可能性もありますね。
紙幣は基本的には、古くなったものを日本銀行が回収・破棄して、国立印刷局が新札を製造していきます。
しかし、二千円札は流通が思いの外少なかったために、汚れずに回収する必要もなかったそうです。
流通ているものは全て財務省(当時の大蔵省)の管轄で製造されたものであり、国立印刷局が製造したものはありません。
入手方法は?
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唯一流通しているのが、沖縄県とも言われています。
二千円札の表面には沖縄の文化財である守礼門が描かれており、これは2000年に行われた九州・沖縄のサミットの記念を込めた意味もあるようです。
第26回主要国首脳会議(沖縄サミット)と西暦2000年(ミレニアム)をきっかけとして、1999(平成11)年に当時の小渕恵三内閣総理大臣の発案で、2000(平成12)年7月19日に森内閣のもとで発行されたものです。
県内には日常的に使用されており、対応したATMも設置されているようです。
アメリカで多く使用されている経緯とすれば、もともとが沖縄サミットでの流通をゴールにして発行された経緯があったこと。
また、米軍基地などもあり、今でも20ドル札を使うアメリカ人には多少なりとも受け入れられているためではないでしょうか。
島国のため、お金が回るのもほぼ島内に限られているため、当初に出回ったお札がそのまま流通している傾向が強い地域と予想できます。
そのため、沖縄に行けば入手できますね。
確かに、私が社員旅行で沖縄に行ったのですが、その際に首里城のお土産屋さんにて、上司が二千円札でお釣りをもらっていました(笑)
どーしても欲しいという人は沖縄に行ってみましょう!
もちろん、都内でも流通はしていると思います。
都内の地下鉄の自動券売機ではまだ二千円札を使用できるところが多いため、お釣りを狙ってトライすることもいいかもしれません。
そんなリスクは冒したくない?
と、考えている人には、確実な方法があります。
銀行、郵便局で二千円札を注文するのです!
もちろん、注文といってもタダでもらえることはありません(笑)
自身の貯金をおろしたり、両替をしたりする際に受付してくれるでしょう。
一番効果的なのは、貯金をおろすときに二千円札が混ざるように申請をすれば大丈夫だと思います!
千葉銀行に行けば、名前と住所だけ書けば50枚まで手数料無しで二千円札に両替してくれるよ!
東京にも支店があるから、両替して使ってね!!!#二千円札— 弐千円札BOT ※弐千円札流通促進委員会 (@2000yenbot) January 19, 2018
二千円札の価値
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二千円以上?以下?
しかし、珍しいとはいえ、プレミアの価値まではついていないようです。
つまり、価値はぴったり二千円です。
当然といえば当然ですね。
また、上記にも記載していますが、日本に9億枚もありますからね・・・なかなかプレミアでないでしょう。
簡単に計算しても、日本人1人につき、7〜8枚を保有していることになりますからね。
もう少し時間が経過すればプレミアになるかもしれませんが、それは流通が終わった時でしょう。
ただ、記念硬貨でもなんでもないので・・・上がるかどうかは定かではありません。
現在百円札がプレミアがついてるかというと、そうでもないですしね。
やっぱり、お金は通常に使用できるお金が一番な気がします(笑)
しかしながら、今でも根強いファンがいますので、これからも使用され続けていくことでしょう!
100枚以上使ったけど、まだ拒否られたことはないです。
コンビニで消費したことないからなんとも言えないが…
もっと二千円札普及活動頑張ろー— ルーガ@二千円札&グミ (@rooga_2000yen) January 19, 2018
https://twitter.com/tsuu_kun317/status/954514579257671681
俺「久しぶりだね、会えて嬉しいよ」
二千円札「…」 pic.twitter.com/gidRZvTeN3— Ryo (@crisis_ryo) January 16, 2018
まとめ
・二千円札は2018年現在流通している
・流通枚数は9億枚
・そこまで必要性がないため、あまり使用はされず
・製造は停止しているが、プレミアはついていない



以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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