ドラマ「集団左遷」に注目が集まっています。

 
原作は江波戸哲夫が著した「銀行支店長」と「集団左遷」の2つ。

 
今回のドラマ放送にあたり、原作との違いを調査してみました。

 
 

 

「集団左遷」設定の違い

原作2つを掛け合わせ

ドラマ「集団左遷」は、「銀行支店長」と「集団左遷」の2つの原作で1つのストーリーを構成させています。

 
2つの原作で良いと思われる設定を採用して、取り組まれているようですね。

 
放送前の段階でも、それぞれのキーとなる設定が掛け合わされていることがわかりました。

 

「銀行支店長」設定
・主人公が銀行支店へ人事移動される

・所属行員はやる気がない

・相棒(副支店長)が存在する

 

「集団左遷」設定
・「廃店」を目論まれる
(※原作では不動産会社の「首切り部署」へ人事移動)

・本部から敵対視されている

・下克上に挑む

 
銀行という設定や外枠部分は「銀行支店長」から用いられています。

 
一方で、本部からの敵対視されいたり、「廃店か下克上か」という設定は「集団左遷」にあたると思われます。

 
2つの原作に共通していえることは、「主人公が人事異動先でダメ社員に囲まれる」ということです。

 
「銀行支店長」では”難民キャンプ”と呼ばれる飯田橋支店に向かい、「集団左遷」では”首切り部屋”と揶揄される「首都圏販売部」に所属します。

 
しかし、主人公は仕事ができる人材であるため、少しずつ周囲を変化させていき、良い組織へ変化させていくのです。

 
また、ドラマにある「頑張らなくて良いんです」というセリフは2つの原作にはなく、むしろ原作では「業績を上げろ」と叱咤されています。

 

主人公のキャラクター

ドラマのオリジナルというべき部分は、主人公・片山洋のキャラクターでしょう。

 
原作では明るい上司ではなく、仕事をテキパキとこなすモーレツ系の社員です。

 
ともに1990年代前半に発売された漫画であり、当時ではスタンダードだったのでしょう。

 
しかし、昨今は働き方改革などの影響で非常に労働時間に対してシビアであるため、放送を考慮して明るく楽しい面も付け加えたのだと思います。

 
片岡が妻・かおりと心を休ませるシーンや、幼馴染と岩盤浴に行き悩みを打ち明けるシーンなどはオリジナルです。

 
(原作「銀行支店長」では真逆であり、片岡は妻・かおりと娘のことでかなり喧嘩していきます)

 
話に緩急をつけるためにドラマならではの楽しみもありそうですね。

 

所属する組織

ドラマでは三友銀行蒲田支店が舞台ですが、原作「銀行支店長」では同銀行の飯田橋支店です。

 
なぜ支店の場所が変わったのかは定かではないですが、ビジネス街の飯田橋で銀行が廃店する設定はリアリティにかけると判断されたのでしょう。

 
蒲田店が廃店するのも現実的ではないですが、ロケなどの関係もあったのかもしれません。

 
実際に蒲田にある城南信用金庫でロケが行われていました。

 

 

 

 

「集団左遷」登場人物の違い

ドラマ「集団左遷」では、役名は原作に出てきますが、所属や設定が違ったりしています。

 
ここでは登場人物について違いを記載します。

 

片岡洋(福山雅治)

 
ドラマで主人公の片岡洋(かたおか ひろし)ですが、原作の主人公2人の名前掛け合わせています。

 
・「銀行支店長」:片岡史郎(かたおか しろう):44歳
・「集団左遷」:篠田洋(しのだ ひろし):38歳

 
上記を見れば明らかですね。

 
ドラマでは50歳となっており、実際の福山さんと同じです。

 
また、現実的に50歳で支店長は高属性に入りますが、同年齢で本部部長になる人材もいるため、ドラマ紹介でもある通り設定は「普通のサラリーマン」ということになります。

 

滝川晃司(神木隆之介)

 
神木さん演じる滝川晃司も原作とは少し設定が違います。

 
滝川晃司が原作では「集団左遷」の人物です。

 
原作「集団左遷」は銀行ではなく、不動産会社を描いた物語であり、滝川は不動産の営業マンなのです。

 
ドラマでは役名はそのままに銀行の法人営業1課に所属をしています。

 
原作では神木さんのイメージとは大き異なり、「女を口説くしか能がないんじゃないか」と言われるほど、キャラ男の設定です。

 
しかし、話が進むにつれ、篠田ともに懸命に働くようになっていき、信頼できる仲間の一人になっていきます。

 

木田美恵子(中村アン)

 
中村さん演じる木田恵美子は、所属部署と年齢層が異なります。

 
木田は原作「銀行支店長」に登場していますが、「テラー主任の女子行員」として紹介されています。

 
ドラマでは法人営業1課主任であり、仕事の内容が異なりますね。

 
原作では30代後半から40歳あたりの女性としで描かれていますが、中村さんは31歳のため少し若めの設定です。

 
ちなみに、ドラマでの「テラー主任の女子行員」は藤枝薫(役:橋本真実)となっており、藤枝はドラマオリジナルの人物でしょう。

 

平正樹(井之脇海)

井之脇海さん演じる平正樹も少しだけ設定が違います。

 
平正樹は原作「銀行支店長」では得意先第一課長です。

 
物語の大事件となる不動産融資を担当することにあり、最後まで片岡とともに奮起します。

 
ドラマでは法人営業2課の平社員で役職はありません。

 

花沢浩平(高橋和也)

 
高橋和也さん演じる花沢も原作では「集団左遷」に出てくる不動産営業マンです。

 
神木さん演じる滝川と同じで役名はそのままで、ドラマでは銀行マンになり、法人営業1課課長と役職者です。

 
原作では「窓際族」の扱いでノラリクラリとしながら、主人公らを裏切り本部への密告者となります。

 
あまり目立った役ではないですが、ストーリーのキーパーソンですね。

 

藤田秀樹(市村正親)

 
主要キャストの中でも市村正親が演じる藤田秀樹はオリジナル人物です。

 
役は三友銀行の頭取ですが、原作2つの中に頭取は出てきません。

 
企業のトップという意味では、原作「集団左遷」に三有不動産の菊川社長が出てきますが、ほぼ名前だけであり、主人公との接点はありません。

 

横山輝生(三上博史)

 
三上博史さん演じる横山輝生は、原作では「集団左遷」に登場する三有不動産の副社長であり、銀行には所属していません。

 
ドラマでは常務取締役人事担当という役職です。

 
共通点は人事権を利用してし主人公を異動させる点にあり、組織の裏のボスのような存在です。

 

まとめ

 
ドラマ「集団左遷」の原作との違いについて調べてみました。

 
設定や人物もドラマのオリジナル様子が強いですね。

 
豪華なキャストですので、最終回に向けて大きく期待できる作品になると思います。

 
 

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 
 

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