2016年8月26日に公開された映画「君の名は。」
物語では、三葉の母親・二葉はすでに亡くなっている設定でした。
父・俊樹は存命ですが、自宅では一葉(おばあちゃん)、三葉、四葉の実質3人で暮らしている様子が描かれていました。
一体、二葉が亡くなった原因はなんだったのでしょうか。
今回は、映画「君の名は。」で三葉の母親・二葉が死んだ理由について深掘りをしていきます。
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この記事の目次
映画「君の名は。」三葉の母親(二葉)は死んでいる設定
映画「君の名は。」では、三葉の母親・二葉はすでに亡くなっている設定です(↓)
三葉と四葉の母であり、一葉の一人娘でもある。
瀧が見た三葉の回想シーンのみの登場で、劇中ではすでに病気のため故人となっている。夫の俊樹より12歳年下。
ja.wikipedia.org
映画内で二葉について描かれているのは映像だと1:02:00過ぎ、瀧が3年前に奉納された三葉の口噛み酒を飲んだ後の回想シーンです。
その回想シーンで三葉の母親が病院で寝ており、次にお葬式のシーン、父・俊樹が自宅を出て行くシーンへと繋がっていきます。
わずかな出番でしたが、二葉が病気で死んだことを表した場面であり、一葉のもとで三葉、四葉が育てられた理由が明かされています。
映画「君の名は。」三葉の母親(二葉)が死んだ理由は?
二葉の死因は?
三葉の母親・二葉の死んだ理由(死因)はなんだったのでしょうか。
死因については映画内では明かされていませんが、小説の短編で免疫系の病気と記載されていました。
免疫系の病気で重病にあたるのは、下記の病気があげられます。
・水疱性類天疱瘡
・尋常性天疱瘡
・自己免疫性溶血性貧血
これらの中で若い女性に発生しやすい病気は自己免疫性溶血性貧血であり、二葉もそれが原因だったのかもしれません。
二葉が死んだのはいつ?
[the_ad id="5494"] 亡くなった時期については、回想でのシーンで四葉が「お父さん、お母さんいつ帰ってくるん?」という死を理解できていないセリフがあるため、四葉が幼稚園の頃ではないかと思います。物語では四葉は小学4年生の9歳であるため、本編から5〜6年前の出来事でしょう。
また、冒頭・俊樹の町長選へ向けての街頭演説の際、町民が「どうぜ今期も宮水さんで決まりだろ」と言うセリフがあります。
今期"も"ということはすでに1期は務めており、任期は通常4年であるため、4年前から町長ということです。
回想シーンからも、俊樹は二葉の死により神職を辞めて糸守町の町長となった経緯があります。
町長選挙にも準備期間があるため、二葉の死からすぐに立候補してては間に合わないと思うめ、物語の6年前(どんなに早くても%年前)に二葉は亡くなったと思われます。
こちらについては、小説でも「町長選挙の準備に2年間」とあり、間違っていないと思われます。
映画「君の名は。」三葉の父親・俊樹の「救えなかった」の意味は?
同じく回想シーンでは、俊樹が二葉の死に対して「俺は二葉を救えなかった・・・」と嘆くようなセリフがあります。
一瞬、死の原因は俊樹にあるのではないかと連想させましたが、セリフの意味は別にあるようです。
これについても小説で詳しく書かれていました。
二葉は病気にかかった後、俊樹は施設の良い町外の病院を紹介しますが、二葉はそれを拒否します。
二葉は住民たちの信仰心を受けていた身であり、町の伝統や信仰心により町外での治療を拒んでいました。
結果的に二葉は病気で亡くなってしまいましたが、町民はそれを「この世のすべてはあるべきところにおさまるんやよ」と口にし、死が運命であるかのように語っていました。
葬儀は神格化され、一晩経てば誰も悲しむ様子を見せないことに俊樹は大きな違和感を感じたのです。
二葉の死について、俊樹の思いは町民と異なっています。
もしも、この町の医療設備が充実していたら...二葉は死ななくても済んだかもしれない。
もしも、二葉の糸守への信仰心が薄かったら...二葉は死ななくても済んだかもしれない。
俊樹の「救えなかった・・・」とは、二葉を守ることができなかった後悔の念と自分への憎しみです。
また、俊樹は過去に二葉と入れ替わりを経験しており、"未来を知っていたのに救えなかった"という気持ちがありました。
そして、二葉の死後、俊樹は迷信を信じ続ける宮水神社に見切りをつけます。
一葉と言い争いの会話があるのはそれが原因です。
三葉と四葉を宮水神社に残し、自分は糸守の町を近代化するために政治家の道へと走った経緯がありました。
映画「君の名は。」二葉と俊樹の出会いは?
俊樹は宮水家の婿養子であり、作中でも「宮水俊樹」のため籍は宮水家にあります。
また、もともと町外の人間であるため、街を出ているにも関わらず、町長選挙へ立候補しているのは、それほど町の発展・近代化に真剣に取り組んでいるからでしょう。
俊樹は町長になる前は大学に籍を置く民俗学者であり、旧姓の「溝口俊樹」として、糸守の信仰と儀式の調査するために町を訪れています。
そこで出会ったのが二葉です。
俊樹は二葉と出会ってからは、何度も糸守へ足を運ぶようになり、いずれは交際するようになります。
2人の結婚については一葉からは反対されましたが、
・婿養子としての入籍
・大学職員を辞めること
・将来は宮水神社の神主につくこと
この3つを条件に結婚することを認められます。
俊樹とは二葉と一緒にいられるならと、その条件をのんで結婚を果たします。
また、俊樹はかつて、瀧と三葉のように入れ替わりを経験したことを示唆する描写があります。
これについては映画内でのセリフからもわかるため、気になる人はこちらの記事もどうぞ。
まとめ
今回は、
●映画「君の名は。」みつはの母親(二葉)は死んでいる設定
●映画「君の名は。」みつはの母親(二葉)が死んだ理由は?
●映画「君の名は。」二葉と俊樹の出会いは?
これらについてまとめました。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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