2017年8月26日に公開された映画「関ヶ原」。

 
主人公を石田三成として、1600年の関ヶ原の戦いをモチーフに描かれています。

 
石田三成率いる西軍、徳川家康率いる東軍と2つの軍の合戦は迫力がありましたね。

 
ただ、合戦の際、西軍の石田三成がなぜか朝鮮人を仲間にするシーンがありました。

 
日本の歴史上ではありないことだと思います、なぜ映画「関ヶ原」で朝鮮人が登場したのでしょうか。

 
今回はその理由について考察していきたいと思います。

映画「関ヶ原」で朝鮮人が登場している?

映画「関ヶ原」では、1600年の関ヶ原の戦いを描いています。

 
西軍の大将である石田三成を主人公としており、歴史上勝利した東軍・徳川家康を相対する敵としてストーリーが進みます。

 
クライマックスの関ヶ原の戦いを前に、石田三成(役:岡田准一)の家来が朝鮮人の兵を紹介するシーンがあります。

 
朝鮮人は日本に捕虜されている設定ですが、「フランキ砲」(↓)と呼ばれる大砲の使い手揃いという話でしたね。

 
フランキ砲は別名、石火矢とも呼ばれています。

 


 
石田三成はフランキ砲を使えるという朝鮮人に魅力を感じ、大砲を使用して西軍に加わることを許可します。

 
日本で大砲が普及したのは1550年ごろといわれており、当時はフランキ砲以外にも、「大筒」や「大鉄砲」も使われていたそうです。

 
フランキ砲は弾と火薬を一体とするカートリッジを子砲に詰めて使用します。

 
歴史上は重さと形態から移動が不向きといわれていましたが、石田三成は朝鮮人の力と戦闘への意志を信じたのでしょう。

 
以上のように、映画「関ヶ原」ではしっかりと朝鮮人の描写が描かれており、天下分け目の戦いにも参加しています。

歴史上の「関ヶ原の戦い」で朝鮮人は登場した?

映画「関ヶ原」で登場する朝鮮人。

 
そもそも、実在した関ヶ原の戦いでは西軍に参戦していたのでしょうか。

 
結論からいうと、朝鮮人が参戦していたかどうかは不明です。

 
歴史上の書物をあさっても、明確に「朝鮮人が参戦した」という記録は残っていませんでした。

 
しかし、記録がない=存在しない、という判断するのは早計です、

 
当時の日本では、朝鮮出兵に伴い、捕虜として捉えられていた朝鮮人が西日本に住んでいたという記録はあります。

 
特に福岡県の唐人町は、多くの朝鮮人が住み、暮らしていた町です(↓)

 

 
そして、朝鮮人は陶器などの工芸技術を国内に広めており、こちらも正確に記録にされている事実なのです。

 
また、徳川家康はかなり慎重な将軍であったことは有名であり、石田三成の「大一大万大吉」の旗印を全て焼き払ったなど負けた西軍の痕跡を消そうと必死だったといわれています。

 
おそらく、謀反を恐れて、排除していったのでしょう。

 
このつながりから、徳川家康が「朝鮮人が西軍に協力した事実を消した」という可能性はゼロではありません。

 
関ヶ原の戦いに勝利したとはいえ、西日本では徳川家康に対する反感は相当なものであったため、政治的な側面は詳細な記録を全て消し去ったという説も残されています。

映画「関ヶ原」で朝鮮人が登場した理由は?

歴史上は曖昧な「朝鮮人による西軍のへ加勢」ですが、なぜ、映画では描かれていたのでしょうか。

 
下記のように違和感を唱える人もいらっしゃるようです。

 

 
正確な理由は公表されていませんが、下記3つの理由があるといわれていますが、どうなのでしょうか。

 
①幅広い戦国時代の演出
②監督の趣向の都合
③反日企業がスポンサーである

 

①幅広い戦国時代の演出

一つ目の理由として、ありきたりな戦国時代を描きたくなかったというのがあるのでしょう。

 
これまでも映画・ドラマで戦国時代、とりわけ関ヶ原の戦いが映像化されてきました。

 
歴史の結論は曲げることができないため、差別化を図るために過去にない演出をしたのでしょう。

 
捕虜として捉えられている朝鮮人が西軍に加勢するとは鑑賞者は誰も考えていないため、予想をしないストーリーを盛り込むことでさらに物語を深めたかったのではないでしょうか。

②監督の趣向の都合

これは噂の範囲ですが、上記のような話が出ています。

 
つまり、監督の趣向により、朝鮮人も戦いに参加させたというわけです。

 
個人的にはこれは完全なデマだと考えています。

 
映画は脚本家やプロデューサーなど多くの関係者が密に連携をして、ストーリー、キャスティグ、構成を練っており、監督の独断でここまで演出をすることが難しいでしょう。

③反日企業がスポンサーである

残すは反日企業がスポンサーという説です。

 
これについては、映画に出資した製作委員会の企業をみれば明らかになるでしょう。

 
・東宝
・アスミック・エース
・住友商事
・電通
・ジェイアール東日本企画
・木下グループ
・ジェイ・ストーム
・朝日新聞社
・毎日新聞社
・時事通信社
・WOWOW
・阪急交通社
・東急エージェンシー
・時代劇専門チャンネル
・GYAO
・日本出版販売
・中日新聞社
・コーエーテクモゲームス

 
このラインナップを見る限りだと、一概にスポンサーからの圧力でもなさそうですね。

 
しかし、こればっかりは内部情報のため、もしかしたら、あった・・・という可能性もあrます。

 
朝鮮人が最後の登場したといわれるのは、以上3つの理由のどれかだと思います。

 
このような情報はあくまでも噂であるため、映画では純粋に作品を楽しみましょう。

映画「関ヶ原」で朝鮮人の「わが同志」の意味は?

映画「関ヶ原」では戦いの最後に、朝鮮人が「わが同志!」と叫ぶシーンがありましたね。

 
島左近(役:平岳大)ら西軍が、東軍に取り囲まれるシーンですね。

 
そこで、中心付近にいた朝鮮人兵が火薬を集めて「わが同志!」という言葉とともに突進。

 
最後は、火薬に火をつけて東軍を巻き込む自爆をするのです。

 
このシーンの意味は、

 
・島左近(役:平岳大)を助けるという意図
・朝鮮人の覚悟の演出

 
でしょう。

 
「わが同志!」とは、ともに関ヶ原の戦いをした西軍の兵士たちに対してのお別れの言葉だったのでしょう。

まとめ

今回は、

 
●映画「関ヶ原」で朝鮮人が登場している?
 
●歴史上の「関ヶ原の戦い」で朝鮮人は登場した?
 
●映画「関ヶ原」で朝鮮人が登場した理由は?
 
●映画「関ヶ原」で朝鮮人の「わが同志」の意味は?

 
これらについてまとめました。

 
以上となります。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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