2019年7月19日に公開された映画「天気の子」。

作中では「君の名は」のメンバーが多数登場しており、2作品の繋がっていることが明らかになりました。

ただ、気になる点としては

2つの作品の時系列は?「天気の子」では瀧と三葉は出会っているの?

ということ。

「天気の子」と「君の名は」、2つの作品の時系列や繋がりが気になるため、深掘りをしていきます。
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「天気の子」瀧と三葉が登場する

映画「天気の子」では、「君の名は。」に登場した瀧と三葉が登場します。

瀧はおばあちゃんの冨美の家におり、帆高と陽菜と一緒に「晴れの依頼」をしていました。

そこでスイカを切ってあげており、雰囲気も少し丸くなって優しい感じがしましたね。

三葉に関しては、帆高が陽菜にプレゼントをする指輪を販売していた店員さんでした。

ネームプレートに「MIYAMIZU」とアルファベットで「宮水」と記載されています。

瀧と三葉の2人は「天気の子」でも登場していますが、「君の名は。」との時系列が気になりますね。

これについては結論からいうと、"パラレルワールド"です。

なぜパラレルワールドといえるのか、「天気の子」と「君の名は」の時系列(つながり)について説明していきます。

「天気の子」と「君の名は」の時系列は?

2つの作品の時系列を考えるにあたり、シンプルですが重要な点は、

・「君の名は。」の時系列
・「天気の子」の時系列

これらをそれぞれ把握するしかありません。

以下、順を追って説明していきます。

「君の名は。」の時系列は?

まず、「君の名は。」についての時系列は下記になります。

・2013年:彗星被害(物語で三葉メインで描かれた時代)
・2016年:瀧が糸守を訪問(物語で瀧メインで描かれた時代)
・2021年:瀧が就職活動をしている
・2022年:瀧と三葉がすれ違い「君の名は?」といいあう

こちらに関してはこの流れで間違いありません。

2021年と2022年については諸説ありますが、下記の画像で時系列が確定しています。

こちらの画像は「君の名は。」で瀧が就活中に手帳を見ているシーンの1コマです。

映画「君の名は。」

上位の日付が「2021年12月」となっています。

その後、春服を着ている2人が階段で「君の名は。」と語っている(↓)ため、2022年春の出来事で間違いないでしょう。

桜が吹いているシーンもありましたね、

映画「君の名は。」

繰り返しになりますが、

・2021年12月:瀧が就職活動をしている
・2022年春(3〜4月):瀧と三葉がすれ違い「君の名は?」といいあう

となります。

この2つの流れはポイントになります。

「天気の子」の時系列は?

[the_ad id="5494"] では、次に「天気の子」の時代設定についてみていきましょう。

「天気の子」は映画の中で明確に西暦○○年というきちんとした設定が表立ってされていません。

しかし、下記の画像ですぐにわかります。

映画「天気の子」

上記の画像は、雨が続く東京に対してのTwitter投稿であり、西暦が「2021年8月11日」となります。

他にも、西暦が2021年という根拠になる場面が2つあります。

1つ目は下記の雑誌の内容です。

これは2019年現在で「ムー」の七月号のはNo.464であり、物語でNo.488ということは創刊を月で追っていくと、2021年ということになります。

2つ目は陽菜が人柱に上がっていく瞬間に四葉が女子高生として映し出されていました(↓)

●四葉の登場シーンがこちら
【天気の子】四葉の登場はどこ?てっしー・さやか「君の名は」キャラのシーンまとめ

「君の名は。」の2013年で小学校4年生だった四葉が高校生になるのは2019年(高校1年生)〜2021年(高校3年生)になります。そう考えると、2021年という時代で間違いなさそうです。

そして、「天気の子」では帆高が高校卒業した2年半〜3年後に再び陽菜に再開をしています。(映画では3年というセリフあり)

帆高は2021年4月で高校生活をはじめ、2024年3月に卒業、その後に再び東京へ向かったということです。

以上の時系列を整理すると、

・2021年(4月〜8月):帆高が家出してお天気ビジネスをスタート→陽菜を天空から連れ戻す
・2024年(4月以降):帆高が再び東京へ向かい陽菜と再開

ということになります。この2つの時系列もポイントです。

パラレルワールドの理由

以上の時系列をみると、2つの作品の時代は近いものの、実は若干おかしいこと気づくでしょう。

「天気の子」で、陽菜が天空から連れ戻された後は雨が振り続けている、ということが描かれていました。

その結果、2024年では東京の面積三分の一も減ってしまっています。

2つの作品の「2021年」以降をみていくと、

●君の名は
・2021年12月:瀧が就職活動をしている
・2022年春(3〜4月):瀧と三葉がすれ違い「君の名は?」といいあう

●天気の子
・2021年(4月〜8月):帆高が家出してお天気ビジネスをスタート→陽菜を天空から連れ戻す→雨の世界スタート
・2024年(4月以降):帆高が再び東京へ向かい陽菜と再開(雨がまだ振り続けている)

となります。

並べ替えていくと、

・天気:2021年(4月〜8月):帆高が家出してお天気ビジネスをスタート→陽菜を天空から連れ戻す→雨の世界スタート

・君の:2021年12月:瀧が就職活動をしている(←雨は降っていない!)

・君の:2022年春(4〜5月):瀧と三葉がすれ違い「君の名は?」といいあう(←雨は降っていない!晴れて桜がまっている)

・天気:2024年(4月以降):帆高が再び東京へ向かい陽菜と再開(雨がまだ振り続けている)

です。

「天気の子」で雨の世界になってはいるはずの2021年夏以降ですが、「君の名。」では普通に晴れてしまっているのです。

なんなら、「君の名。」2022年春(4〜5月)のシーンでは、桜もありました・・・・。

つまり物語の設定にちょっと不思議な点があり、瀧と三葉は「天気の子」に登場する時系列そのものは問題ないものの、雨の気候が一致していないという点ではパラレルワールドな世界になっているのです。

「天気の子」瀧と三葉は結婚している?

続いて、「天気の子」での瀧と三葉は結婚しているかについて記載していきます。

小説版で明らかになっていることがあり、それは「物語の2年半後」に瀧は結婚をしている可能性が高いということです。

小説では最後に帆高が冨美(瀧のおばあちゃん)に謝罪へ行くシーンで、

(冨美)の部屋にはいくつかの写真が飾られている。

『亡くなった旦那さんらしきおじいちゃん』

『賑やかな家族の集合写真』

『お孫さんの結婚写真』

という記載があります。

孫=瀧、つまり、瀧が結婚をした写真ということがわかります。

瀧には兄弟がいないため、よほどのことがない限りは三葉と結婚をしているのでしょう。

(相手が三葉じゃない可能性もありますが、あの場で出会って付き合わなければ、「君の名は。」の結末の感動はなんだったの?いうことになります。)

では、いつ結婚をしたのか?という疑問に至りますが、「天気の子」をベースに考えていくと下記になります。

パラレルワールドであることを考慮しつつ、先ほどの時系列に当てはめていくと、

・天気:2021年(4月〜8月):帆高が家出してお天気ビジネスをスタート→陽菜を天空から連れ戻す→雨の世界スタート

・君の:2021年12月:瀧が就職活動をしている(←雨は降っていない!)

・君の:2022年春(4〜5月):瀧と三葉がすれ違い「君の名は?」といいあう(←雨は降っていない!晴れて桜がまっている)

※ここで結婚している!

・天気:2024年(4月以降):帆高が再び東京へ向かい陽菜と再開(雨がまだ振り続けている)/瀧のおばあちゃん家に「お孫さんの結婚写真あり」

ということになります。

「天気の子」の段階ではまだ2人は出会っていないことがわかります。

正確な年代などは小説などにも記載がなく不明ですが、「君の名は?」といいあってから、2024年4月までには結婚をしているということになりますね。

「天気の子」と「君の名は」の時系列考察での間違いの見解

私は映画公開直後は、「君の名は。」のあとに「天気の子」の物語がスタートしたと誤って考えていました。

ネットを中心にこのような考えが多いです。

具体的には下記になります。

・2021年春(4月〜5月くらい?):瀧と三葉が「君の名は?」と言い合う(←ここが間違い)
・2021年夏(8月前後):天気の子の時代設定

※この間に瀧と三葉が結婚

・2024年春:「天気の子」で冨美の自宅に孫の写真あり(小説版のみ記載)

しかし、「君の名は。」の最後、瀧と三葉が「君の名は?」と言い合うシーンは2022年であり、2021年ではありません。

この出だしを誤っていると、「君の名は。」のラスト後に「天気の子」と考えてしまいますが、実際は違いますね。

「君の名は。」のラストは2022年春になるため、雨こそ降っていないですが、「天気の子」の後のシーンということになります。

まとめ

今回は、

●「天気の子」瀧と三葉が登場する

●「天気の子」と「君の名は」の時系列は?(瀧と三葉は出会っている?)

これらについてまとめました。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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