映画『竜とそばかすの姫』のべギースーの正体を解説します。

ペギースーはベルが〈U〉に登場する前のスター歌手でした。

この記事では映画の内容を踏まえながら、原作小説を参考・引用して細かな設定をまとめています。

【竜とそばかすの姫】ペギースーとは誰?

『竜とそばかすの姫』のペギースーは〈U〉に登場する〈As〉の1人です。

人工知能の〈As〉でなく、オリジンが世界のどこかに存在しています。

映画での登場は限定的でしたが、印象的なシーンが多く、物語にアクセントを加えるキャラクターといえるでしょう。

〈U〉の元スター歌手

ペギースーはベルが〈U〉に登場する前のスター〈As〉でした。

初登場はベルが〈U〉で歌った直後です。嫉妬まじりのコメントを自分のファンに向けて発信していました。

するとそれを遮るように、『U』の人気As、ペギースーが、

「ベル?ああ、少し聴いたけど、あんな子全然たいしたことない。でしょう?」

と高級そうなソファにもたれかかり、下級生を見下ろすような余裕ある表情で語った。

小説『竜とそばかすの姫』P72

このコメントに対して、ペギースーのファンでベルに批判的な〈As〉も同調していました。

べギースーのファンはかなり熱狂的な〈As〉が多い様子です。

《そうだそうだ!》
《耳障り》
《大げさな美人ってだけ》
《セクシーを売りにしたいの?》
《下品》

小説『竜とそばかすの姫』P72

【竜とそばかすの姫】ペギースーの正体

続いて、『竜とそばかすの姫』のペギースーの正体を解説していきます。

結論から説明すると、ペギースーの正体は作中で明らかにされていません。

明確に描かれているのは「ベルが〈U〉に登場する前のスター歌手」ということだけ。

オリジンの詳細は後述しますが、ペギースーのオリジンは自分の容姿に自信がないこともわかっています。

いずれにせよ、物語はベルと竜を中心に展開していくため、ペギースーの登場はかなり限定的です。

登場シーン

ペギースーの主な登場は大きく分けて下記2つのシーンです。

●ベルが登場した直後
●ベルが最後に歌うとき

ペギースーはベルの初登場時にはかなり嫉妬していたものの、ベルの頑張る姿を見て最後は声援を送っています。

ベルへの嫉妬

物語の序盤のペギースーは、突如〈U〉に出現したベルに対して、かなり嫉妬心を抱いていました。

ペギースーは〈U〉でのスター歌手でしたが、ベルの登場により人気が大きく低下してしまいました。

当初は"全然たいしたことない"と話していましたが、ベルの人気はとどまることを知らず、〈U〉 全体を巻き込んだワンマンライブも開催するに至りました。(ワンマンライブは竜の登場により中止になりますが……)

ベルの存在が肥大するにつれ、ペギースーも自分のチャンネルで怒り心頭の模様で、

「冗談じゃない!なんであんな子があたしより上なの!?ふざけんな!!」
と銀色の髪を振り乱し、怒りをぶちまけた。

小説『竜とそばかすの姫』P82

と描写されていました。

最後は応援する

当初はベルに嫉妬していたペギースーですが、物語後半ではベルを応援するようになっていきます。

心情の変化があった理由は、ベルが竜を救おうと必死になっていて、その姿に共感したからです。

ベルは竜に信頼されるために、〈U〉であえてアンベイルされて「鈴」として歌うことを決意します。

鈴の容姿はベルと大きくかけ離れているため、鈴として歌うことでベルの人気が凋落してしまう可能性もあります。

ジャスティンの非公式のアンベイルとはいえ、ベルとしての〈As〉は消滅し、もう〈U〉の世界で歌えない可能性もあります。

それでも本来の懸命に歌う姿にペギースーは心を打たれて、最終的には応援します。

鈴を応援した理由

ペギースーが鈴を応援したのは上記のように鈴の懸命な姿に心を奪われたからでしょう。

さらにいえば、ペギースーのオリジンも容姿に自信がなく「もう1人の自分」でいられる〈U〉を楽しんでいました。

鈴と自らの経験が重なり、素顔を晒すベル(鈴)の辛さががわかったからこそ、誰もよりもベルに共感したのではないでしょうか。

アンベイルされたベル(鈴)をコソコソと批判するAsに怒りすら覚えていました。

「アンベイルされてかわいそうに」
「ダッサ」

ククククッ、と顔を見合わせて残酷に嘲笑った。
それを聞いてペギースーは無性に悔しくなる。
苦労知らずの小娘たちに、ここから立ち去れ、と言いたくなる。

自分だってさっきまで彼女たちと同じように思っていたはずなのに、なぜだろう、どうしてこんなに腹が立つのだろう?
「ベル。あんな奴らに好き勝手言わせるなよ……」

小説『竜とそばかすの姫』P279

ペギースーは動揺して歌えない鈴に対して、「歌え!!止めるな!!」とエールを送り、そのまま代わりに大声で歌い始めました。

ペギースーのその姿に他のAsも触発され、鈴の歌をサポートするために「ララララララ」と合唱を始めるのでした。

【竜とそばかすの姫】ペギースーのオリジン

最後に、『竜とそばかすの姫』のべギースーのオリジンについて考察します。

結論から述べると、ペギースーのオリジンが誰はわかりません。映画、原作小説ともに記載がありませんでした。

しかし、ペギースーのオリジンは、

「素顔は、ベルよりも自分の方がひどいかもしれない」
「現実世界では夢を見ることすらできなかった底辺暮らしの私」
「自分のオリジンを世界に晒すなんて、裸になるよりも最悪だ」

と語っています。

オリジンの容姿の描写はありませんが、セリフから自分自身に自信がないことは間違いないでしょう。

どこの誰なのかはわかりませんが、日本人の鈴に対して"自分の方がひどい"と比べることができているので、顔立ちは同じ人種なのでしょう。

そう考えると、同じ日本人やアジア系の人なのかもしれません。

まとめ

今回は、

●【竜とそばかすの姫】ペギースーとは誰?

●【竜とそばかすの姫】ペギースーの正体

●【竜とそばかすの姫】ペギースーのオリジン

これらについてまとめました。

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