ドラマ「スパイラル~町工場の奇跡~」に注目が集まっています。

 
このドラマは原作者・真山仁さんのハゲタカシリーズの一つで、原作は「ハゲタカ4.5 スパイラル」 。

 
かつてテレビ・映画化もされた「ハゲタカ」との時系列や原作を読む順番など気になることが多いですね。

 
今回は「ハゲタカ」と「スパイラル」の関係について深堀りしてみました。
 
 

 

スパイラルとハゲタカ 時系列と読む順番

ハゲタカシリーズ 発売日順

まずは、発売中のハゲタカシリーを発売日順に一覧かしてみました。

 
発売日は基本、単行本ベースで記載しています。

 

発売日単行本タイトル文庫本タイトル
2004年12月16日ハゲタカハゲタカ
2006年4月20日バイアウトハゲタカII
2009年4月23日レッドゾーンレッドゾーン
2013年10月29日グリードハゲタカⅣ グリード
2015年7月6日ハゲタカ外伝 スパイラルハゲタカ4.5 スパイラル
2017年11月15日(発売なし)ハゲタカ2.5 ハーディ
2018年8月3日シンドローム(発売なし)

 
2019年時点で、7つの物語がありますね。

 
単行本の時点では「ハゲタカ」という題目は1作目しかなく、文庫化に伴い変化させています。

 
レッドゾーンは「III」という記載はありませんが、内容に加えて原作者・真山さんの公式ホームぺージでも「ハゲタカシリーズ第3弾」と記載がありましたね。

 
「ハゲタカ2.5 ハーディ」は文庫オリジナルで単行本発売はありません。

 
また、最新作で第5段に当たる「シンドローム」は発売日から考えても文庫化は当分先の話でしょう。

 

ハゲタカシリーズ 時系列と読む順番

文庫版のタイトルを見ていけばわかりますが、綺麗に数字が振られており、その通りに読むと時系列に沿った形になります。

 
唯一、発売日がずれているのが「ハゲタカ2.5 ハーディ」。

 
この作品だけがかなり後発で発売されていますが、「2.5」の数字の通りの序列です。

 
原作者の真山さんもインタビューで下記のように話しています。

 

『2.5』ってついてるのは、『ハゲタカⅡ』と『レッドゾーン』の間に3ヶ月か半年くらいのタイムラグが開いてるんですよ。

そこを埋めてしまってます。

なので、鷲津が次どこを買おうとしてるのか、とかその前の買収どうやるかの続きの中で物語が出てくると。

 
「ハゲタカ2.5 ハーディ」はシリーズの中で珍しく、女性が主人公(日光ミカドホテル社長・松平貴子)であり、新鮮な雰囲気がありますね。

 
余談ですが、日光ミカドホテル社長・松平貴子はハゲタカシリーズの初回から登場しており、2018年ドラマでは沢尻エリカさんが演じています。

 

 
「ハゲタカ2.5 ハーディ」の位置を組み替えると、読む順番も整理されますね。

 
本編の人気な脇役を主人公とするスピンオフ作品は全部で2つです。

 

単行本発売日単行本タイトル文庫本タイトル
2004年12月16日ハゲタカハゲタカ
2006年4月20日バイアウトハゲタカII
2017年11月15日(発売なし)ハゲタカ2.5 ハーディ
2009年4月23日レッドゾーンレッドゾーン
2013年10月29日グリードハゲタカⅣ グリード
2015年7月6日ハゲタカ外伝 スパイラルハゲタカ4.5 スパイラル
2018年8月3日シンドローム(発売なし)

 

スパイラルとハゲタカ 関連とつながり

 
今回のドラマ「スパイラル~町工場の奇跡~」は、原作は「ハゲタカ4.5 スパイラル」(単行本「ハゲタカ外伝 スパイラル」)です。

 
本編のハゲタカとの関連性、つながりですが、大きく分けて5つあります。

 

芝野健夫

 
ハゲタカシリーズ本編では、主人公は鷲津政彦(2018年ドラマでは綾野剛さんが役)ですが、今作ではそのライバル・芝野健夫がメインです。

 
クールな一面が目立つ鷲津とは対照的に、芝野は情熱的で真摯な仕事ぶりが好評で隠れファンも多いとききます。

 
スパライルでは、芝野が「マジテック」という亡き恩人の会社を救うため、大手企業のCRO(最高リスク管理責任者)を辞職して駈けつけます。

 
シリーズを通して感じる芝野の人柄も本作では健在で、様々な困難に対しても冷静に対処し、周囲を巻き込んで解決へと進んでいくのです。

 
また、原作ではわずかなシーンですが、芝野が「ハゲタカ」本編で企業再生を担った「えびす屋」へ出向き、新規の仕事を受注するなど、過去作を読んでいるファンからすれば嬉しいシーンも出てきます。

 

三葉銀行・船場支店

 
三葉銀行船場支店とは、芝野が大学卒業後に入行、配属された職場です。

 
作中に出てくるマジテックは、芝野が船場支店時代に融資を実行した会社で、創業者の藤村とは当時から親密な関係を築いていました。

 
原作での描写はわずかですが、藤村には芝野へも意見を求めるなど製品の改良へ全力を注ぎ、完成後は芝野も泣いたほど嬉しかったとのこと。

 
「藤村と出会わなければ事業再生家になっていなかったかもしれない」と回顧するシーンがあるほど、支店時代の藤村との縁に感謝をしています。

 
一方で、船場支店時代の元部下、村尾との再開も本作ではあります。

 
村尾は船場支店時代に銀行の2億円を着服したことで、自主退職を芝野から突きつけられ、逆恨みをしています。

 
村尾はマジテックの債権を持つ浪花信組に転職をしており、今作では卑劣な手法で芝野を罠に仕掛けていきます。

 

マジテック

マジテック自体はシリーズのIII、IVの時点で企業名は出てきていますが、詳細の描写はほぼなく、本作品でフォーカスが当てられています。

 
マジテックは売上3億円、社員8人の中小企業であり、武器の少ない町工場がハゲタカファンドと戦う様子が描かれています。

 
ハゲタカでは企業買収を「行う側」の大企業が描かれていますが、今作では「される側」の小さい企業の物語になりますね。

 
これまでとは目線が180度違いますが、原作では、同じ企業再生でも中小企業ならではの苦悩や現実を細かく描いており、ドラマでの見ごたえも十分でしょう。

 

ホライズン・キャピタル

 
原作では、マジテックに買収を仕掛ける企業でホライズン・キャピタルが登場します。

 
本編の主人公・鷲津政彦がアメリカで設立した会社で、体質は外資系金融そのものです。

 
(鷲津は、ハゲタカシリーズ初回では所属はホライズン・キャピタル)

 
物語では鷲津はすでに別会社を設立しており、ホライズンは新しく登場する4代目社長となっていますが、馴染みの企業名が出てきます。

 
買収を仕掛ける方法は外資系特有の強引な手法であり、物語の最後までマジテックを翻弄していきます。

 

鷲津政彦

 
最後に本編の主人公・鷲津について記載します。

 
原作のスパイラルでは鷲津が登場します。

 
最初と最後の少しだけの登場ですが、物語では芝野とは別の形でマジテックの創業社長・藤村登喜男と関わりを持っています。

 
登場回数は数えられるほどですが、最後は鷲津らしい方法でマジテックに手を差し伸べるのです。

 
しかし、スパイラルのドラマで鷲津が登場するかは定かではありません。

 
これまで主役であったため、起用された俳優も2018年綾野剛さん、2007年大森南朋さんと名だたる俳優陣であり、別キャストではイメージもそぐわないです。

 
ドラマでは登場を割愛してストーリーを組み替えるか、誰か別の人を起用するのか・・・ドラマをみないとわからないですね。

 

まとめ

今回は「ハゲタカ」と「スパイラル」の関連について調べてみました。

 
原作の読む順番は文庫本のタイトル通りで良さそうですね。

 
登場人物では芝野健夫がメインになるため、その他の登場人物は大幅に変わっていくでしょう。

 
舞台になるマジテックはハゲタカシリーズ本編にも出てきており、その会社がどうやって再生していくかは大きな見どころです。

 
 

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 
 

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