2016年8月26日に公開された映画「君の名は。」

物語では、三葉と瀧が夢から覚めた(入れ替わりを終えた)後にそれぞれの部屋で泣くシーンがありました。

お互いに気づいたら涙がポロリと出ており、どんな意味があるか気になりますね。

今回は映画「君の名は。」で、三葉と瀧が泣く理由について深掘りをしていきます。
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映画「君の名は。」入れ替わりついて

映画「君の名は。」では、三葉と瀧が入れ替わりをすることで物語が進展していきます。

この入れ替わりは物語の設定ではありますが、いくつかの点で疑問に思う部分がありますね。

具体的には、

●入れ替わりの原因は?
→そもそもなぜ入れ替わりが起きているのか。(発生理由)

●入れ替わりの意味は?
→入れ替わることで何を成し遂げようとしてるのか。(目的は?)

●入れ替わる人物はなぜ瀧なのか?
→三葉についての理由は明確だが、瀧が対象となった理由な何か。

この3点についてでしょう。

幾つのかブログを拝見したところ、内容がごちゃごちゃになっており、個人的にはこの3つを分けて記載していきます。

もちろん、これ以外にも気になる点はありますが、入れ替わりに関する幹になる部分であり、以下、それぞれについて深掘りしていきます。

映画「君の名は。」入れ替わりの原因は?(発生理由)

最初に、映画「君の名は。」で起きる入れ替わりの原因について記載していきます。

なぜ、物語上で入り替りという事象が発生してしまうのか。

その原因(理由)は、「代々継承されている宮水神社の娘の能力」だからです。

正確には、宮水神社が位置する「糸守の神」が、宮水神社の娘に与えた能力です。(←これについては小説版にほのめかすようなことが記載されています)

宮水神社の娘に与えた理由は記載はないですが、宮水神社の御神体が山の中央に位置され、年前年も前から口噛み酒等で奉仕しており、忠誠心から与えられたものでしょう。

糸守の神の目的は、糸守の町を守ること(=長期的な町の反映)であり、それにふさわしい家系を選択したのです。

女性である理由は定かではないですが、宮水が昔から女系の家系だった可能性があります。

先祖代々入れ替わりがあるとされており、一葉はもちろん、二葉、三葉、四葉も入れ替わりを経験しています。

一葉と二葉は、映画内で一葉が入れ替わりを示唆していました。

三葉については言わずもがな、四葉については映画内ではなく小説で記載されています。

では、なんで、糸守の神は"入れ替わりの能力"を宮水神社の娘に与えたのでしょうか。

映画「君の名は。」入れ替わりの意味は?(目的)

[the_ad id="5494"] 糸守の神が入れ替わりの能力を宮水神社の娘へ与えた理由。

これはそのまま、映画内における入れ替わりの意味・目的への回答に繋がります。

小説ではその理由が明らかにされています。

実は、糸守に彗星が落ちたのは映画の物語より前に2回もあります。(映画で3回目です)

彗星は1200年に1度の周期で行なっており、1度目の彗星で御神体のあるクレーター、2度目の隕石で糸守湖が作られています。

映画では最終的には止めることができましたが、一度は糸守町に直撃しており、これが3度目になります。

そして、宮水神社の娘へ入れ替わりの能力が与えられた意味と繋がります。

3度目の彗星落下を防ぐため(=隕石から糸守町を守るため)、入れ替わりの能力が三葉に与えられたのです。

映画でも瀧が悟っていましたが、先祖代々入れ替わりを行うことで常時に数年先の未来の人間と交信を続け、1200年ごとに訪れる厄災(隕石落下)を回避することが目的になります。

ただ、肝心なことに宮水家は約200年前に「繭五郎の大火」により、それまで伝えられていた伝承が途絶えており、"何を目的にしているかは明確にわからない"という状態でしたね。

しかし、映画のクライマックスでほのめかしの表現があり、三葉と入れ替わりができなくなった瀧が御神体に入ったとき、岩には彗星が描かれていました。

岩に刻まれた絵は1200年ごとに訪れる厄災の警告の意味があり、瀧もそれに気づいたのか。

全部、1000年も前から準備されていたことなんだ

入れ替わりはこの時のためにあった

と口にしています。

ここまでを整理すると、

・入れ替わりの原因は?:宮水の嫁が糸守の神から授かったから
・入れ替わりの目的は?:1200年一度の彗星落下から町をすくため(ただし、三葉たちはそれを知らず、瀧が岩を見て気づく)

このようになります。

一方、別に入れ替わりなんてややこしいことしないで、タイムスリップとかタイムリープにすればいいじゃん!

とも思いますが、そこは物語の上の演出ですので、気にしてはダメです・・・・。

映画「君の名は。」瀧が選ばれた理由は?

では、最後の部分で、糸守を救うための入れ替わりの相手が、なんで瀧だったのか。

瀧じゃなきゃいけない理由はなんなのか。

この理由の一つは、三葉が理想とする相手であり、共通事項が多いからでしょう。

瀧の特徴は、

・東京の男子高校生
・自宅の最寄りは四ツ谷駅と都心
・おしゃれなレストランでバイト
・おしゃれなカフェでくつろぐ
・イケメンで背もそこそこ高い
・母親がいない(存命だと思うが暮らしていはいない)
・仲の良い友人が2人

と、三葉の理想で共通点も多いため、入れ替わりの対象しては良かったのでしょう。

ただ、現実的な部分でいえば、ぶっちゃけこのような男子はどこにでもいる・・・というのが本音であり、瀧でないとだめという理由はありません。

物語上では、三葉が2013年10月3日に総武線内で組紐を渡した相手が瀧でしたが、これも「瀧だから組紐を渡した」のであり、「鶏が先か、卵が先か」という因果性のジレンマのような話になってしまいます。

一部では、瀧が非常に絵が上手からという理由も挙げられています。

糸守の神からその絵の巧さであれば、消滅した糸守を絵で再現し、然るべき場所にたどり着くと判断されたという流れです。

でも、絵だったらもっと上手い人がいると思うので・・・これも却下ですね。

つまり、3つ目の「瀧でないといけない理由」は明確には規定されておらず、これも物語上の設定と解釈するしかなさそうです。

映画の中で瀧と三葉の共通点は"2人とも目を覚ますと泣く"ということです。

10月3日の朝に瀧と三葉も涙を流しており、その理由も気になりますね。2人が泣く理由はこちら

まとめ

今回は、

●映画「君の名は。」入れ替わりの原因は?(発生理由)

●映画「君の名は。」入れ替わりの意味は?(目的)

●映画「君の名は。」瀧が選ばれた理由は?

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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