今回は、「ドラマ『JIN-仁-』の赤ちゃんの意味をネタバレ!胎児様腫瘍と時系列の謎も解説」というテーマについてお話します。
2009年から2011年にかけて放送されたドラマ『JIN-仁-』。
そんなドラマ「JIN-仁-」では、随時に赤ちゃんが登場しています。
ただ、ドラマ「JIN-仁-」に登場する赤ちゃんは女性が出産する赤ん坊のことではなく、なんて主人公・南方仁の頭に存在している胎児様腫瘍のことを指すものであったりします。
そこで、今回は、ドラマ「JIN-仁-」の赤ちゃんが登場した意味やその正体についてネタバレで解説していきます。
1つ注意点があり、赤ちゃんの正体を知ってしまうと、物語の結末(=ドラマの完結編の最終話)の話に言及せざるを得ないため、ドラマで視聴したい人はこの記事を読むことをオススメしません。
というわけで、「ドラマ『JIN-仁-』の赤ちゃんの意味をネタバレ!胎児様腫瘍と時系列の謎も解説というテーマ」スタートです!
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この記事の目次
ドラマ『JIN-仁-』の概要
ドラマ「JIN-仁-」を知らないという方向けに解説すると、ドラマ「JIN-仁-」は、2009年10月~12月に1期が、二期目が2011年4月~6月がTBS系の放送局で放送された時代劇となっています。
あらすじは現代に生きていた脳外科医である南方仁が、頭蓋骨内に奇形腫瘍を持っていた謎の男性患者と接触したことで、江戸時代にタイムスリップをしてしまい、現代の医術で人々を救おうと奔走する中、激動となる幕末の時代を迎えてしまうという内容となっています。
原作者は村上もとかさんで、集英社の雑誌『スーパージャンプ』で連載されていた青年漫画が原作となっています。
ドラマ『JIN-仁-』の赤ちゃんが登場した意味は?
それではドラマ「JIN-仁-」で登場した赤ちゃんの正体について解説していきます。
実はドラマ「JIN-仁-」にはたびたび不気味で生々しい胎児つまり赤ちゃんのようなイメージが登場します。
これがグロテスクで、視聴者の中にはトラウマと語る人もいます。
では結論から説明すると、ドラマで登場する赤ちゃんは、南方仁の頭の中に存在した胎児様腫瘍です。
胎児様腫瘍とは、(ドラマの中でも解説をされてますが)バニシング・ツインと言い換えることができます。
バニシング・ツインは、女性が双子を妊娠した時、片方がうまく育たずに初期の段階で母体に吸収されて結果として1人だけが誕生し、その胚がもう片方の赤ちゃんの体内に宿ってしまうこと
驚くべき事実かもしれませんが、この現象は人間の頭の中にもう1人の人間が入っているということになりますね。
バニシング・ツインの場合は脳に障害が起きる可能性もあるともいわれており、手術をして取り除くことが必要になります。
実をいうと、国外で実際に手術した事例もあり、日本でも起こり得る症状の一つとされています。
ロサンゼルスの名医の執刀によりこのほど脳腫瘍の摘出手術を受けたのは、「インディアナ大学」の博士課程に身を置いているヤミーニ・カラナムさん(26)という女性。
昨年9月に読解、聴解力が非常に低下していることに不安を覚え、医師の診察を受けたところ脳腫瘍と診断され、低侵襲手術の権威であるHrayr Shahinian博士が率いる脳外科手術の専門機関「Skull Base Institute」を紹介されたのであった。
ただ、あくまでもこれは、仁の身に起きた症状の説明にすぎません。
では、「なぜ龍馬の声が聞こえるのか?」「なんで、幕末の中で頭が痛くなるのか?」「そもそも、手術をした相手も南方仁とはどういうことなのか?」といったように様々な疑問があがってきますね。
それでは、次の項目で、時系列についてご説明します。
ドラマ『JIN-仁-』の時系列を解説
主人公である南方仁の頭の中に存在する脳腫瘍(赤ちゃん)の謎を解くためには、ドラマ「JIN-仁-」の物語の時系列をしっかりと理解する必要があります。
物語で仁とその後輩(演じていたのは山本耕史!)が話していたのは、世の中にはいくつもの世界線が存在しており、それぞれに概ね違いはないけれども、歴史の微差により少しずつ現実が違うというものでした。
ドラマでも同じような図が出てきたと思いますが、改めて整理をすると下記になります。
世界線を仮にわかりやすく3本としてみましょう。

上記の図のように、南方仁の運命は、江戸時代と現代を跨っていることになります。
ドラマの主人の南方仁は青色になりますね。主人公(青色)の仁が、江戸からタイムスリップしてきた黄色の仁を手術をして、腫瘍を摘出しています。
そして、黄色の仁はそのままAの世界で南方仁として存在し、ドラマの主人公である青の仁は別の世界線へ移動していきました。
注意点は、現代→江戸へのタイムスリップでは世界線が異なる一方で、江戸→現代のタイムスリップで同じ世界線で移動していくことになります。
主人公(青色)の仁はBの世界線へ移動してしまったため、たびたびタイムスリップしている先は、Bの世界線での現代になります。
そして、最後の手術を受けたのもBの世界線になります。
AとBの世界が明らかに異なっているのは、最終回で明らかになります。
その証拠にBの現代では、
→歴史の書物に記載あり
・保険制度が明らかに進歩し、老人が無料で受けられる
→江戸時代に仁が龍馬に提案したもの
・友永未来は植物状態ではなく、医学者として存在している
→つまり、Bの世界線では友永未来と仁はそもそも出会っていない
と、存在する人物や出来事に大きな差はないものの、歴史の根本(つまり、ここでは幕末の江戸)が異なるため、それが現代にも影響を与えているということになります。
また、歴史の修正力により、現代に存在するもう1人の南方仁が幕末の移動してしまうと、当人の存在は人々の記憶から消えてしまいます。
つまり、Bの世界線では、手術を受けた主人公の仁(青)が、この世界の南方仁として今後も存在していきます。
一方で、手術をした仁(赤)は江戸にタイムスリップしてしまったため、仁(赤)の記憶は人々の頭から自然に消えていくのです。
ドラマ『JIN-仁-』の胎児様腫瘍の謎(龍馬の声が聞こえる理由)をネタバレ解説
上記で、概ねの時系列は整理できたと思います。
それでは、一方で、なんで腫瘍から坂本龍馬の声が聞こえるのでしょうか?
こちらではそれについて解説していきます。
まず、ここまで話を整理すると、ドラマ「JIN-仁-」に戻すと、南方仁(ドラマの主人公)はバニシング・ツインの生き残りとして世の中に生まれてきた存在です。
上記で説明した通り、第1話で仁(青)により手術をされた男性(黄色)はもう1人の仁です。(手術された男性が仁自身であることは、最終回あたりでネタバレになる話です)
そして、もう1人の仁(黄色)の頭の中にバンシング・ツインとしてもう一人の小さい赤ちゃん(=胎児様腫瘍)が存在していました。これは手術をして取り除いた経緯からも、明らかになっていますね。
しかしながら。その手術をした本人である仁自身(ドラマの主人公・青色)もバンシング・ツインとして生まれているため、物語中はずっと頭の中に赤ちゃん(=胎児様腫瘍)を抱えていることになり、腫瘍を頭に抱えたまま、幕末の江戸にタイムスリップするわけです。
幕末にタイムスリップした仁は、随所で頭が痛くなるシーンが多かったと思いますが、これは脳内に腫瘍を抱えていたからだと思います。
そして、物語の後半で坂本龍馬が暗殺された時、その返り血を仁が正面から浴びたことで、龍馬の血が仁の目から脳内に入り込み、脳腫瘍と結びついたのです。
龍馬の血と脳腫瘍が結びついたことで、頭の中から龍馬の声が聞こえるという現象が起こります。

上記の図のように、片方の仁から腫瘍は摘出されていますが、もう一人の仁の頭には龍馬の人格はないもの腫瘍が存在しています。
その腫瘍同士が共鳴したことで、仁の頭の中に「戻るぜよ、あん世界に」という声が響き、現代の仁は江戸にタイムスリップしていきました。
あくまでも腫瘍は元々、南方仁が持っていたものであり、そこに龍馬の声が宿ったということにあります。
腫瘍そのものはあくまでもバニシング・ツインという現代も起こりうるリアルな症状です。
しかし、そこに歴史的なタイムスリップや龍馬の意志を持たせている点は、完全なフィクションになります。
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最後に追加での案内ですが、ドラマ「JIN-仁-」を全話無料で視聴できる方法を紹介します。
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そもそも、ドラマ「JIN-仁-」には、合計で2つの放送期間があります。
・第1期(放送:2009年10月〜12月)
・完結編(放送:2011年4月〜6月) ※第1期の続編
2つの物語は繋がっており、「完結編」はいわゆる続編です。
方法は簡単で、ドラマ「JIN-仁-」を配信している動画配信サービス、U-NEXTの31日間の無料お試しキャンペーンに登録するだけです。
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まとめ
今回は、「ドラマ『JIN-仁-』の赤ちゃんの意味をネタバレ!胎児様腫瘍と時系列の謎も解説」というテーマについてお話しました。
今回分かった内容をまとめると以下のようになります。
- ドラマ『JIN-仁-』は、2009年10月~12月、2011年4月~6月にかけて放送された時代劇ドラマ
- ドラマ『JIN-仁-』の謎の赤ちゃんの正体は脳内にある腫瘍
- ドラマ『JIN-仁-』では二つの時系列が存在し、複雑に絡み合う
- ドラマ『JIN-仁-』の終盤で、なぜ坂本龍馬の声が聞こえるようになったのかというと、龍馬の血と魂が仁の脳腫瘍が結びついたことで、頭の中から龍馬の声が聞こえるようになったため
- ドラマ『JIN-仁-』はUNEXT無料期間をうまくつかえば無料でみれることができる
これらについてまとめました。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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