「わたし、定時で帰ります。」、通称「わた定」の主人公・東山結衣。

ドラマでは吉高由里子さんが演じていますが、どんな人物なのか気になりますね。

今回は「わた定」主人公・東山結衣について原作を中心に深堀してみました。

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東山結衣 経歴とプロフィール

「定時帰り」がモットー

東山結衣は32歳の独身OL、

webサイトの作成や管理を行うネットヒーローズ株式会社に勤務し、制作部のディレクターという肩書きです。

新卒で採用されて、原作では入社10年と記載されていますね。

東山のモットーは「残業ゼロ」「定時帰り」であり、入社以来、必ず定時の18時に会社を出るのです。

物語の後半でも17時30分頃に会社から遠い場所で打ち合わせがあった際は、

「これから会社に戻ったあら定時過ぎますね。私、直帰させていただきます」

と、そのまま帰宅をします。

仕事帰りには、いきつけの中華料理店「上海飯店」のハッピーアワー(18:30までの来店が条件)でビールを注文するのが楽しみ。

店主の王丹や常連とコミュケーションを取りながら、1日の疲れを癒すのだ。

他にも、しっかりと有給休暇を取得しており、原作では

「成田空港から発着する飛行機を見ながらビールを飲みたくなった」

という理由で、有給申請をしています。

仕事=人生ではなく、仕事も人生の一面でしかないという考えを持ち、ライフワークのバランスをとっています。

仕事面では優秀

定時帰りをする東山ですが、仕事ができずに会社から早く離れているわけではありません。

むしろ、仕事ぶりは上司からは評価されており、今回の物語でも東山がある案件のチーフに任命されます。

(東山自身は出世に興味がなく、最初は残業が嫌だとチーフの案件自体を断ろうとします)

東山が優れてる点は、作業効率が非常に良いことです。

所属する制作部では1時間当たりの生産性が一番高く、管理部のゼネラルマネージャー・石黒からも高く評価されています。

原作では、上司でもある種田晃太郎からも、

「この会社に誘われた時、石黒さんに言われた。制作部で1時間当たりの生産性が最も高いのは東山結衣だって。

たしかに会社にいる時間は短い。

仕事のスピードが元々飛び抜けて速いわけではない。

でも、入社から10年かけて、ゆっくりだが、着実に作業効率をあげてきた。」

と、言われていますね。

種田のセリフからも、年々効率性が上がっているようです。

そう考えると、東山は非常に優秀な社員であり、日々の努力を重ねている人といえますね。

人件費の部分も含めて大きく会社に貢献をしています。

上司・種田晃太郎との関係

東山を語る上で欠かせないのが、上司である種田晃太郎との関係です。

種田と東山は過去に婚約した間柄です。

年齢は種田が3つ上ですが、仕事上で2人で話すときはほぼタメ口に近く、距離の近さを感じさせます。

社内には公表しておらず、知っているのは種田の前職の上司、福永清次だけです。

種田と東山は結婚寸前までいきましたが、両家顔合わせの際に種田が来ない・・・という自体を迎え、婚約は破棄。

理由は種田が3日間連続で徹夜で仕事を行い、寝坊をしてしまったことです。

決定打になったのは、その際の東山の

仕事と、私のとの結婚と、どっちが大事?

という質問に対し、

「仕事だよ。」

と種田ははっきりと答えたのです。

物語ではすでに東山は別の男性、諏訪巧と婚約をしていますが、仕事での距離が近い種田の関係は最後まで気になりますね。

東山結衣 性格と人柄

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信念は曲げない

東山結衣の性格や人柄の面では、物語を読むと、当初は信念を曲げない頑固な一面が目立ちます。

物語上の都合もありますが、「定時帰り」「残業ゼロ」を掲げており、周囲の目をはばからずに帰宅をしていきます。

もともと、会社自体が「できるだけ残業をしない」という本心でしたが、会社の規模が大きくなるにつれ、転職組が目立つようになり徐々に「残業文化」が芽生えてきたようです。

東山が残業をしない理由は作中で明らかになりますが、大きく分けると、

・父親が残業が多く、家庭に帰って来なかった
・種田が仕事詰めで婚約を破棄した
・新卒時の研修で周囲と大きく考え違っていた

の3つがトラウマになっています。

個人的な面が強いと思われがちですが、各理由を紐解いていくと、会社が嫌い、周囲と合わない、お金だけもらえれば良い・・・といった、ネガティブな要素ではありません。

東山が残業ゼロで仕事を終える理由も納得がいき、途中からその信念に共感を覚える人も多いといいます。

残業を推奨する物語上の会社や日本社会に一石を投じる内容になっていますね、

実は仲間想い

そんな東山ですが、実は非常に仲間想いであり、面倒見が良い人でもあります。

物語の当初はわかりませんが、社内での物語が進むにつれて、仲間を助けるシーンが増えていきます。

チーフを引き受けてしまう

最初に種田から依頼を受けたチーフの案件ですが、自分は向いていないと理由で断りを入れます。

しかし、「残業文化」で仕事をする同年齢の三谷佳菜子が体調不良で早退したことがきっかけで、自らチーフを受けいれてしまうのです。

しかも、決意してというよりかは、潜在的に断れずに返事をしてしまいます。

三谷ように体を壊してまで仕事をする人を、なんとかしてあげたいという想いが芽生えたからでした。

子供の頃、父はほとんど家にいなかった。企業戦士と呼ばれて働き詰めだった。

そんな人を見ると結衣は今でも苦しくなる。おかげでチーフに立候補してしまった。

(略)

でも、チーフになったからには、チームを全員、毎日定時に帰してみせる。

そう決意して、結衣は晴れた空を見上げた。

普段は残業ゼロで帰ってしまう東山も、仲間の姿を見てチーフを引き受けてしまうのでした。

部下をサポート

物語の中盤以降は、部下を気遣う姿勢が目立ちます。

特に、部下の吾妻徹が長時間を残業し、ミスが目立ち始めた頃、新人の来栖を通して実態を調査。

吾妻の非効率な仕事ぶりを見かねて、自らがサポートに入ります。

タイマーを机の上に置き、時間を計ってあげながら一緒に仕事を進めるのです。

最終的に吾妻はそんな東山に対しても、暴言をはいてしまうのですが、そんな時でも、

「五妻くんなら絶対できるって。五妻くんが信じなくても私が信じるよ。

だからさ、明日の自分を信じよう。」

と、話すのです。

五妻は新卒で入った会社を3年で辞め、次の転職先でも3年で辞め、半年後にネットヒーローズ株式会社に入社をしています。

社会人としては少し浮ついた部分があり、種田は五妻を「仕事ができない」と半ば見捨てるような雰囲気を出していますが、一方で東山は最後までサポートすることを決めるのです。

まとめ

「わた定」の主人公・東山結衣の経歴や性格について調べてみました。

物語が進むにつれて、だんだんと人柄の良さが明らかになってきます。

ドラマのエピローグにも、

「何のために働くのか?」「自分を大切にすること」「仲間を大切にすること」などのシンプルなメッセージを伝えていく。

と記載されており、

東山という人物を通して、大切なものを見直すきっかけになればと良いですね。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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