映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では渡辺謙が演じる芹沢博士が登場します。今回は、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で芹沢博士は最後に死亡するのか、結末のネタバレを記載していきます。
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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士役は渡辺謙


映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、2014年公開の前作『GODZILLA ゴジラ』に引き続き、渡辺謙演じる芹沢博士が登場します。

ハリウッド版のゴジラに日本人が器用された理由は、芹沢博士のキャラクター性からでしょう。1954年(昭和29年)に公開された第1作目の映画『ゴジラ』に、芹沢大助という博士(科学者)が登場します。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で渡辺謙が演じた芹沢博士の本名は、芹沢猪四郎。苗字だけ「芦沢」と同じですが、芹沢大助とは全くの接点がない人物として描かれています。

詳細は記事の後半で記載しますが、あえて芹沢博士とした理由は、過去作へのオマージュでしょう。

芹沢博士の人物像

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の芹沢博士(芹沢猪四郎)は、研究機関MONARCH(モナーク)に所属する生物学者です。豊富な知識からモナーク内で実質的なリーダーも務めるだけでなく、国からの審問会に出席するなど分野の第一人者です。

また、父親の父親を広島への原爆投下により失っていて(漫画版の展開から、直接の被爆により死亡したわけではなく、後遺症が原因であることが判明)、『GODZILLA ゴジラ』では米軍がゴジラとMUTOを掃討するために核ミサイルを使用することを決断した際には強く反対しています。

父親の芹沢英二の跡を継いで、ゴジラの研究を続けているため、ゴジラへは特別な感情を抱いています。劇中では、怪獣と人間の共存を訴えている人物です。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士は死亡?結末をネタバレ

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で渡辺謙演じる芹沢博士の結末をネタバレで解説します。芹沢博士は死亡するのでしょうか。

芹沢博士は死亡

結論から解説すると、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で芹沢博士は死亡します。ゴジラを復活させようと地中海のゴジラの住処に入り、自らの命を犠牲します。

芹沢博士は死は物語後半であり、クライマックスのゴジラとキングギドラの戦いにつながる非常に重要なシーンです。

結末をネタバレ解説

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の芹沢博士の結末をネタバレで解説します。

サンフランシスコの悲劇が5年後が経過した今でも、芹沢博士は研究機関MONARCH(モナーク)に所属してゴジラの研究を続けていました。

また、怪獣による莫大被害から怪獣殲滅を訴える政府に対し、芹沢博士は怪獣との共存が必要だと説明していきます。

そんな中、地球上では、モンスター・ゼロことキングギドラが復活し、ゴジラと戦いを始めます。

巨大怪獣同士の対決を止めようと、怪獣殲滅用の新兵器「オキシジェン・デストロイヤー」を炸裂させますが、キングギドラには効果がなく、ゴジラだけが大きなダメージを負ってしまいます。

キングギドラの暴走を止めるため、マークや芦沢博士はモナークは深傷を負ったゴジラを復活させようと、海底洞窟の先にある古代遺跡の奥地へ向かいます。

ゴジラはそこで自然発生の放射能を浴び、傷を癒していましたが、傷が深すぎるため、完全回復には2〜3年かかるとのこと。このまま復活を待っていては、地上で暴れるキングギドラを止める手段がなくなるため、ゴジラを復活させる方法を模索します。

そんな時、芹沢博士がモナークが所持しているオキシジェン・デストロイヤーを解放して人工的に放射能を浴びせにかかります。しかし、その量の放射能を人間が浴びると人体の細胞が破壊され、死亡してしまいます。

それでも、芹沢博士は自ら立候補して、ゴジラの元へ向かいオキシジェン・デストロイヤーでゴジラに放射能を浴びせます。

放射能を全身に浴びる中、芹沢博士はゴジラをゆっくりと撫でながら、「さらば、友よ」と語りかけます。

自らの命と引き換えにして、ゴジラを死の淵から蘇らせたのです。

「さらば、友よ」は字幕版でも日本語で語られており、日本人としての芹沢が最後に発する言葉でもありました。

芹沢博士は死は物語後半であり、クライマックスのゴジラとキングギドラの戦いにつながる非常に重要なシーンです。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士の「さらば、友よ」の意味

[the_ad id="5494"] 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の芹沢博士が言う最後のセリフは、「さらば、友よ」です。

「さらば、友よ」は、日本語吹き替えではそのまま渡辺謙の言葉で発せられていますが、米国公開版(日本でいう字幕版)でも同じ日本語でのセリフです。

当初の脚本では英語での発言でしたが、渡辺謙のアイディアにより全編日本語でのセリフになりました。

これまでのゴジラの想いと、芹沢博士の"頼むぞ"という気持ちを込めるため、日本語で言ったそうです。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士の死亡はオマージュ

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』での芹沢博士の死は、過去作へのオマージュとなっています。

作中にオキシジェン・デストロイヤーが登場しますが、元々の名称は1954年の1作目『ゴジラ』で、ゴジラを倒した水中酸素破壊剤「オキシジェンデストロイヤー」です。後にも先にも、ゴジラを唯一、抹殺することに成功した兵器です。

そして、1作目『ゴジラ』で水中酸素破壊剤「オキシジェンデストロイヤー」を使用してゴジラを倒したのが、芹沢大助博士(↓)です。

1作目『ゴジラ』ででは、ゴジラは人類の芹沢博士たちによる度重なる水爆実験により目を覚ましたものという位置付けあり、最後はの芹沢博士自らが責任をとり、ゴジラを退治します。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、「オキシジェンデストロイヤー」を使用する意味が逆転します。

ゴジラを倒すのではなく、ゴジラを救うためにオキシジェン・デストロイヤーを活用するのです。

これまでゴジラシリーズは芹沢博士やオキシジェン・デストロイヤーの存在は聖域と言っても過言ではありませんでした。しかし、今作はその聖域を打ち壊したと思われます。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の芹沢博士はゴジラの命を奪うことを望んではいません。ゴジラに対して理解があり、同じ地球に生きる生物として共存を考えていました。

過去作では、人間の過ちにより生み出されたゴジラを抹殺しましたが、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では復活を手助けしており、作中でのゴジラの立ち位置や芹沢博士の本心を見事に演出したシーンでした。

渡辺謙(芹沢博士)の後継者は小栗旬

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で渡辺謙演じる芹沢博士は死んでしまうため、以降の出演はないでしょう。

しかし、続編にあたる2021年公開『ゴジラVSコング』では、小栗旬の出演が決まっています。小栗旬が演じるのは、モナークの芹沢猪四郎博士の息子の芦沢レン。

芦沢レンがどんな役割を果たすのかは明らかにされていません。

アダム・ウィンガードが監督する『ゴジラVSコング』(邦題未定、原題:『GODZILLA VS. KONG』)に小栗旬が出演、ハリウッドデビューを果たすことが判明した。

ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、2014年の『GODZILLA ゴジラ』より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。

本作はその第4作目にあたり、ゴジラとキングコングの戦いが描かれる。

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まとめ

今回は、

●『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士役は渡辺謙

●『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士は死亡?結末をネタバレ

●『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士の「さらば、友よ」の意味

●『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』芹沢博士の死亡はオマージュ

●渡辺謙(芹沢博士)の後継者は小栗旬

これらについてまとめました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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