2019年6月7日に実写映画『アラジン』が公開されました。
作中では実写映画ならではの迫力ある映像に終始感動してしまいました。
演出部分で気になったのが、ジャスミンの親友ペットの虎、ラジャーの存在です。
実際の虎はかなり凶暴な動物ですが、本物の動物を起用したのでしょうか。CGなのでしょうか。
今回は、実写映画の「アラジン」の虎、ラジャーの実態について深掘りをしていきます。
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この記事の目次
アラジン【実写映画】虎のラジャーは本物?
実写映画『アラジン』に登場する虎、ラジャー。
ヒロインのジャスミンの親友であり、ペットでもある、とても大切な役ですね。
ただ、実物の虎はかなり凶暴であり、撮影ではどのようにして行われたのでしょうか。
本物の虎を起用するのは、役者が噛まれたりする危険もあり、かなり勇気が入りますよね・・・。
気になって調べて見たところ、実写映画「アラジン」では「CGI」という特殊な技術を使って演出していることがわかりました。
CGIとは略称であり、正確には「Computer Generated Imagery」(コンピューター ジェネレイテッド イマジェリー)といいます。
いわゆる「CG」の一種ですね。
本物の虎を起用するわけにはいかないため、
では、CGIとはどんな技術なのか。
次の項目で記載していきます。
アラジン【実写映画】で使われたCGI技術とは?
[the_ad id="5494"] 「Computer Generated Imagery」(コンピューター ジェネレイテッド イマジェリー)、通称「CGI」ですが、一体どんな技術なのでしょうか。言葉で定義をすると下記になります。
ただ、文字で定義されたものを読んでも、なかなかイメージが湧かないですよね。
CGIという技術は1990年代後半から2000年にかけて一気に普及しており、今ではハリウッド映画で使われるのが定番になりました。
1999年に公開された「マトリックス」はCGI技術を駆使した先駆けの存在であり、当時はかなり話題になりましたね。
実際にCGIが用いられた映画の映像を見た方が理解しやすいと思います。
上記の画像は、銀河系スーパーヒーロー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の1シーンです。
ラッドリー・クーパーが全身蛍光緑でアライグマ役を演じています。
上記の画像では、上画像は役者さんがいるのに対して、下画像は動物の映像になっていますよね。
撮影は上画像のようにスーツを着ていますが、その後に映像だけをCGIで加工してアライグマを再現しているのです。
ラッドリー・クーパーは声優を担当している都合、このように中に入っているのでしょう。
実写映画のアラジンでも、ラジャーが動くシーンなどは人間である程度カメラ割りを定めてから、撮影していると思われます。
大きい動物や動きが激しい動物になればなるほど、人間が実際にスーツを着てある程度の型を作るわけですね。
他にも、3部作で大ヒットした映画『猿の惑星』では、シーザー役をアンディ・サーキスが担当しています(↓)
上記の画像では、アンディ・サーキスが特殊なスーツを着て撮影しています。
これは顔の動きや手の振り方などの原型をデータで残すためのものでしょう。
シーザーの表情もアンディ・サーキスをベースに作られていると思います。
アラジンのラジャーは、細かい演技が求められないため、ここまで用意周到ではないと思います。
ただ、先ほどに記載した通り、人間がスーツをきて原型を作る→CGIで加工をグラフィックを作っていく、という作業は変わらないと思います。
本作に登場した、猿のアブー、オウムのイアーゴについても同様にCGI技術が用いられています。
2つのキャラクターも動きが機敏であり、イアーゴに関してはセリフもありますからね。
イアーゴは日本語でももちろんセリフ付きであり、吹き替え俳優などの担当が気になりますね。
CGI技術に関する面白い画像ものせていますので、もっと知りたい人はこちらをどうぞ。
アラジン【実写映画】虎のラジャーはアニメと役割が違う?
ジャスミンの親友でありペットのラジャー。
改めて存在を確認すると下記になります。
ジャスミンが幼い頃から大の仲良しで、彼女以外の人間には慕わず牙を剥ける。
そのためジャスミンに求婚する王子たちを追い出すのに一役買っている。
ジャスミンの家出を止めようとしたものの、聞き入れず素直に家出に協力したこともある。
ジャファーの魔法で子猫の姿に変えられるが、事件後に元に戻った。
ラジャーは元々はサーカスの虎でした。しかし、サーカスの一環でアグラバーに訪れた時に合奏し、ジャスミンと出会います。
当日のジャスミンは母親が亡くなった直後であり、ラジャーを母親からの贈り物と信じてしまいます。
ジャスミンは母親から「Rajah-ラジャー」という星のお話を聞いており、そこから名前がつけられました。
ジャスミンの父であり国王のサルタンは、ラジャーを見つけた際に元のサーカスに返すようにジャスミンに言いましたが、すでに友達となった関係を離すことに心苦しくなり、最後はラジャーをサーカス団から購入したのでした。
アニメ映画のラジャー
実写映画とアニメでは若干の役割が変わっています。
1992年公開のアニメ版は、ジャスミンの「唯一の親友」のように描かれています。
人間と動物ながら固い絆で結ばれていて、ラジャーはジャスミンの友達ながら、忠誠を誓っているためしっかりと守ろうと動くシーンもありました。
ジャスミンに危害を加えようとする人間に対して、吠えたりするシーンが多いです。
アニメ版のジャスミンは王女であるがゆえ、友人と呼べる存在がいませんでした。
そのため、王女を守る役目のラジャーとジャスミンはにいつも一緒であり、親友になっていきましたね。
実写映画のラジャー
しかしながら、実写版ではジャスミンの親友にダリアという女性がいます。
(ダリアは実写版オリジナルのキャラクターであり、ナシム・ペドラドが役を演じ、日本語吹き替えは沢城みゆきさんが担当しています)
そのため、実写版ではアニメ版ほどにジャスミンとラジャーの友情を描くシーンが少なくなっています。
もちろん、ラジャーとジャスミンが心を通わせていることは間違いありませんが、ダリアがいる分、役割が二分されていますね。
まとめ
今回は、
●アラジン【実写映画】虎のラジャーは本物?
●アラジン【実写映画】で使われたCGI技術とは?
●アラジン【実写映画】虎のラジャーはアニメと役割が違う?
これらについてまとめました。
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