2018年7月20日に公開された映画「未来のミライ」。
物語では、ミライちゃんの右手に痣(あざ)ができており、年齢を重ねても消えていないようでした。
一体、右手のあざは何が原因できたのでしょうか。理由は気になりますね。
他にも、演出上の観点からどのような意味があるのでしょうか。
今回は映画「未来のミライ」に登場するミライちゃんの"右手のあざ"について深掘りしていきます。
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この記事の目次
映画「未来のミライ」ミライちゃんの右手に痣(あざ)がある
映画「未来のミライ」に登場するミライちゃん。
赤ちゃんのシーンで生まれながらに右手に痣(あざ)があることがわかりました。
おじいちゃんがビデオ撮影をしている際、
おばあちゃん「どこ?」
おじいちゃん「ここ」
お母さん「それ、生まれた時から」
おばあちゃん「ちゃんと見てもらった?」
お母さん「うーん。でも、消えるか残るかわからないって」
という、流れでした。
お母さんは消えるか残るかは定かでないと話していましたが、このシーンの後に登場する成長したミライちゃん(未来のミライちゃん)に痣は残っていました。
くんちゃんもその痣を見て、制服の少女=ミライちゃんと認識をしていました。
映画を観た人は、ミライちゃんの痣について下記2点について疑問に思うのではないでしょうか。
・なぜ、ミライちゃんに痣ができたのか
→原因や理由はなんなのだろうか?
・ミライちゃんに痣がある意味は何か
→演出上、何かの伏線ではないのか?
この2つです。
それでは、以下でそれぞれについて深掘りをしていきましょう。
映画「未来のミライ」ミライちゃんの右手に痣(あざ)がある理由は?
はじめに、ミライちゃんの右手に痣(あざ)がある理由について記載していきます。
物語上では、ミライちゃんの痣については「生まれた時からあるもの」とされており、病気ではなく自然発生したものでした。
では、赤ちゃんが自然発生的に痣ができることはあるのでしょうか。
赤ちゃんの痣の種類
赤ちゃんには自然に発症する痣がいくつもあるようです。
赤ちゃんのあざは、皮膚をつくる色素細胞や毛細血管の先天的な異常、増殖により起こります。
色や形、大きさ、発症部位はさまざまです。
st.benesse.ne.jp
赤ちゃんにできる主な痣の種類は下記であり、物語のミライちゃんもどれかに該当するものと思われます。
・サーモンパッチ
・ウンナ母斑
・いちご状血管腫
・ポートワイン母斑(単純性血管腫)
・蒙古斑
・異所性蒙古斑
・カフェオレ斑
・先天性色素性母斑
・扁平母斑
ミライちゃんの場合は、成長して健康を害している様子はなく、人体に影響はないものだと予想されます。
上記のなから可能性が高いもののひとつは、いちご状血管腫だと思います。
これは「半分に切ったいちごをのせたような形」の痣です。
生後1週間~1ケ月以内に赤い斑点ができ、その後6ケ月ごろまで少しずつ大きくなって盛り上がっていきます。
やがて少しずつ小さくなり、7歳ごろまでには自然に治ります。
ただ、大きくなりすぎると、皮膚のたるみやこまかいしわが残ることもあります
(引用:st.benesse.ne.jp)
ただ、「いちご状血管腫」は痣が消える可能性も十分にあるため、ミライちゃんの場合は少し色が濃かったり範囲が広かったため、成長して残り続けたと思われます。
お母さんが「消えるか残るかわからない」と話していますからね。
「いちご状血管腫」に夜痣は、毛細血管が増殖した良性の腫瘍のため健康には影響はありません。
ポートワイン母斑(単純性血管腫)の可能性もあり
[the_ad id="5494"] もう一つの可能性は、ポートワイン母斑(単純性血管腫)です。原則として、大人になっても自然に消えることがありません。
加齢によって褐色になる場合もありますが、場合によっては色が濃くなったり、腫瘤を作ったりする場合もあります。
また、成長とともに体が大きくなるのに比例してあざの面積も拡大します。
治療としては、早期のレーザー治療や冷凍療法、放射線療法などがありますが、現在は副作用の少ないレーザー療法が主流になっています。
(引用:www.nms.ac.jp)
こちらは、原則として大人になっても自然に消えることはないものであり、少しお母さんの言葉に反してしまいますね。
ただ、右手の平から手首までと比較的広範囲にあること、また、体の成長に伴い面積も広がるため、ミライちゃんにあてはまっているのはこっちのような気もしますね。
これについては物語上の演出上、具体的に「○○だから痣ができた」とはされておらず、もしかしたらフィクション要素が強く、具体的な名称はモデルになっていない可能性もありますね。
映画「未来のミライ」ミライちゃんの右手に痣(あざ)がある意味は?
では、ミライちゃんに生まれながらに痣があるのは、どんな意味があるのでしょうか。
何か演出上の意図や伏線めいたものがあるかと考えていくと、「右手の痣=ミライちゃんで印」であることが伺えます。
物語では、くんちゃんは痣を印にして、2人のミライちゃんを認識しました。
・1人目:自宅の庭での未来のミライちゃん(制服着てる学生)
・2人目:東京駅のホームで迷子になるミライちゃん(赤ちゃん)
これは決して偶然ではなく、4歳のくんちゃんがきちんと"妹であるミライちゃんである"と確信した要素だと思います。
なぜ痣なのか、なぜ右手なのか、という部分については作中でも主だった描写がないため、わからないというのが実情です。
ただ、成長をしても変わらない印という意味では、自然発生の痣という演出は違和感はありませんでした。
この作品は過去と現在、現在と未来、という3つの時間軸で構成をされており、人間にある消えない印(=痣)は過去から未来へのつながりを表現しているのかもしれません。
まとめ
今回は、
●映画「未来のミライ」ミライちゃんの右手に痣(あざ)がある
●映画「未来のミライ」ミライちゃんの右手に痣(あざ)がある理由は?
●映画「未来のミライ」ミライちゃんの右手に痣(あざ)がある意味は?
これらについてまとめました。
以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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