ナミヤ雑貨店の奇蹟は実話?元ネタのえびすやは長崎県宇久島に実在した?

東野圭吾さんの小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。

2017年9月23日には映画も公開されています。

物語は静岡県時超市という架空の街が舞台であり、その中心にナミヤ雑貨店が存在します。

この話は実話なのでしょうか。

ナミヤ雑貨店の元ネタの雑貨屋もあるともいわれており、真相が気になりますね。

今回は、ナミヤ雑貨店の奇蹟の"実話"と"元ネタ"について深掘りをしていきます。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は実話?

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は静岡県時越市という架空の街を舞台に、1980年と2012年の2つの時代が手紙を通して交錯していきます。

物語では、1980年に投函した手紙が2012年に届き、2012年に投函した手紙が1980年に届くという、ファンタジー性を含んだ内容になっています。

そのため、物語のプロットについてはフィクションであり、ノンフィクションではありません。

(逆に、実話であればとんでもない出来事ですね・・・)

一方で、物語の大枠の設定には実話の要素が含まれてそうです。

具体的には、

・地域密着の雑貨店の存在
・雑貨店の店主が悩み相談を行う
・雑貨店と孤児院の関係性
etc

このような内容です。

2017年には映画も公開されており、小説・映画の両面から調査をすれば、実話ないし話の元ネタになるような出来事はありえますね。

そう思い、色々と調べていくと、一つの雑貨店に行き着くことができました。

そこがナミヤ雑貨店の元ネタ(モデル)になっているとのことです。

ナミヤ雑貨店の元ネタの雑貨店は、長崎県佐世保市の宇久島で開いていた「えびすや」。

すでに廃業をしていますが、映画製作にあたり、雑貨や家財を提供したそうです。

物語のプロットとしての元ネタではないそうですが、宇久島の「えびすや」が雑貨や家財が映像セットになっており、店内の雰囲気は大きく参考にされていることは間違いありません。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」元ネタの雑貨屋は宇久島に実在?

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」では、物語の構成や展開に置いては完全なフィクションでした。

しかし、映画を制作するにあたり、長崎県佐世保市の宇久島にあった「えびすや」という雑貨店が各種道具を提供したそうです。

エンドロールの美術協力の欄を見えると「えびすや(長崎県・宇久島)」と記載されています。

宇久島は名前の通り島であり、海路で向かう場所です。具体的には下記のマップを参考にしてください。

※長崎県・宇久島の所在地(グーグルマップ)

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」と「えびすや」の関係性については、「えびすや」を実家にもつ佐世保市出身の宮崎誠二さんの記事がありました。

少し長いですが、一般の方のため、間違いがないよう記事をそのまま引用させていただきます。

佐世保市出身の宮崎誠二さん(53)=埼玉県在住=が、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟(きせき)」の主題歌「REBORN」を合唱曲に編曲。

28日、九大OBらでつくる合唱団が東京都内で開く定期公演で初披露する。

映画のセットは宮崎さんの実家がモデルになっており、宮崎さんは「不思議な縁で生まれ変わった曲を、心を込め演奏したい」と話す。

宮崎さんは同市の宇久島出身。

九大在学中に九大男声合唱団に所属し、就職を機に上京。

現在は関東在住の合唱団OBら約60人が所属する合唱団で指揮を務めている。

実家は江戸時代から続く雑貨店だったが、2年前に父が亡くなって廃業。

売れ残った大量の雑貨や家財道具を「映画のセットにしたい」と映画製作側から申し出があり、快諾した。

nishinippon.co.jp

映画の撮影にあたり、スタッフが「えびすや」の道具・家具を借り受けて、ナミヤ雑貨店をつくりあげたようです。

これについては、映画の美術スタッフが「美術でつくることも出来ますが、昔の雑貨の雰囲気が良かったので、実物を飾りました」とインタビューで答えています。

その上で、演出上足りない部分に関してはスタッフの手によって作り上げられています。

物語でナミヤ雑貨店からの手紙の返事が入っている緑の牛乳箱(みどり牛乳)は、美術スタッフのオリジナルの一品です。

悩み相談の返事が牛乳箱の中に入っている」というシーンに備え、通常のサイズより高さを出して、封筒がきちんと入るように工夫されています。

※撮影で使用された緑の牛乳箱(みどり牛乳)

www.athome.co.jp

建物本体については、空き地を利用して撮影用にいちから建設をしています。

外観も築年数が経過していることを演出するため、細かくエイジング(汚れ)を施しており、店内もあえて漆喰の壁と化粧板壁にしているそうです。

建設には1ヶ月かかったそうで、かなり手の込んだロケ撮影になっています。

なお、撮影場所は静岡県ではなく、豊後高田市を中心に行われています。

下記のツイートは建設中のナミヤ雑貨店です。

また、道具や家具を宇久島の「えびすや」から借りたものであれば、必然的に間取りも似ているのかなと思います。

ナミヤ雑貨店の間取りについては、1階部分にお店と住居スペース、2階は完全に住居スペースになっています。

ただ、貴之が家を出て雄治がひとりになると、2階に上がることも少なく1階が生活の中心になっている、という設定だそうです。

昔ながらの住居兼店舗になっていますね。

以下が間取りになります。

www.athome.co.jp

また、伝言板に貼られている雄治と相談者からの手紙はスタッフで作成しています。

全部手書きで大変だったと思われます。

これは一度美術スタッフや演出部が書き、その後にオーディションをしてどの役に当て込むかを決めたそうです。

ちなみに、雄治の文字は書道で師範の腕を持つスタッフが書いた力作だそうです。

※撮影で使用された手紙とその掲示板

www.athome.co.jp

宇久島の「えびすや」から少し脱線してしまいましたが、映画内で使用されている雑貨店の道具・家具は「えびすや」からの提供であり、お店に昭和の雰囲気が漂うのも、それが理由だと思われます。

映画ではこのように建物から仕込むという大きなロケで撮影されていました。

ロケ・撮影場所は大分県豊後高田市であり、ほぼ全てのシーンをここで撮影しています。

下記は映画のロケ地を全てまとめています。もっと裏話を知りたい人はこちらもどうぞ、

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」元ネタの雑貨屋「えびすや」とは?

長崎県の宇久島に雑貨屋「えびすや」は実在していました。

現在はすでに廃業をしていますが、江戸時代から続くとは大変長く続けられていたのでしょう。

宇久島の観光協会のFacebookには「えびすや」の美術協力に地元出身者などが大きく反応しており、

・過去にCDを購入した
・親戚の自宅だった
・作中のと同じ花瓶が実家にある

など、大変懐かしむ声がありました。

実際にお店を営むのを辞めてから長い時間が経過していると思いますが、宇久島に関わった人々には今もなお記憶に残る場所なのでしょう。

「えびすや」に手紙の送付や掲示板があったかは定かではないですが、地元から愛されているという意味では、ナミヤ雑貨店のモデルと言っても間違いではないでしょう。

まとめ

今回は、

●「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は実話?

●「ナミヤ雑貨店の奇蹟」元ネタの雑貨屋は宇久島に実在?

●「ナミヤ雑貨店の奇蹟」元ネタの雑貨屋「えびすや」とは?

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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