2018年7月20日に公開された映画「未来のミライ」。

 
作中では、未来の東京駅で駅員ロボットの遺失物係が登場します。

 
特徴的な声でしたが、一体、誰が声優を務めているのでしょうか。

 
また、役柄そのもの正体やセリフもかなり意味深でしたね、

 
今回は映画「未来のミライ」に登場する駅員ロボットの遺失物係の声優、正体について深掘りをしていきます。

映画「未来のミライ」駅員ロボットの遺失物係の声優は?

声優は神田松之丞

映画「未来のミライ」で駅員ロボットの遺失物係の声優を務めているのは、神田松之丞(かんだ まつのじょう)さんです。

 
神田さんは1983年6月生まれの日本の講談師です。

 
日本講談協会および落語芸術協会に所属しており、2017年には二ツ目でありながら、独演会では数百人の会場を満員にするなど、気鋭の講談師です。

 
キャリア11年にして持ちネタは140超えており、人気も高く"今、一番チケットが取れない講談師"という枕詞もついているほどです。

 
これまでに、下記のようなタイトルも獲得をしています。

 
・2015年 読売杯争奪 激突!二ツ目バトル:優勝
・2016年 花形演芸大賞:銀賞
・2018年 第35回浅草芸能大賞:新人賞
・2019年 平成30年度花形演芸大賞:金賞

 
講談師としての腕についてはいうまでもないですね。

 
声優のプロではありませんが、お客さんを前にして話すという面では申し分にないキャスティングであり、てっきりプロの声優さんが担当されているのかと思いました。

 
現在は、講談師として活躍はもちろんこと、TBSラジオの番組「神田松之丞 問わず語りの松之丞」でパーソナリティを務めており、業界内でも評判も非常に高いようです。

経歴とプロフィール

神田松之丞さんのプロフィールは下記になります。

 

名前神田松之丞
読み方かんだ まつのじょう
生年月日1983年6月4日
出身東京都豊島区
師匠3代目神田松鯉
活動期間2007年
活動内容講談師
所属日本講談協会
落語芸術協会

 
神田さんは2007年に武蔵大学経済学部経営学科卒業後、同年11月に、3代目神田松鯉に入門されます。

 
2012年に二ツ目昇進され、2016年の段階ですでに真打昇進が落語芸術協会の理事会の議題にあがるほどの腕前でした。

 
その後、真打には2020年2月に中席より真打に昇進することが承認されており、これは落語家を9人追い抜いての抜擢のようです。

 
弟子入り覚えた『鉢の木』では寝食も忘れ没頭し、1週間で覚えるほどであり、師匠の松鯉から「お前は将来名人になる」と言われたそうです。

 
現在は多忙なスケジュールですが、マネジメントやスケジュール管理を担う芸能事務所には所属しておらず、全て自分で行なっているようです。

 
プライベートではすでに結婚をされており、2018年9月に第一子が誕生しています。

 
他にも、好きな本は「スラムダンク」、「1984年のUWF」。好きな映画は「リリィ・シュシュのすべて」、「海がきこえる」と公表されています。

他作品の声優出演は?

声優で出演をされたのは、「未来のミライ」以外でもあり、2018年4月〜6月に放送されていたアニメ「ひそねとまそたん」でまそたん役を担当されています。

 
まそたんは、巨大な翼と長い尾を有するドラゴンであり、主人公の甘粕ひそねが登場します。

 
タイトルの「「ひそねとまそたん」のまそたんであり、非常に主要なキャラクターです。

映画「未来のミライ」駅員ロボットの遺失物係の正体は?

駅員ロボットの遺失物係は、物語の終盤、くんちゃんが迷い込んだ東京駅の中にいます。

 
くんちゃんに対して、両親名前を聞き出していき、本人紹介をしていきます。

 
しかし、結果として、くんちゃんは両親の名前を思い出すことができず、しまいには家族にペットの名前(ゆっこ)を出してしまうのです。(もちろん、これもNG)

 
駅員ロボット役目の一つは、行き先のない子供を「ひとりぼっちの国に連れていくための先導員」です。

 
この東京駅のシーンは現実世界ではなく、未来くんちゃんの頭の中の出来事と解釈されていますが、家族を家族として考えるために存在する、一種のプラットフォームなものと捉えて間違いないでしょう。

 
その証拠に「くんちゃんはミライちゃんのお兄ちゃん」という言葉で呼び出しに成功し、無事に戻ることに成功をしています。

 
駅員ロボットの正体は場合によっては子供をひとりぼっちの国へ連れて行くという、機械的で残酷な一面を持ち合わせているのです。

映画「未来のミライ」駅員ロボットの遺失物係のセリフの意味は?

駅員ロボットのセリフの中でもっとも印象的なセリフは下記のものでしょう。

 
「迷子ということは、失くしたものは自分自身というわけですね。」

 
これはいうならば、くんちゃんは自分のアイデンティを失っているのと同義です。

 
物語を思い返してみると、妹の未来ちゃんが生まれた途端、次第に両親や祖父母が自分から離れていき、家族で孤立を味わうようになります。

 
それでも、くんちゃんは片付けをしたり(あるいは部屋を散らかしたり、わがままをいう)、自転車に乗ったりと成長する姿を見せることで、必死に家族の中で自分のポジションを見つけ出していきます。

 
自転車のシーンはお父さんから何一つ助言や指導を受けておらず、自分の力だけで成し遂げていますが、それをお父さん褒められることで自分の存在を実感していきました。

 
簡単にいえば、くんちゃんはミライちゃんに大きな嫉妬をしており、なんとかしてみんなの目線や注目を自分に戻していきたいがため、行動を続けていきます。

 
この駅のシーンで「くんちゃんはミライちゃんのお兄ちゃん」という言葉が正解になった理由は、くんちゃんが自分の運命(=兄弟)に従ったからこそ正解になっています。

 
これまで嫉妬という感情で寄せ付けてこなかったミライちゃんを、初めて自分の妹だと自覚した瞬間でもありました。

 
整理すると、

 
・ミライちゃん生前;家で愛情が注がれるのは自分(くんちゃん)だけのため、満足度が高い

 
・ミライちゃん生後①:自分(くんちゃん)に注がれる愛情が薄れていると感じ、妹(ミライちゃん)との関係をほぼ絶つ(好きくない発言) ← ここで兄弟というアンデンティを投げ出している

 
・ミライちゃん生後②:妹(ミライちゃん)への注目を自分に集めるため、行動を開始する ← 自分は何者なのかと子供ながらにもがいていく

 
このような流れです。

 
くんちゃんは頑張って、妹(ミライちゃん)の視線を自分に集めようと動きますが、それは兄という自分を投げ出していることに他なりません。

 
ここで大切なことは、周囲に認められるのは、何より兄としての自覚が必要であり、それは自分の先祖から受け継いできた人間としての伝統でもあるのです。

 
それに気づいたからこそ、くんちゃんはこのシーンで助かっており、最後にミライちゃんに微笑んだのだと思います。

 
駅員ロボットが話した、「迷子ということは、失くしたものは自分自身というわけですね。」という言葉は、兄という自覚を失っているくんちゃんに対して、厳しくも現実を見つめる機会を作った言葉になるのです。

まとめ

今回は、

 
●映画「未来のミライ」駅員ロボットの遺失物係の声優は?
 
●映画「未来のミライ」駅員ロボットの遺失物係の正体は?
 
●映画「未来のミライ」駅員ロボットの遺失物係のセリフの意味は?

 
これらについてまとめました。

 
以上となります。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Twitterでフォローしよう