2019年7月19日に公開された映画「天気の子」。

物語の序盤では、水の塊が降ってくるシーンがありました。

現実であり得ない展開であり、どのような意味や理由があるかは気になりますね。

他にも、空から魚ようなものも降ってきており、こちらについても疑問が残ります。

今回は、映画「天気の子」で水の塊が降る理由、空の魚の正体などについて深掘りをしていきます。
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映画「天気の子」水の塊が降ってくる

映画「天気の子」では序盤に空から水の塊が降ってくるシーンが目立ちました。

1つ目は冒頭で帆高が船のデッキにいるときに水の塊が降ってきました。

一瞬ですが空から太陽に光が飛びしており、それを追ってデッキに飛び出した瞬間、晴れの光が消えて水の塊が降ってきました。

水が大量に降っていたたデッキ外に落ちそうになったところを運よく須賀に手をとってもらい「命の恩人」となったわけです。

2つ目は同じ物語序盤の東京です。

男子学生2人が空を見上げるながら、水の塊を追っていき、路地裏に入った途端にそれが上空で晴れして水が降ってきました。

2人は洋服をびしょびしょにしていましたね。

他にも、ニュースで「謎の魚」が報道されており、出てきた一瞬で消える様子が描かれていました。

謎の魚は空から降ってきていることは間違いなく、通常の雨の中はもちろん、水の塊の中にも何匹も存在しているのでしょう。

以下、

・水の塊が降る理由
・空の魚の正体

この2つについて深掘りしていきます。

>映画「天気の子」水の塊が降る理由は?

「天気の子」で水の塊が落ちる理由はなんなのでしょうか。

これについては映画の描写以外にも、小説版に詳しく記載があるため引用します。

「晴れ女」の正体を取材する帆高のインタビューになります。

回答者は映画冒頭でも登場した中学生2人です。

小説では「目撃者B談 中学生Y次(十三)・東京都台東区在住」を記載されています。

「なんだ、あれ・・・?」

それも見つめたまま、何歩か後ずさりました。そしたら、ぐにゃりと空が歪むんです。水だ、と思いました、というか、水で出来たでっかいものが、ビルとビルの間に引っかかっているみたいでした。

「魚・・・?」

隣で友だちが呟いて、そうだ、と思いました。イルカとかクジラとか、それはそういう形に見えました。次の瞬間です。

「うわあっ」

揃って声を上げました。水の魚が突然崩れて、降ってきたんです。

それはゲリラ豪雨を十倍にしたみたいなー滝の下にいきなりワープしたみたいな、一瞬の激しい雨のようでした。

水がやんだ時には俺たちはずぶ濡れで、手に持った傘は強風に吹かれてみたいに骨が折れていて、ビルの隙間のそれはすっかりり消えていて。あたりはうっすらとした水煙だけが残っていました。

ーだからまあ、結局はものすごい雨に遭った、っていうだけだった気もするんです。

映画では何気なく観てしまいましたが、中学生男性の言葉は「水の塊」の正体をきちんと説明していますね。

「ゲリラ豪雨を十倍にした」水が一気に空から降ってきており、降ってくる前の水をよく見ると魚のようなものが飛んでいたということになります。

魚の正体は別途、記載することにして、そもそもなんで水の塊(空の魚)が上空から降っているのでしょうか。

映画や小説には明確な答えは描かれていませんが、おそらく、「天の秩序が何かしらの要因で乱れているから」でしょう。

物語では天気の巫女である陽菜を人柱にすることにより、天候が正常に戻っています。

天気の巫女の役割は、神主が「天気を治療するのが巫女の役割」と語っています。

「天気」とは「天の気分」とも神主は語っているため、天気を治療するといういうことは、天を治療すると言い換えることが出来ます。

つまり、東京に雨が振り続けている理由は「天に治療が必要な状況=天に何かしらの異常や病気が起きている」と考察することが可能です。

「天気の子」の世界観では、ずっと雨が振りつづけている訳ではなく、物語が始まる数ヶ月前から雨の日が多くなっていると記載されています。

つまり、物語の数ヶ月前の段階で、天に関する異常が起きたため、空の魚が水の塊となって降っているものと思われます。

個人的には、陽菜の母がもともと天気の巫女であり、ずっと天は陽菜母が人柱になることを望んでいましたが、病気でそれが叶わなくなり陽菜を鳥居に導いたと考えています。

陽菜母=天気の巫女、という説はこちらをどうぞ。

映画「天気の子」空の魚の正体は??

[the_ad id="5494"] では、水の塊に含まれている「空の魚」の正体はなんなのでしょうか。

空の魚については上記の水の塊が落ちる場面だけでなく、陽菜や帆高が天空にいるシーンの時でも登場しています。

小説でも下記のように描かれています。

(陽菜が帆高・凪とラブホテルに宿泊後、天空に向かった直後)
・・・私は何をしていたんだっけ。

思い出せない。私n中にあるものは、水で薄めた何かのなごりのようなものだけだ。

さっきから、私の周囲をふわふわと透明な魚が飛んでいる。

空の魚たちをぼんやりと眺めながら、ふと、私は気づく。

(帆高が陽菜を追い天空の登る時)
空気はきんと冷たいけど、もう凍るような虚空ではない。

落ち続ける僕の体の周囲に、気づけば何匹かの空の魚がついてきている。

その体は水のように透明で、ホテルで見た陽菜さんの体によく似ている。

空の魚の正体と晴れ女の関係は?

空の魚の正体について明確な記述こそないものの、天空での陽菜を囲っていたり、(帆高が)「陽菜さんの体によく似ている」透明感であることから、天気の巫女の遣いではないかと推測できます。

天の秩序が乱れたことで、本来は晴れをもたらす役目の空の魚も雨と共に降ってきてしまったのではないでしょうか。

本来は天気の巫女(晴れ女)に支えるべき魚たちが、天空の秩序が乱れた(=人柱により治療が必要な状態になった)ことにより、自分たちの意思に反して空から降ってきたのでしょう。

まとめ

今回は、

●映画「天気の子」水の塊が降ってくる

●映画「天気の子」水の塊が降る理由は?

●映画「天気の子」空の魚の正体は?

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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