2019年8月23日公開の映画「ロケットマン」。

 
イギリス出身のミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた作品であり、公開前から注目していた人も多いでしょう。

 
今作を鑑賞した人感想を聞いてみると、一部からは「ボヘミアン・ラプソディ」に似ている」という声があがっています。

 
「ボヘミアン・ラプソディ」とは、伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリスト・フレディ・マーキュリーを主人公とする映画で、日本では2018年11月公開されています。

 
今回はこの2作品がどのような点で似ているのか。共通点や内容について比較していきます。

「ロケットマン」と「ボヘミアン・ラプソディ」は似ている?

映画「ロケットマン」を鑑賞した人の一部からは、

 
「ボヘミアン・ラプソディの内容と似ている」

 
という感想があがっています。

 
アメリカとイギリスでは5月の段階で公開されており、英語版で鑑賞した現地の日本人からの声が中心になります。

 
映画の大手レビューサイト「Filmarks 映画」では下記のようコメントをみることができました。

『ボヘミアン・ラプソディ』やんけ!って思ったら監督も同じでした。

 

正直に言ってしまうと、『ボヘミアン・ラプソディ』と似通っているところは複数あります。

半生に類似点がある・・・と言ってしまうのは間違いですが、フレディーもエルトンも同時期の話ですし、ストーリーにしても似ているなぁ・・・と思わず思ってしまいました。

 

だらーっと観るには良いかもしれない。

途中ボヘミアン観てるかと錯覚した。

 

こんな見方をしてはいけないと思いつつも

ボヘミアン・ラプソディとどうしても比較してしまった

エルトンの素晴らしい曲の数々が詰め込まれ過ぎているのか

この曲にグッとくるという場面が巡ってこなかった

 

ボヘミアンラプソディーと比べてしまうとストーリーの構成、役者、音楽の構成全てに於いてパンチが今ひとつ足りなかった

 

ボヘミアン・ラプソディみたいだ〜って思ってたら同じ監督だった

曲がよかった

ゲイとドラッグとアルコール中毒ってもうフレディ・マーキュリーやん

 
このように「ロケットマン」と「ボヘミアン・ラプソディ」の類似性について指摘している人が多いです。

 
では、一体、具体的にはどんな部分が似ているのでしょうか。次の項目で記載していきます。

「ロケットマン」と「ボヘミアン・ラプソディ」の共通点を比較

「ロケットマン」と「ボヘミアン・ラプソディ」の似ている部分、つまり、共通点について記載していきます。

 
最初に注意しておくと、この2作品は全く別物であり、続編やオマージュなど作品としての関連性は一切ありません。

 
共に独立した作品です。

 
各作品での主人公は、

 
・「ロケットマン」:エルトン・ジョン
・「ボヘミアン・ラプソディ」:フレディ・マーキュリー

 
となり、それぞれの人生を描いています。

 
フレディ・マーキュリーは1991年11月に亡くなっており、全てのエピソードを物語として成立させるため、一部の話をの時系列を前後させているようです。

 
前置きが長くなりましたが、このように異なる2作品ですが、共通点が非常に多いです。

 
具体的には、下記になります。

 
・デクスター・フレッチャーが監督
・共通の登場人物の存在
・世界的に有名なミュージシャン
・イギリス出身
・生まれ年が近く学年は同じ
・映画タイトルが楽曲の名称
・同性愛の一面が描かれる

 
それでは、各項目について記載していきます。

デクスター・フレッチャーが監督を担う

2作品は共に、デクスター・フレッチャーが監督を担っています。

 
映画鑑賞者でもこのクレジットに気づいた人は多いでしょう。

 
監督が同じであれば作品のテイストが似ていてもおかしくありません。

 
デクスター・フレッチャーはイギリス出身の俳優・映画監督です。

 
俳優としては子役から出演を続けており、1976年公開の「ダウンタウン物語」を皮切りに、数々の映画に出演をされています。

 
直近では2018年のスリラー映画「アニー・イン・ザ・ターミナル」に出演をしています。

 
監督としては2011年公開の「ワイルド・ビル」でデビューし、以降は約2年おきに監督をされています。

 
ただ、デクスター・フレッチャーは「ロケットマン」は最初から手がけていますが、「ボヘミアン・ラプソディ」は途中から監督として起用されています。

 
そのため、「ボヘミアン・ラプソディ」はクレジット上では最初の監督を担ったブライアン・シンガーが「監督」となり、途中からのデクスター・フレッチャーは「製作総指揮」となっています。

共通の登場人物の存在

2作共にクイーン、エルトン・ジョンの双方のマネージャーを務めたジョン・リード↓)が登場します。

 
ただ、演じている俳優は異なっており、

 
・ロケットマン:リチャード・マッデン
・ボヘミアン・ラプソディ:エイダン・ギレン

 
となっています。

 
ただ、各アーティストに対する存在は大きく異なり、『ボヘミアン』ではクイーンの才能を見出した後に確執が生まれしまいます。

 
一方、エルトン・ジョンにとってはジョン・リードは28年間もマネージャーを担ったパートナーだけでなく、エルトンと恋愛関係に初体験の相手でもあります。

 
そう感がると、ロケットマンの方が登場シーンが増えそうですね。

世界的に有名なミュージシャン

主人公のプロフィールでは、2作品ともにエルトン・ジョン、フレディ・マーキュリーと世界的に有名なミュージシャンであることです。

 
フレディ・マーキュリーはクイーンというロックバンドのボーカル、エルトン・ジョンはピアノを中心としたソロアーティストという面で違いはありますが、共に世界的にヒットした存在という面で似ています。

●クイーン(フレディ・マーキュリーがボーカル)
・CDセールス:1億7千万枚〜2億枚

・ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」第3位

・2001年にマイケル・ジャクソン、エアロスミスらと共にロックの殿堂入りを果たす

・「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」第52位

●エルトン・ジョン
・CDセールス:2億5千万枚〜3億枚(歴代5位と推定)

・『グラミー賞』5回受賞(34回ノミネート)

・「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」第49位

 
また、デビュー後の流れでも、1970年前半に人気に火がつき、1980年代前半までに大きなピークを迎えている点も同じですね。

イギリス出身

エルトン・ジョンもフレディ・マーキュリーも、共にイギリス出身です。

 
ただ、エルトン・ジョンはイングランド・ミドルセックス州出身に対し、フレディ・マーキュリーは当時イギリスの保護国であるタンザニアにあるザンジバル島のストーン・タウンで生まれています。

 
フレディ・マーキュリーは幼少期の大半をインドで過ごしており、17歳の時にザンジバルに戻り、バンドに所属しながらも一度はヒースロー国際空港へ就職しています。

 
エルトン・ジョンは11歳の頃に王立音楽院に合格をするなど、エリートに近い経歴を歩んでいます。

生まれ年が近く学年は同じ

実は2人は生まれ年が近く、「学年」というくくりでは同じになります。

 
生年月日を比較してみると、

 
・エルトン・ジョン・・・1947年3月25日
・フレディ・マーキュリー:1946年9月5日

 
エルトン・ジョンが日本でいうと早生まれに該当するため、生まれ年こそ異なります。

 
しかし、学校が毎年9月からスタートする海外の学校では、2人は同じ学年という扱いになります。

 
当然、それぞれの歩んだ道は異なりますが、時代背景が似ているため、映画では人々のファッション・髪型やアメリカの雰囲気などは同じになっているでしょう。

 
2人のデビューから爆発的にヒットしていく年代も1970〜1980年代であり、非常に映画内容が似ていると感じる人は多いと思います。

映画タイトルが楽曲の名称

こちらは映画の内容に直接的には関係しませんが、2作品とも、楽曲の名前になっています。

 
・ロケットマン
1972年発表のエルトン・ジョンのシングル。アルバム『ホンキー・シャトー』からのシングルカット。

 
・ボヘミアン・ラプソディ
クイーンが1975年10月31日に発表した楽曲。4枚目のアルバム『オペラ座の夜』に収録。作詞・作曲はフレディ・マーキュリー。

同性愛の一面が描かれる

主人公の人物像という面では、エルトン・ジョン、フレディ・マーキュリー共に同性愛者(両性愛者)であるという点もあげられます。

 
共に女性・男性でも恋愛関係にありました。

 
ただ、フレディ・マーキュリーがそれを公に明かす事はない一方、エルトン・ジョンは2014年にイギリスで同性婚の合法化されたことで同年12月21日にデヴィッド・ファーニッシュと正式に結婚しています。

まとめ

今回は、

 
●「ロケットマン」と「ボヘミアンラプソディ」は似ている?
 
●「ロケットマン」と「ボヘミアンラプソディ」の共通点や内容を比較

 
これらについてまとめました。

 
以上となります。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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